見出し画像

Original Love presents "Love Jam Vol.7"ライブ配信

ちょっと時間が経ってしまいましたが、1月22日に開催されたOriginal Loveが手掛ける真冬のフェス、Love Jam Vol.7を配信で観ました!Love Jamはもう7回目?月日の経つのは早いなあ~。というかコロナで1年飛んでるはずだから本来なら8回目になるところだったのかも?

コロナ前までLove Jamは2組とか3組とかゲストを招いて開催されてましたが、コロナになってからはゲストは1組だけになっています。昨年はTENDRE、今年は羊文学。羊文学はテレビか何かで観たことあったような気もするけど、ちゃんとライブを観るのは初めて。昨年田島さんがどこかのフェスに出たときに羊文学の塩塚モエカさんが弾き語りをしていたのを聴いてすごく心惹かれたそうで、それで今回のゲストに選んだ模様。塩塚さんいわくその時に「なんのエフェクター使ってんの?」と田島さんに声をかけられたらしい。大先輩に急にそう聞かれてビックリしただろうなあ~(笑)

ちなみに各種ツアーでは必ず「接吻」を演奏するOriginal Loveですが、このフェスではやらなかったりします。とは言え絶対やらないぞ!と決めてる訳ではないのかもしれません。このフェスには合うな、今回はやりたいな、と思えばやるのではないでしょうか?(いや、やっぱ違うかな?あくまでも想像なので…)。とにかく自分開催のフェスなので、今一番一緒に演りたいバンドを呼び、コラボを楽しみ、ツアーでは出来ないような実験的な試みを好きにやりたいのかなあ~と思われます。

さて、例によってまずは開演時間になったステージに田島さんがMCで登場!そこで昨年11月に発売になったOriginal Loveのニューアルバム『Music,Dance&Love』が久々にアルバムランキングの上位に入ったことやCDショップ大賞に入賞したことなどの嬉しい報告がありました。良かった良かった!確かに今回のアルバムは肩の力がいい感じに抜けてるというか、すごく楽しんで作ったんだろうなあ~というのが伝わってくる、とても良いアルバムだと思います。

てことで最初のステージは羊文学!羊文学は生配信のみでアーカイブは残らなかったので一度だけ観た感想になります。前もって予習しなかったので初めて聴く曲ばかりでしたが(Love Jamで観るバンドはだいたいそうなってしまう…)、なんというか塩塚さんにはすごく意志の強さを感じました。歌詞もバンドの名の通り文学的なとこがあって聡明な女性だなあ~という印象。MCとかではホワンとした感じもありましたが歌うと迫力あってカッコ良かったです!

羊文学のセットリストは公式ツイッターがあげてくれてたのでそちらをあげます。

オーパーツって単語好き(笑)9曲目には田島さんがステージに出て来て一緒にセッション(そういえばここでは革ジャン着てたような)。この曲だけでもアーカイブを残して欲しかったなあ~、もう一回観たかった!演奏が終わったあとに「めっちゃ嬉しい!同じバンドみたいだった!」と羊文学の女子二人がキャッキャ喜んでいたのが印象的でした。Love Jamに出た若手はその後すごく活躍したりすることもあって(中村佳穂さんとか)、羊文学の今後も楽しみです!

そんな羊文学のライブ後には転換と換気を兼ねて20分の休憩があり、その後暗転していよいよ主催者でもあるOriginal Loveの出番!今回のステージは田島さんがまず一人でステージに出て来て、ヒップホップの人が使うような機械(サンプラー?)を使って音を出しつつスタート!ヒップホップっぽさは田島さんやギターの木暮さんの衣装からも伝わってきました。いつもだいたいスーツでビシッと決めてる田島さんがアディダスの黒いジャージ&ジーンズ、木暮さんもおそろ(正確には完全なおそろではないけど)の赤いジャージ!二人ともとても似合ってました。なるほど、今回はそうきたかー!と思いました。

ヒップホップといえばOriginal Loveには2019年にPUNPEEと作った「グッディガール」というラップが入る曲がありますが、今回も5曲目に演奏していました。多分田島さんにとってすごく思い入れのある&お気に入りの曲なんだろうなあ~と思われます(そういやこないだもPUNPEEのライブにゲスト出演してました)。ちなみに25年くらい前に出た『L』というアルバムもヒップホップ色の濃いアルバムだったりするし、そのさらに後にスチャダラパーと作った楽曲なんかもあります。いろんな音楽をやってきているOriginal Loveなのでした。

ということでまず1曲目の「THE ROVER」は田島さんが機械で音を鳴らしつつ、ドラムの佐野さんやベースの小松さんへ合図をしてスタート。これがカッコ良かった!(≧▽≦)のっけから田島さんや木暮さんのギターも炸裂。しかしその二人のヒップホップっぽい衣装とジャズのステージで使われるようなハモンドオルガンという組み合わせ…!これはもうOriginal Loveじゃないと成り立たないよねえ~と思いました。

2曲目は新しいアルバムから「フェイバリット」。アルバムが発売されてから初めてのバンドでの公演なので、この曲をバンドで聴くのはお初!木暮さんと真城さんのコーラスが楽しい。そして佐野さんのドラムはやっぱり良いな!と思いました。3曲目は「ゼロセット」。オルガンの河合さんのソロが良かった!そういえば壊れた部品は直ったんだろうか?なんて思いつつ観ていました。ここまでは同じジャズギターで演奏してきた田島さんですが、次の曲で青いギターにチェンジ(あまり違いがわからない私ではありますが…(笑)。今回の公演ではこの二つのギターを曲によって使い分けて演奏していました。

4曲目は「ソングライン」。木暮さんのギターが良かった!木暮さんは最近写真をよく撮っていて昨年写真展に出展していたのですが、私はそれを観に行きました。木暮さんが在廊していたのでフォトジンを買ってサインをもらうと、帰り際に「気をつけて帰ってね!」と顔を見て声をかけてもらったことを思い出したりも(嬉しかったなあー!)。この曲はかなり変わった作りの曲なのですが、新しいアルバムの中で一番カッコいい曲だと思います。続いて先ほどあげた「グッディガール」を演奏した後はお待ちかね、塩塚モエカさんが登場!恒例のゲストとのコラボコーナー!

塩塚さんを迎えて果たして何をやるのかな?と思ったら前奏でわかりました、「プライマル」!ドラムとギターとオルガンのみ、という静かなアレンジで、歌声を最大限に聴かせよう、という感じ。ステージに呼ばれたときになぜかめちゃくちゃ笑いながら出てきた塩塚さん(笑)、この曲がとても合っていました!「プライマル」は「接吻」並みにもっとカバーされても良いよね。そういえばこの曲はOriginal Loveのカバーアルバムで椎名林檎さんと長岡亮介さん二人でカバーしていたりします。

さてここまでで前半が終了、という感じ。次の曲からラストまでは怒涛の盛り上がりが待っていました。まずは今回のハイライト来た!と思った「アクロバットたちよ」。佐野さんのドラムはやっばりすごいし、田島さんと木暮さんのギターもすごかった!ベースの小松さんも楽しそうで、Original Loveはやっぱロックバンドなんだなあ~、と思う一曲でした。8曲目は「侵略」。この曲と11曲目にやった「ソウルがある」はすごくメッセージ性のある曲なので、CDで聴くよりライブで歌うのを聴く方が伝わってきます。

続いてはアルバムタイトル曲「Music,Dance&Love」へ。この曲のリフは本当に最高!(≧▽≦)からの~TENDREとの共作「優しい手」は真城さんのコーラスが良かった!そして「カモン、お台場!」「Crap your hands!」と観客をあおる田島さん。それに応えるお客さんたち。演奏が終わると「このバンド、最高っしょ?」と会場に向かってMC。ここでこのバンドで夏のツアーが決まったことを報告しつつ、「全箇所ソールドアウトお願いします!」とアピール。

すでに田島さんソロの弾き語りツアーはソールドアウトの会場も出てきている模様だし、この調子で全国のファンが観に来てくれるといいなあ~!と思います。周りに一緒に行ってくれる人がいなくて一人で行きづらい…と思ってる人がもしいたら、会場には一人で観に来てる人もたくさんいるので大丈夫ですよ!

さて、そこから先ほどもあげましたが「ソウルがある」をアツく歌い上げて会場を魅了した田島さん、「今日はどうもありがとうございます!時代に逆らっていきましょう!」とMC。最後の曲は「逆行」。これもロックバンド!という感じの曲で私はすごく好きです。『bless You!』のアルバムの中で一番好きかも。最後の曲だし盛り上がるメンバー!(会場もめちゃ盛り上がっただろうな!)

そして田島さんがバンドメンバーを紹介し、さらに今回のゲスト、羊文学のメンバーも呼ばれて再びステージに三人が登場!女子二人は踊りながら出て来て可愛かった(笑)ドラムのミステリアスな感じのフクダヒロアくんはLove Jam名物のワーっとしたラストの盛り上がりの中、ちょっと所在なさげにしていましたが、田島さんに名前を呼ばれるとちょっとお辞儀などしていました。羊文学もまたどこかのフェスで観れると良いな。ということで、今回のLove Jamも無事大団円を迎えたのでありました。

新しいアルバムからも何曲か演奏していましたが、夏のツアーでは今回やらなかった曲もやってくれると思うので今から楽しみです。以上、Love Jam Vol.7の配信を観た感想でした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?