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アイドルの完成形を見た…そして人類を代表するアイコンにJinくんを推薦したい件

2021年12月4日、ジンくんの誕生日に彼のオリジナルソング「슈퍼 참치(スーパーツナ)」が発表されました。

初見。

…ブッ
たーっはっはっはっはっはっはっはっは!!(涙目)


その後、ジンくんの誕生日VLIVEを視聴。

VLIVE内で、本人曰くショーケースではないショーケースが行われますが、彼が自分の曲を流して終盤、アウトロの「パルタッ!パルタッ!(ピチッ!ピチッ!)」に至って、彼の、何かを堪えている様子に…

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…ブッ
たーっはっはっはっはっはっはっはっは!!(涙目)


あーーーもーーーー

見どころ満載の、本当に充足した幸せなひとときでした。


「スーパーツナ」。まずは御歳30歳になられた立場も地位もあるスーパーアイドルが、ただただ楽しいトランスミュージックを作ってくれたというところが、最も、最大の、偉大な要素であると思う。ジンくんが常々語る、ファンのみんなに笑顔になってほしい、楽しんでほしい、というその彼の希望が、少なくとも我、パクチーにおいては完璧に実現された。

彼がアイドルとして得た全てのスキルを、ファンの「笑顔」と「楽しさ」に振った時、「こういう風になるのか…!」というその実現力の驚きの高さ。企画する、作曲する、アレンジする、ダンスを用意する、衣装を用意する、動画を用意する、公開する、彼がプロデュースした全ての要素において、そのトータルにオールマイティなプレゼンターとしてのレベルに、「アイドル」という総合職の到達地点を見たような気がした。

アイドル。

人々を笑顔にさせるもの。

こ、これがアイドルの完成形か…!!!


わたしはこの曲を聴いて、すごく楽しく笑ったし、すごく嬉しかった。

すごく感動した。

そしてすごく…

エロかった。

…。

というわけで、それでは、パクチー的「スーパーツナ」の見どころを細かくチェックしていこう!

キラーポイント1「衣装・小物のセンス」

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派手じゃ無いが、妙に納まりの良いスケさんカクさん両翼ダンサー。紺のハットで統一、ジャケットはお揃い、それぞれ肩に魚介類(クジラ、タコ、エイと思われる)のぬいぐるみが括り付けてある。この妙齢の男性3人が「肩にぬいぐるみ」、それがこの動画の格を高位に定めている最大の要素と言っていいだろう。無かったら随分印象が違うはずだ。

キラーポイント2「妙にドラマのある振り付け」

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冒頭の「パルタッ!パルタッ!(ピチッ!ピチッ!)」でジンくんの背後から魚が飛び出してくる。生き生きとした魚の様子が、時系列、奥行きを使って、実にミニマルながらリアルに、またこの曲の魂がこの一瞬に凝縮して、視聴者は見ることが出来る。

キラーポイント3「ジン画伯の画力」

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タイトルである「ツナ(まぐろ)」

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歌詞に合わせて「ヒラメ」が、

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「サメ」がジャケットをはだけて現れる。それぞれTシャツに描かれているのが、さすが、釣りが好きな人だけあって非常に良く描けている。

ダンサーさん2人がジミンくんばりに肩が肌けさせられるところにはハッとするのだが、

「脱ぎますか」
「脱ぎましょうかね」

そんな会話があったかもしれない。

キラーポイント4「釣り針」

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これは…なかなか他所では見られない振り付けだと思うが、魚が釣り針に引っかかっている。釣り人にとって「魚」と「引っかかった針」はセットであるが、このシーンが「釣りソング」の作者ソクジン氏が、疑いなく釣り人であることを証明している。そこはかとなく痛ましいが、魚には痛点がないという話をぼんやりと思い出して、次へ。

キラーポイント5「レッツゴー!」

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ここはテニスのサーブだろうか。あるいはバレーボールの?球を投げ、打つ動作から「ゴー!」で拳を打つ流れの、スムースさと動きの優雅さに、彼が優美なスポーツマンでもあることが滲み出ている。

キラーポイント6「ふつうに楽しそう」

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特に左側のダンサーさん、笑顔が素っぽい。普通に曲が楽しそうで、普通にダンスが楽しそうなの、こういうの、仕事っぽくないの、すごくなんだか良い。

キラーポイント7「完璧なタイミング」

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最大の曲の盛り上がり部分にて海鳥が、大量に飛び立っていく。天然の演出、これだから野外ロケは素晴らしい。仕込めない偶然、自然の完璧さ、今を生きるわたしたち、ここにしかない奇跡と必然。LOVE。

キラーポイント8「完璧なタイミングその2」

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「SUPERTUNA」のAの字のやや右方、これまた青空一点の飛行機がいい雰囲気を出している。タイミングもばっちり。

キラーポイントX「二の腕の内側」

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これぞまさにキラー、「こ、殺す気にゃ!?」の二の腕、正直、あまりのどエロさにパクチーは初回、直視出来ずに目を逸らしてしまった…

こっ…

じゅっ……

18禁じゃないの………?

とりあえず、彼のTシャツの袖を捲ってくれたスタイリストさん(がいるのかわからないが)には、最優秀スタイリスト賞を差し上げたい。

しかしなんだろなー。見てはいけないものでもないのに、見てはいけないものを見ているような背徳感。直視できるまでに3回くらい要したね。

このエロさを説明しようとすると、わたしは、日本人がかつて列島中で着物を着ていた時代があったことを思う。着物の裾が風に靡いて、女性の襦袢の色が見えた時、ふくらはぎが見えた時、その時代のエロスに男性陣はズキューンとなった、らしい。普段は見えてない部位が見えてしまった事象にプラスして、日頃陽に当たることのない柔肌の部分が日の目に晒されている、というコントラストのところに、どうも「スーパーツナ」のラストのシーンと通ずる背徳感があるのじゃないか。とかなんとか。

今回の衣装、あまりにも、言うなればあまりにもショタである。ノーダメージデニムのオーバーオール、落書き入り白Tシャツ、子供っぽいと言えば究極的に子供っぽい。そのキッディという包装紙に、最後の一瞬の流し目のアップアングルが、ぐいぐい迫る柔肌が、もう大人しか見ちゃいけないやつなそれ…なエロスが、じゃばじゃば溢れているわけです、画面のこちら側に向かって。

非常に。

ジンくん…。

それ…。あかんやつやで…。

何があかんて…ちょっと照れが入ってはにかんでるパーセンテージと、ぐいぐい行くエロスのパーセンテージの割合が、信頼関係が前提にあるリアルに親密な場面で開示される表現と、ごくごく近似値に見えるから…………!

エロ談義はこのくらいでいいですかね。

さて。

真面目な話に戻るならば、一年前、ジンくんが自身の誕生日に「Abyss」を公開し、それを共に形にしたクリエイターの先輩が、今回の彼の曲にも音楽を付けている点が、もうひたすらに胸熱でありました。ジンくんが精神的に落ち込んだことをきっかけに出会い、彼が深淵に向き合うことに共に寄り添ってくれたクリエイター仲間が、その後も個人的に親交を持ち続けていた、一緒に釣りに行った、どうやら気が合っている風であること、に、何だか気持ちが救われる。

よかったな…。

今度は楽しい曲を作ろうとしたのも嬉しいね。

さらに、チームBTSの屋台骨、ダンスのソンドゥク先生が振り付け監修。厳しい、かもしれないけど、とにかく愛情が深そうな先生。動画で一緒に踊っているダンサー2人の、人の良さそうな頼れるお兄さん感も、ジンくんが頼ったのが妙齢のこの2人であったのも、とてもいい。

こういうのは、主催者にやる気がなければ他者はどうにもしようがない。彼が発起し、周囲の頼れる、信頼するチームメイトに協力を仰いで、力を借りながら一つの作品を公開するまでの流れを彼は成功させたのだ、スタイリスト、ヘアメイク、撮影スタッフ、編集スタッフ、ダンスクルー、誰もがメインの仕事の合間に時間を作って、ジンくんのクリエイトをサポートしたのだろう。

その場で、ジンくんとスタッフさんたちとの間には、どんな会話がなされたのだろう…。

想像すると、すごく温かい気持ちになる。

だから、ジンくんが「誰にラストシーンのこの親密なエロスの表現を見せているか」と言えば、ひとえに、「一緒にこの作品に関わってくれたチームメイトたち」に対する「信頼」に対して開示された表現なんである。そう。パクチーはただエロ話をしていたのではない。そういう大人の話でした。ええ。ということにして下さい。

ところで、ジンくんが歌うと、特に、ジンくんがカラオケの十八番のラップ(Outsiderさんの 「Loner」)を歌うと、パクチーは必ず思い出すことがある。

日本のラッパーの元祖とされる、吉幾三さんである。

吉幾三さんの最大級に有名な「俺ら東京さ行ぐだ」の歌唱の素晴らしさ、歌詞の完璧さは各々で酔いしれていただくとして、一昔前にマッシュアップと呼ばれる複数の曲を使ったリミックス技法にてこの曲は一部で盛り上がり、このことによって吉幾三さんが真性のラッパーであったことが、一聴して分かるようになってしまったのであった。

ジンくんのラップは、こっち…と、パクチーは思ってしまうんである。こっち方面、めちゃめちゃ可能性ある……。言わずもがな、吉幾三さんは演歌の大家であられるが、韓国にも演歌に相当する「トロット」というジャンルがあり、諸説ありながら両者は互いに影響を受けていると言われている。

ジンくんのカラオケには微妙にこぶしが入って、少なからずトロット風味がある。そして「スーパーツナ」、そう、お気付きの通りこの曲は、がなり、ビブラートのかけ方、合いの手の「ハッ!」など、「若干のトロット感」掛ける「トランス」で出来ている。これが格好良く決まるのは、歌唱力があるからに他ならない。吉幾三さんのマッシュアップも、これが楽しい新しい音楽に昇華しているのは、吉幾三さまによる原曲の黄金級の完成度無くしてあり得ない。ジンくん、次は是非、ラップを!求ム!

結論から言うと、わたくしパクチーは、ジンくんを「人類代表」のアイコンにしたらいいんじゃないか、と思ったのであった、「スーパーツナ」を聴きながら。ほら、日本人にもシンボルがあるみたいに、これからもしも「惑星間」などというスケールで世界や外交が広まったら、「地球人と言えば」、それを代表するのは「ジン」だ、と。

人々を喜ばせる総合的な実現力を持った、愛くるしい青年男性、オーバーオールを着てさえだだ漏れのエロス、陽に晒されていない二の腕の柔肌のような慈愛、周囲の人たちとの信頼関係の強さ、どれをとっても全て、全人類の総合点を満遍なく閾値とってるんじゃないか。

「この星にはどんな人が住んでいますか?」の代表でアイコンは「ジン」くんであればいいんじゃないかと。

はい。

です。

ジンくん、30代おめでとう!一緒に歳とって行こうぜ!


〜2022.3.16追記〜
「若干のトロット感」掛ける「トランス」って書いちゃったけど、製作者さんからは、「トロット」掛ける「EDM」とのことです。ごめん、言いたいことは同じなんだけど、若干パクチーが古い人間なんだわ…。


〜2022.11.22追記〜
ダンス、作曲、レコーディングのビハインドが公開されましたよ!


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