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ZEPP Premium vol.3

早いですね。
コロナが発生して、台湾国内の症例ゼロが続く中、2020年7月31日にZepp New Taipeiが正式開幕した時、初めて会場にお伺いしたのですが、本多さんが、開幕パフォーマンス舞台上で銅鑼(ドラ)を鳴らしたのが昨日のことのようです。

あれから、もうすぐ3年経ちました。

本多さんとは、彼が前職 MSI HKで働いていたときに、友人の国吉 強 (照明)さんからご紹介してもらったご縁。
上海 MAO Livehouseや、Zepp BigBox SGPと、各国のライブ現場で、アジア市場開拓の実績を持ち、今は台北とマレーシアZEPP、両方の運営管理を行っています。


本多さんが所属するZeppホールネットワークは、全国6都市8ヵ所(札幌・東京2ヵ所・横浜・名古屋・大阪2ヵ所・福岡)に展開するコンサートホール 。アジア広域で統一的な規格のライブホールを展開をするために、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 51%、株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)49%の持ち株で構成され、海外は、台湾、マレーシアに事業を展開しています。

今年4月には、ホテル×エンタメ施設からなる国内最大級の超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」内に、Zepp Shinjuku (TOKYO)が開業し、話題を呼んでいます。


台湾のZepp New Taipeiは、台北駅から桃園空港MRTで3駅の、新荘副都心駅から徒歩5分の商業施設『宏匯廣場』の4フロアを活用し、国際標準機材を活用したスタンディング2245名収容の立派なライブハウスです。

2020年の開幕後、コロナの影響で順調に進まない中、オンラインイベントや地元企業、団体への貸し出しなどで、苦難を乗り越えていましたが、
最近はコロナ開けを待った国内外のアーティストが多数出演して、稼働は順調に回復しているとのこと。

来る6月2日には、BABYMETAL WORLD TOUR 2023 台北公演を開催。(Promoted by : IME Taiwan)
全国47都道府県の映画館でライヴ・ビューイングも予定されています。


コロナ明けのZEPP NEW Taipeiでは、本多さんの肝入り企画『Zepp Premium』。音楽を愛する日本と台湾アーティストの夢のコラボが、シリーズで開催されています。

2023/2/23
龜田誠治, SKY-HI and 大象體操
2023/5/11
Ken Yokoyama x Fire EX
2023/5/31
中孝介 x Suming 舒米恩
2023/6/8
徐若瑄 Vivian Hsu x 玉城千春(Kiroro)
2023/6/28
ORANGE RANGE x 蕭秉治
(Promoted by:Zepp & 大鴻藝術 BIG ART)

と続いています。
人の繋がりを大切にする、本多さんらしい企画。詳しくは、ZEPP FBをcheck!


さて、今日お伺いしたのは、中孝介 x Suming 舒米恩の共演。
Zepp Premiumらしい夢のコラボで、映画KANOの主題歌で共演したアーティストの再開となりました。

映画KANOは、1931年に開催された第17回全国中等学校優勝野球大会に
嘉義農林高校野球部が、甲子園出場した実話を基に作られた物語。民族の違い乗り越えて、勝ち進んでいくチームの奮闘が描かれています。『KANO1931海の向こうの甲子園』は2015年に公開され、大ヒットを生みました。
制作会社:果子電影有限公司(ARS Film Production)

同時に製作された主題歌の『風になって〜勇者的浪漫〜』は、Rake、中孝介、范 逸臣、Suming、羅美玲が参加。Sony Music Labels Incから『KANO』オリジナル・サウンドトラックが発売されています。

Sumingのステージでは、注目のアミ族DJ 汝妮 Dungi Saporとのコラボ、
客席側から歌いながらステージに上がった米大吟唱隊と学生達、このメンバー、観光バス1台ほど人数いましたが、部落から連れて来たのでしょうか。。
米大 MITA 吟唱隊と学生達の中では、初めて舞台に立つ子もいたようですが、綺麗な歌声と伝統的な要素が入った踊りで堂々と盛り上げ、10/8.10/9に台東都蘭鼻で開催される3年ぶりの阿米斯音樂節Amis music festivalへの参加も呼びかけていました。

続いて中孝介さん。冒頭で奄美民謡を披露。細く高く響く、奄美三線をバチで弾く、中孝介さんの独特の歌と奄美の音色。地域文化も届ける役割も担う一面も感じました。
衣装も綺麗でした。奄美染め?テーチ木と藍かなぁ。

中孝介さんは、10年ほど前から日本各地の素晴らしい景色や文化、素晴らしい日本を共有する、「もっと日本」プロジェクトに取り組んでいるとのこと。

今回の演出では、奄美の人達の笑顔や生活の風景、海辺や牛小屋など、そのままの生活風景の美しさを、♪声を聞かせて、の歌と共に紹介していました。

今年、日本復帰70周年を迎える奄美群島と、黒潮で繋がるアミ族の音楽のコラボを台湾で実現できたことは、とても素晴らしい取り組みでした。Sumingもいつか奄美に行けるといいですね。

照明も良かったです。


今回のZepp Premiumでは、この映画KANOに関わった特別ゲスト魏德聖 監督と主題歌でコラボした羅美玲 Yokuy Utawが招かれ、ライブ後のトークセッションに登場されました。
曲を作った時のお話や、MVを撮影した時の出来事、コロナ禍後の、それぞれの活動と近況報告、そして日本からは、永瀬正敏さんのビデオメッセージが届き、日本と台湾の暖かい繋がりを改めて感じました。

今後も継続して、相互の動きに繋がるといいですね。

次のZepp Premiumはvol.4
6/8 徐若瑄 Vivian Hsu x 玉城千春(Kiroro)

沖縄宮古島で結婚式を挙げた本多さんの、沖縄愛が溢れる企画になっています。


この日、開演前のホワイエには、泡盛もあるかも。

もしかして、夢のZEPP in 圓酒?
お誘い合わせの上、ご参加ください。

関係者の皆様、
大変おつかれさまでした!
とても楽しかったです。


以上、現場からレポートでした。

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