『わたしは背泳ぎができない!2』
子供の頃は本を全く読まなかった。高校生になって小説を少し読むようになった。
無作為に読んでいた。
心の師匠に「本はサプリメントだ」と教えをもらい、小説以外も読むようになった。
最初はお薦めの本を聞いて読んだ。
私の狭い狭い世界をひろげるきっかけにもなったから。あいかわらず何を読んだらいいかよく分からなかった。だってわたしは背泳ぎができないのだから。
終いには自分で探さな意味がないと。うわすベリになるだけだと。
そう、背泳ぎもできなければ自立もできないのである。
そうしてやっと