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Smash Go Round FUJI ROCK NIGHTS

4/24(水)に渋谷クラブクアトロで開催されたFUJI ROCK NIGHTSに行ってきましたー!"苗場で25回目の開催となるFUJI ROCK FESTIVAL'24のキックオフイベント"なるイベント。出演は田島貴男とbetcover!!。フジロックは今年25年目なのですね。

このイベントで開催されるライブは19時からだったので、都内からちょっと距離のあるところに住んでる私としては気軽に行くことは難しく、どうせ行けないから、と情報をスルーしがちでした。これ以上はチェックする必要なしと脳内で判断すると(行けないライブはチェックしてもただ虚しいだけなので)、それに関する情報を見事にシャットアウトしてしまう私です。

さらに、繁忙期が続いているせいか身体に不調を覚え、4月に入ってから病院に通ったりと精神的にも肉体的にも余裕がありませんでした。最近になってだいぶ調子が良くなってきたところ、このイベントが4/24に開催されることに気付きました。あれ…?4/24って田島さんのお誕生日当日じゃん!えーっ!誕生日にライブするの?!それは見届けたいぞ!!と思い立ち、そこからもろもろ手配して(こういう時は不思議とうまくコトが運ぶのよね)急遽行くことにしたのでした。

ということで当日、定時後に渋谷へ出発!クラブクアトロに行った記憶は(たぶん)無く、場所もよくわからなかったのでスマホを頼りに到着してみると、1〜3階にGUが入ってるビルの4階から上がクラブクアトロ、ということらしい。4階ではフジロックに今まで出た出演者の写真が飾られてたり、フジロックのグッズが販売されていました。ちょっと見回ってから5階のフロアーへ。

会場は思っていたより狭く、ライブ開始30分くらい前ぐらいでしたがDJがもう音楽を鳴らしていて、すでに結構人が入っています。どうやってDJが機械(?)を操作してるのかを見たくてDJ近くの場所をゲット!よくあるDJのイメージはレコードをキュッキュ回しながらかけてるやつですが、そういうのでなくつまみを回して音を変えたりCDを入れ替えたりしてることが多かったです。ライブ前や転換時&終了後も切れ間なくずっと音を出していて、DJのいるイベントってこんな感じなんだなあ〜と思いました。

ということで前半のステージはbetcover!!。何しろ2日前にこのイベントに行くことを決めたので、彼らの予習は一切出来てません。しかしFUJI ROCK NIGHTSとはつまりフジロックとはこういうフェスですよ!苗場に来てねー!!っていう宣伝を兼ねていると思われ、フジロックをギュッと凝縮したライブになると思って間違いないはず、と思ってましたが、期待通りとても良かったです!!

ステージに出てきたbetcover!!はソロではなくバンド。メンバー皆まだ若そう!そしてボーカルの柳瀬二郎さんのルックスが昭和の仁侠映画に出てくるような感じの方なので、まずそこに惹きつけられます。↓

そして音的に印象に残ったのは吉川晃司さんのような声(歌い方?)と、時に台詞を交えて展開されるボーカル!サックスの音もそこはかとなく1980年代感があって良かったです。自分的にはチェッカーズとかバービーボーイズとかあの辺を思い出しました(彼らの音楽に似ている、という訳ではなく)。

詞の世界も面白かった。狐が出てくる歌詞があったんだけど、狐ってワードはかなりインパクトあるし(あまりロックで使われる単語じゃないような)、女々しい感じの歌詞もあったり。でも音楽はハードでカッコ良く、いろんなエッセンスはありつつも、新しい世界という感じでとても良かったです。そんなbetcover!!はフジロック最終日に出演予定。これからも彼らの世界に魅せられたファンがどんどん増えていくんだろうな、と思わせるバンドでした。

お次のステージは田島貴男さん!ステージの転換30分の間もずっとDJが音楽をかけてくれるので飽きずに過ごせました。そんなDJはMichael(Tangle)さん。Michaelさんはbetcover!!の時も田島さんの時もずうっと立ちっぱで楽しそうに反応しながら観ていて、この人は音楽が本当に好きなんだなあ〜と思いました。DJって仕事するぐらいだから当たり前なのかもしれないけど、私は自分より音楽好きの人を見かけるととても嬉しいので良かったです。

そして確認はしてませんがおそらく定刻どおりに田島さんがステージに登場!お客さんはさらに入ってきて満員御礼といった感じ。持ち時間はタイムテーブル的には2組とも45分間だったけど、田島さんはアンコールもやってくれてみっちり1時間。これでチケット代3,500円はオトク過ぎました…!ありがとうございます!!ということで田島さんのセットリストをば。

  1. フリーライド

  2. ブロンコ

  3. ローラー・ブレイド・レース

  4. フィエスタ

  5. 髑髏

  6. 接吻

  7. 冗談

  8. ソウルがある

  9. JUMPIN' JACK JIVE

アンコール
1.bless You!

今回のクラブクアトロの会場は狭かったからか、床や空気の振動がすごく伝わってきました。田島さんはひとりソウルスタイルだと立った状態でキックの音を出したりするので、その響きが身体に伝わってきてすごかった!さらに田島さんのおっきい歌声とリゾネーターの弦の振動とかもダイレクトだし、もう〜全身で音を浴びた!という感じ。ステージ自体も普通のとこより狭くて、背の高い田島さんがさらに大きく見えました。

ちなみに革ジャンにジーンズで登場した田島さんですが、4曲目ぐらいには脱いでしまい、水も豪快に補給!そうそう、今回私は田島さんの誕生日を祝福しに行く、という目的もあったわけですが、私自身は田島さんとは対照的に声が小さくて全く通らないので「誕生日おめでとう!」とか叫びたいけどそもそも恥ずかしいし、無理…と思っていたところ、どこかの男性が「ハッピーバースデー!」と叫んでいて、わぁ!良かった!と思いました。

そしてロックというよりはポップスの名曲、「接吻」について。こちらの曲はライブでは音源と同じようなテンポで歌うわけでなく、はじめスローであとはテンポアップ、というのが主流になっています。こんな感じ↓

そのスローな部分、ワンマンライブでファンしかいないような会場では皆静かにウットリ聴く、という感じになるけど、今回はフジロック主催のフェスだけあってメンズも多いからか、そのスローな部分でいいぞいいぞ!って感じの「フゥー!」って掛け声がやたらかかってたのが面白かったです(笑)

そしてそしてわたし的に嬉しかったのは次の曲「冗談」!これ、やってくれると思わなかったので小躍りして喜んでしまいました(笑)曲を知らない人でも、最後の方できっと驚かれると思います。私はフツーに曲も大好きなんだけど、こないだの弾き語りツアーでバージョンアップしたのを聴かせてくれて、また聴きたいなあー!と思っていたのです。男の苦悩が都会の夜にどんどんどんどん増長していく…そういうイメージが思い浮かぶようなアレンジで本当にすごいんです。嬉し過ぎました!

そして昨年の無料で観れるフジロックイベントでとある新聞の記事にもなった「ソウルがある」はソウルフルな歌声で会場を沸かせて、「JUMPIN' JACK JIVE」とアンコール曲「bless You!」ではコール&レスポンスとクラップで会場を巻き込んでの大騒ぎ。いやー、ライブって本当に楽しい!という一夜になったと思います。滑り込みセーフだったけど本当に行って良かったです!

フジロックは今回の渋谷という大都会とうってかわって、苗場という容赦無い自然の中でのイベントでもあり、参加するのにハードルは決して低くないと思います(いろんな意味で)。けど私は音楽も自然も原始的なもの、という意味ではすごく親和性があると思っていて、大変だけど行く価値のあるフェスと思います。他のイベントとは間違いなく一線を画してると思うし。私は一度コロナ前に行ったきりで、今年行けるかはわからないけどまた行きたいです!

ということでフジロックキックオフイベントはとても盛り上がって楽しかったよー!という話題でした。

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