No.19 『明け明け』
お久しぶりの小澤です。
今日からまたちゃんと更新しますね
落語の話をします
僕の好きな落語の噺に『井戸の茶碗』というのがあります。
ネタバレ?なのでもし気になる方は先に『井戸の茶碗』聞いてみてください。
この井戸の茶碗たしかこんな話
雑にあらすじ、金額適当です
商売人の人が道を歩いてるとみすぼらしい服を着た、ただきれいな娘に声をかけられます。
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家いくとご隠居さんがいて『金がないからこの仏像を買ってくれ』
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何度も言われて買って、『分かった、1000円で買ってもし他で1000円より高く売れたら余剰をお渡しに参ります』
後日別の道を歩いてたら次は侍に声をかけられる
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家に行くと侍と若い息子の侍
『その仏像買ってやる!』
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1000円でうってとんとん
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侍が仏像磨くと仏像の底が外れて50万円出てきます『きっと子孫のために残した金だ!仏像は買ったが金を買った覚えはない!!』
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商売人を呼び出してご隠居にお金を返すようにいう
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ご隠居『いったん売ったもんはもう私のものではない!!』
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たらい回しにされる商売人
商売にならないからと大家に相談者すると、ご隠居20万.侍20万.仲介として商売人10万で話をうちなさい
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侍受け取るがご隠居なかなか受け取らない
『じゃあなんかものくれ、それを20万でかうことにするから!』
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ご隠居から茶碗を20万でかって一件落着
この話がお殿様の耳に入り、『いい話だから商売人その茶碗もって話聞かせておくれ』
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その茶碗実はめちゃくちゃいいやつ
お殿様『私が買うよ、300万どーん』
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商売人の手元に300万
これまた困ったので
ご隠居さんの元へ『えーじゃあさ、侍さんって結婚してる?娘で良ければ。そしたら支度金としてもらうよ!』
侍『まじか分かった結婚するよ』
商売人『おお!いい話だね、娘さん身なりはあれだけど、磨いたらいい女になりますよ!』
侍『磨くのはよそう小判がでるといかん』
ていう話たぶん
この話の好きなところは登場人物が素敵なところです
最初商売人が仏像を買うとき最初はしぶる『目利きができないから自分が損をするのもあるけど、何よりご隠居さんに損をさせたくない』
仏像がすごい価値のだったとき安く買うのは申し訳ないというんですね。
いいやつだなあ、それが高くうれたらその分渡すという行動に繋がります。盗んだらいいのに最後まで盗まない、いいやつ
金が出た侍も『金で金を買った覚えはない』といって盗まない、ご隠居『一旦売ったものだから!』
いいやつだなあみんな
昔の話なのに今にも通じるこの精神がすごいなと。
僕が初めて聞いたのは柳家喬太郎さんの『井戸の茶碗』でした。
せっかくなので聞いてみてください🙆
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