ハナコ20180901

そうはいかない

つらいというのに、どうにかしようと考えようとしていなかったハナコです。

衝撃の事実です。

なぜ、ハナコは考えなかったのでしょうか。


「日向で暑くてつらい」を例にとってみましょう。

①「日向」は環境。

②「暑い」は感覚。

③「つらい」は気持ちです。

さあ、どうする、ハナコ。

考えてごらん。


ハナコは③「つらい」(気持ち)。

③「つらい」(気持ち)のは②「暑い」(感覚)から。

②「暑い」のは①「日向にいる(陽が当たっている)」から。

だったら、①「日向」から、①じゃないところに移動しないと。

すんなり解決。

さあ、ハナコ、考えて結論も出たことだし、動きましょう。


でもハナコは動けませんでした。

だって、実際にはそんな簡単な話じゃないですから。

暑くたって、つらくたって、日向に立ちつくさないといけない事情もあるのです。

それに、日向じゃないとこって、どこ?

どっちいけばいいの?どういけばいいの?

そこって、ここよりいいとこなの?


①は「職場」「人間関係」だったりします。

②は「疲労」「我慢」だったり。

②で③だから①をどうにかしようと思った時。

命が危険に晒されているような場合なら、反射するのみです。

ですが、それなりに日常生活していると、

考えることがありすぎるのです。

あちらを立てればこちらが立たず。

立てたと思ったら、次が来る。

決めろといわれても、動けといわれても、ハナコはどうしたらいいか、わかりませんでした。


ハナコだって考えてはみたんです。

だけど、考え抜いて、結論を出すことができなかった。

そういうことだったのです。


膨大な処理案件が手つかずに放置され、さらに増えていく。

これは何かに似てます。

そうです、ゴミ屋敷です。

ハナコの頭の中も、人生も、ゴミ屋敷だったのでした。

それはつらいよね、ハナコ。


そして月日は流れ、ついに②も③も決壊寸前に。

ハナコのお尻には火がついて、留まりたくても留まれません。

考えて行動するには、程遠いにしろ、

ようやくハナコは動き始めたのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?