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久々の一人暮らしについての日記

 先週末、妻が里帰り出産のため実家に帰省した。
 土曜の朝に二人で東京を出発し、長崎の妻の実家まで送り届け、日曜の夜に一人で帰ってきた。

 妻のいない暮らしは、端的に言って寂しい。
 家族が増えるから、まだ妻も動けるうちにと二人で引っ越した3LDKの部屋は、一人で暮らすには広すぎて持て余してしまう。

 この一週間は何かとせわしくて、「ぽつーん」となる時間は少なかった。が、今日はついに、「ぽつーん」としてしまった。
 朝・昼の食事はかつて妻の友人が手土産に持ってきてくれたバウムクーヘンで済ませ、時折妻と電話し、ようやく夕方5時過ぎになって気合いを入れて外出した。かねてからのタスクだった冬物のコート・ジャケットをクリーニングに出して、スーツ屋で夏物の仕事着を調達した。一瞬、自炊しようかと考えたが、今日は休日だからと理由を付けてラーメンを食べて帰宅した。

 普段は妻と出かける予定があったり、ご飯を食べに行ったり、妊娠してからはご飯を作ったりと、休日は妻との予定が多かった。一種、他律的?な予定があると動く気になれるのだが、元々腰が重く、だらだらとしてしまう性質で(特に大学時代はたくさんの時間を無為に過ごしてきた)、こうやる気の起きない一日は久しぶりだった。自分の休日は妻を中心に回っていたのかもしれなかった。

 なんだか妻に依存した寂しい夫がバブっている日記になってしまったが、妊娠中の妻の方が、久々の家族との暮らしで思いの外に気疲れしていたり、胎動(逆子ちゃんの膀胱キック)で起こされたり、たまにつわりが襲ってきたり、その他心身の変調に悩まされていたりと、よっぽど大変なわけで、夫がただバブっていて良い道理はない。
 里帰り前までは、つわり対策グッズの準備、妻の料理・お弁当作り、在宅勤務の活用など、「一緒に妊娠を乗り越える」ということを、分かりやすい形で、及第点をもらえる程度には頑張ってこれたと思う。物理的に一緒にいなくなった今、これまでの頑張り方が通用しなくなり、新たな困難に直面しているといえる。しかしながら、里帰りに送り出したら妊婦の夫の役目は終わり、ということではないと思うので、同じく寂しい妻に寄り添えるように、最大限努力したいと思う。
 明日からは妊娠後期。ふたりの妊娠生活はいよいよクライマックスに突入する・・・!これから、つわりの頻度が増えてきたり、逆子ちゃんが膀胱キックをやめてくれなかったり、色々なトラブルが待っているかもしれない。けど、心機一転、気を引き締めて、これからも変わらず、一緒に乗り越えていきましょう。



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