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愛・勇気・希望・リカピュア

これは草薙理解2ndブレイクまでの道のりを振り返るnote。
言っていることは殆どTwitterと同じ。

#95 愛

兎にも角にも、「いただきます」の音頭を取っていた人(=中心人物)があっという間に食卓の話題についていけなくなるのが辛い。そんな回。

今までの言動を鑑みても、草薙さんが生きていく上で一番大切にしていることって”責任”なんだろうなと思う。今回は恋愛における”責任”の感じ方でこんなことになった感じ。

草薙さんは「別にそこまで考えなくてもよくない?」というところまで全部背負って生きているように思う。

たとえば、バスが来ないと「自分がもっとしっかりしていれば」、女性とお付き合いするにも「結婚を前提に(=死ぬまで連れ添うという責任)」、みんながお風呂に入るのを見届けるまで自分は入らない、など。

良くも悪くも”責任感”がかなりズレている。
感覚という前提が周りと一致していないから話についていけないし、その場で浮く。

#96 勇気

これは草薙さんが綺麗すぎて苦しい回。
オタク個人的には虎姫をシバき倒しに行きたい回。超絶わかりやすいさるちゃんの”反発”を利用しない男を利用する虎姫~~~~~~~~~!!!!あと!草薙さん別にハウス内で権力あるわけじゃないから利用しても無駄だぞ!!!!!偉そうなだけで偉くはない!!!!!!

そこは一旦置いておいて。この回は大変苦しかったため、話題を大きく二つに分けて書いていこうと思う。

草薙物差し

草薙さんって「依央利さん、いつもありがとうございます」の気持ちを素直に口に出せる上に、それを行動に移すことができる人。だけど、奴隷はそれを求めていないからいつも空回ってしまう。「人間は道具ではない」が草薙さんの根本的な態度だから依央利さんと草薙さんも相互不理解の関係性。
今回はこれが全面的に表れていた。

草薙さんがあまりにも「人として正しい」からこそ、”奴隷”というイレギュラーに対応できないし、虎姫の胡散臭さに気が付けない。

後半の虎姫の件も、草薙さん自身が「真正面から人と向き合っている」「誰かを利用しよう・誰かの懐に入ろう」なんて考えたことがないから言動をストレートに受け取っているのだと思う。

「自分がこうだからみんなもこうじゃない?」っていう現象は誰にでも起こるもの。だけど草薙さんの場合、草薙さんが完璧綺麗人間だから「人が嘘をつくわけがない」になる。

話を広げると、「早起きは気持ちの良いものだ」とかもそれ。だから、ある意味レベルが高い草薙さんの物差しで生きていると色々危ない目に遭う。相手が不良でも「話せば通じる」と思っているから平気で真正面から乗り込むし…。逆を言えば、「なんでみんなはできないんだ?」にもなる。

カリスマ

草薙さんって、「たとえ疎まれても嫌われ者になっても秩序を守る」とは言ってるけど「迷惑だ」って言われるとちゃんと凹む。だけど、割とすぐに「よ〜し頑張ろう!正しいことは最高なんだ!」って切り替えられる。

そういう切り替えスイッチがちゃんと搭載されているメンタルがあるだけ救いだよなとも思うし、このメンタルが無ければここまでやってこれてないだろうなとも思う。草薙さん、何言われても「これからは大人しく生きよ…」ってならないので…。だからこそカリスマ。

何があっても何て言われても「正しいこと最高!」を信じて守って貫いてきたから秩序のカリスマ・草薙理解がいる。

#97 希望

理解体操第一!!まずは怠け根性を叩き直す運動〜!!!
↑貴重な息抜きポイント。この回もつらい。

門限破りってまあまあ誰しも一回くらいは経験することだけど、草薙さんの門限破りってなかなかなことで。

なぜなら、自分が普段ちゃんとルールやらを守っている上で皆を正しているから。言い換えれば、毎日毎日秩序正しく生活してきたからこそ”皆を統べるリーダー”ムーブができたということ。自分が門限破ったら皆に合わせる顔無いし、草薙理解が作り上げてきた”秩序ブランド”が崩れる。

あと、「理解くんはしっかり者!」みたいな印象や評価って日々の積み重ねでしかない。 それキープするのって相当大変なことで、普段完璧な分、1回のやらかしが目立つ。今まで積み重ねてきた「草薙理解」が崩れてしまったなと。

#98 リカピュア

これもトピックごとに分けて書いていく。

ゲーセンチャレンジ

色々最悪で大爆笑した。

草薙さん、せっかく細身高身長美人系潔癖イケメンなのに……………夜のゲーセンの前で「なぜお前はそんなイイ人間なんだ草薙理解!」って言いながら奇行キメてるの残念すぎる………

あと、なにより伊藤ふみやに対して失礼で面白い。

「こんな所で何やってんの?」って声を掛け、一緒にゲーセンチャレンジしてくれる優しいふみやさんに「どうすれば私みたいな素晴らしい人間もあなたのようなろくでなし男になれますか?」って真面目に質問する草薙本当に最悪(褒)。

自分がふみやさんに対して思っている「ろくでなし・悪い人間・ヤバい・どうしようもない」という悪口すぎる印象を本人に直接言ってるところもさすが。私個人的には、陰口として口に出すより断然良いからある意味好感度アップ発言ではあるけど。それにしても失礼すぎて笑ってしまう。普通なら言わないことを平気で言う。たぶん心臓に毛が生えている。

コミュニケーション

草薙さんの「わからない」という発言で『#72 夏祭り』で言っていたセリフを思い出した。

「普通…なんだよな。こういうことは普通のことなんだろう。わかってる。おかしいのはきっと私の方なんだ。そうだろう?」

『#72 夏祭り』02:22~

”自分と世間のズレ”は心の奥底でずっと感じて生きてきたのだろうなと思った。かたすぎる・融通がきかない・ウザいと言われたことに対して「愚か者たちの戯言だから全然気にしてない」とは言っていたけど。あれは本心と虚勢の半々なのかなと。

これに関しては長くなるし、過去にnote書いているから詳しくはそこで。過去のものだから若干解釈ズレはある。

本題はここから。
前提として、草薙さんは人との距離が近い(割と物理)。たとえば、『#9 不良ですか』で依央利さんを詰めるときの距離感、『#35 セクシー相談室』で天彦先生に泣きつく様子など。コミカライズやイラストクイズがわかりやすい。今回もゲーセンの前でふみやさんに縋りついていた。
物理的な距離感を除くと、大瀬くんを外へ連れ出したり、依央利労いお花見企画をしたり、といったところだろう。とにかくみんなに声をかけていくポジションだ。

そんな「人だいすき!」な人間であると言っても過言ではない草薙さんがコミュニケーションに難を抱えていることが大問題で…。

小3理解の回想シーンからわかるように、「正しさ」突き通していくと煙たがれる。例の男の子が、学級委員ポジションの同級生より、ちょっと意地悪な同級生の方と仲良くしておいた方が良いと思ってしまうように。草薙さんは、正しすぎて眩しい。その眩しさが鬱陶しさに変わることがある。

人が好きで自分から積極的にコミュニケーションを取りに行くような外向的な性格だからこそ、良くも悪くも「自分の”正義”で立ち向かいに行く力」があるし、そのせいで傷つかなくてもいいところで傷つくことがある。難しい。

ブレイク直前

「理解お兄さんのパーフェクト秩序でみんなハッピープログラム」に感化された住人や突然のアジアはよくわからないけど結論だけ。

今回の「もうどうでもいい!!疎まれようが!嫌われようが!一生モテなくたって!!」は、『#23 ゼリー』の時の「たとえ疎まれても嫌われものになっても秩序を守る」(=虚勢)とは違って、100%本気でそう思っていることが伝わって安心した。

(周りは迷惑かもしれないけど)
人間、いい感じに開き直って生きていた方が圧倒的に楽。

草薙さんブレイクおめでとう。
リカピュアに関しては、また改めてnoteに書き連ねる予定。

Twitter:@JustKeepOrder









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