不妊治療つづり7~不妊鍼灸~

 こんにちは。kasanaです。
 今回は、不妊鍼灸へ夫婦で初めて行った話を書こうと思います。今回お話する鍼灸院に私は今も通っているのですが、効果があるのか無いのかは正直なところわかりません。しかし施術後は確実に体がポカポカし、軽くなり、きっと妊娠しやすい体質になってきているはず!と思わせてくれるので心の安定も兼ねて私は通っています。
 前回産婦人科医のせっかち先生より、顕微鏡受精が出来る病院に行くように言われましたが、その前に不妊鍼灸で旦那の精子レベルを上げてもらい自然妊娠を目指す魂胆で不妊鍼灸専門の鍼灸院を夫婦で行ってみることにしました。
 その鍼灸院は家からもまぁまぁ近く、中に入るとお香の上品な香りが立ちこめ、癒しの空間が広がっていました。鍼灸師さんはほとんどが女性の方で、男性の鍼灸師さんは院長先生ただ一人といった感じです。私たちは初診ということで、まず院長先生のヒヤリングから始まりました。
 院長先生は優しそうなレスラーといった感じの、ガッチリした穏やかそうな方でした。待ち時間の間に書いた問診票を院長先生に手渡し、ヒヤリングがスタートしました。院長先生は問診票を基に私たちそれぞれにいくつか質問をし、そこから導き出された不妊の原因を話してくれました。
「kasanaさんは結婚されてから体重がかなり増えてますね。何かご自身で心当たりはありますか?」
「たぶん、食べ過ぎかと・・。自分で料理をするようになって量を作り過ぎてしまうんです。」
「なるほど。しかし旦那さんの体重は増えていませんね。」
ちなみに旦那はヒョロガリのもやしマンです。
「はい・・。妻と同じくらい、もしくはそれ以上食べているんですが、身につかないですね。」
と旦那。
「これらからわかることは、kasanaさんの方は健康体です。食べたら食べた分だけ身につくのは当然のことです。しかし旦那さんは栄養を吸収しづらい胃腸をされているのかもしれません。所謂、胃下垂というやつです。この胃下垂の方に多いのですが、摂取できる栄養が少ないため、必然的に生殖器に供給されるエネルギーも少なくなり、精子がつくられる量も少なくなってしまうのです。」
と院長先生は仰られたように思います。すみません、記憶力が悪くて何を言われたか、あやふやなんです。
しかし旦那の精子が少ない状況も鍼灸で改善できるらしく、男性は3か月、女性は6か月通うことにより体質が改善され自然妊娠も夢ではないとのことでした。
 次に実際に施術を受けることになりました。施術着に着替え、施術台で仰向けになって待つように言われました。まずは旦那から施術がスタートしました。カーテンで仕切られた隣のブースから院長先生と旦那の話し声が聞こえます。
「まずは旦那さんの舌を見せてください。僕は患者さんの舌を見ただけで、その人の体の弱点がわかるんです。」
べーっと旦那。
「なるほど。東洋医学では人間の体を3分割にして上から順に上・中・下で考えます。上が肺や心臓、中が胃腸や肝臓、下が生殖器官です。旦那さんは上の肺や心臓、主に肺が弱いとお見受けします。」
「確かに、昔から気管支炎になりやすいです。」
と旦那。「肺ーー!?えらいこっちゃやん!」と焦る私。
その後、旦那に鍼とお灸が施され、次は私の番になりました。
早速、舌を院長先生に見せました。
「kasanaさんは中の胃腸や肝臓、主に肝臓が弱いですね。」
「えっ肝臓!?」
そう聞いていろんな考えが頭を巡ります。「私、お酒ちょっとしか飲まないのに肝臓が悪いの!?そう言えばうちのお父さん、今年の健康診断で肝臓の数値で引っかかってたな。もしや遺伝的何か!?」と考え、恐る恐る院長先生に聞きました。
「それはどういうことですか・・・?」
「あーkasanaさん、これはですね・・・

ただの食べ過ぎ❤」

「なぬ!?」
「食べ過ぎで胃腸や肝臓が疲れちゃってるんですね。食べ過ぎは不妊の原因にもなりますので気を付けましょうね。」
その後私も鍼とお灸を施してもらい、その日の施術は終わりました。
施術後は体がポカポカし、少しの倦怠感がありました。初めての鍼を打つと倦怠感が出るらしいです。
 その後夫婦で話し合った結果、取り敢えず旦那は3か月、私は6か月通ってみることにしました。院長先生の見立てによると自然妊娠も可能らしいのですが、病院にも通って治療と並行して行うことを勧められました。

 

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