自粛と延長とクライテリオン

おはようございます。フェニックス髙橋です。
大阪府が自粛解除の独自基準を発表したというニュースを見ました。
自分はそもそも自粛が必要かについて疑問がある方の人間です。
前の記事で基準がでてないのが自粛できない人を生んでいると書きました。

そんな人間ですが、今回の大阪の話には何とも言えない「胡散臭さ」を感じるんです。
何に胡散臭さを感じるかというと「基準」に対する「議論」が無いことでしょうか。

大阪府の何とかさんが東京都の何とかさんと同じように見えます。東京の何とかさんは、吉祥寺のアーケード街を見て「まさに三密」といったとか。アーケードってどう考えても屋外で、屋根もえらい高いのに「密閉」してるとか大丈夫ですか?と思わずにはいられないわけで、雰囲気で生きてるオバチャンだなぁと思った訳ですが、大阪の何とかさんも同じにしか見えないんですよね。
会見の要旨みたいなものが上がってましたが、これ読んだら総理と変わらない意味不明な文章だと思うんです。
「(解除に向けた)出口戦略をしっかり持って感染症を抑え込みながら、一方で社会経済活動も両立させていくことが重要だ。第2波、第3波を想定しながらウイルスと共存する道を探っていきたい」
結局何も言ってないように見えるんです。どうやら具体的な数値がでてるらしいですが、その根拠が明確でない。根拠を言っていたのなら、それは伝えて欲しいとマスコミに明言すべきでは無いのでしょうか?
政治家ですから、あまり具体的に言えないのかもしれないですが、だとしたら尚更マスコミが基準についてどうなのかを突っ込まないといけないのでは無いでしょうか。
基準を出したから偉くて、出さなかったら偉くないとか、そんな単純ではないですよね。本来の姿は出てきた基準に対して正しいのか正しくないのかを「議論」して決めないといけないでしょう。その為に「大目標としての基準」が必要なんですがそれが無い。
こういう社会を作りたい。その為にコレくらいのものが必要だから、この基準でどうですか?と言う事が無いと議論が深まらないと思います。
議論が深まらないまま何となくひとつの方向に進んでいくんだとしたら、それは全体主義への道かもしれません。

国が良い方向に「明るく元気な社会」を目標にした基準作りが、議論が深まる社会を目指してみんなで活動をしていきましょう。

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