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Original Love Jazz Trio X'mas Love 2023@Spotify O-EAST

行って来ましたー!12/17に開催されたOriginal Love Jazz Trioによるクリスマス公演!!オリジナルラブジャズトリオとは田島貴男(Guitar,Vocal)、河合代介(Organ)、大槻カルタ英宣(Drums)のお三方のこと。昨年に引き続き今回は2回目のジャズトリオによるクリスマス公演。それまではバンドによる公演でしたが、ジャズギターを近年ずっと先生について習っている田島さん、そろそろジャズ的なアプローチでもやってみたくなったのかなと。

今回もちょいちょいメモりながら観てましたが、後半は怒涛の盛り上がりでうわーってなって跳びはねまくりながら観てたので(しかし跳躍力はないので周りからは地団駄踏んでるようにしか見えないと思われる)、感想もそこそこにしかメモれず。しかも、うーん、この曲はなんてタイトルなのだ?という曲もあり、はて、感想レポートどうすっか…と思ってたら田島さんがセットリストをあげてくれたー!助かった!!(笑)ということで以下そちらをコピペします!

1.Root Down & Get It (Jimmy Smith 途中から Beastie Boys) 
2.月の裏で会いましょう
3.ソングライン
4.グッディガール
5.Deep French Kiss
6.This Christmas(Donny Hathaway)
7.Greensleeves (Jimmy Smith Ver)
8.The Christmas Song (Nat King Cole)
9.Merry Christmas Baby(Otis Redding)
10.接吻(Jazz Trio Ver)
11.Brown Sugar(D'Angelo)
12.時差を駆ける想い
13.優しい手
14.ソウルがある
15.Music, Dance & Love
16.ゼロセット
17.Body Fresher
18.ウインターズ・テール
--------Ancole-----------
19.The Cat(Jimmy Smith)
20.ラヴァーマン
21.R&R

と、本編の前に今回の開演前のBGMはロックなクリスマスソングが多く、特にグリンチの曲が印象的でした。…と思ってたら昨日田島さんがBGMのプレイリストをあげてくれた!わーいわーい!\(^o^)/

一周して(?)「Wonderful Christmastime」が流れ終わる頃に公演がスタート!今年も例年通り田島さんはサンタ帽を被ってマフラーを巻き、河合さんはトナカイのカチューシャ、大槻さんはサンタ帽&ネクタイ締めたルパンみたいなスーツ姿で登場。ミュージシャンでネクタイ姿ってあまり見ないような…?(あっ、スカパラはネクタイしてるか!)なんか新鮮でした。

しかし2曲目が始まる頃には皆被ってるものを脱ぎ捨て(いや、大槻さんは取った上でちゃんとどっかに置いてたように思う)、特に田島さんのマフラーのはずし方が本当に邪魔!という感じのはずし方&投げ捨て方で、もはやそれ用意しなくてもいいんでは…!と思いました(笑)しかしその脱ぎ捨てる感じがXmas Loveのお約束、という感じでもあるので面白かったです!

さてさて1曲目!何を演奏するのかな?と思って聴いていると聴き覚えのあるインストの曲が。そうだ、これは河合さんのアルバムに入ってるやつだ!と思いました。なんていうか和音がだんだん上がってくフレーズが印象的な曲で、生で聴けて嬉しい!と思っていると、田島さんのギターソロも炸裂!さらに田島さんは何やら英語でラップまでし始めました。あれ?これは確かジミー・スミスの曲じゃなかったっけ??とにかくカッコいいからいいけど…!と思って観てました。後でこのラップの謎が解けるわけですが、それはまた後ほど。

2曲目からはオリジナルラブ定番の人気曲が続きました。河合さんによるハモンドオルガンのソロは何度聴いてもすごくて、バンドの時の演奏よりもさらにパワーアップしてる感じ!大槻さんのドラムはどんな曲も安心して聴けるし、すごく楽しそうに演奏してるのが印象的でした。今回もお二人の踏んでる場数の多さを感じたし、田島さんもギターたくさん練習してるんだろうなあ~と。なんでもそうだけど、ごまかしの効かないものってあるんですよねえ。だからやっぱり地道に一歩ずつ積み重ねていくことが結局は一番いいのかなと。最終的に評価されるのはそういう人たちだと思います。

ちなみに4曲目が終わった後に田島さんが言った、「皆さん、足腰鍛えてください、今日は!」とのMCに笑いました。今日だけ鍛えても…!(笑)他には「今年の後半はインフルとコロナに立て続けにかかって、鼻をかみながらライブしてて…」という風に言いかけて、「あっ、ライブの雰囲気が壊れるので(発言を)慎みます!」というようなことも(笑)後は今回、オルガンとドラムにパーティっぽくクリスマスの飾り付けがしてあったのですが、田島さん含めスタッフ総出で飾り付けたと教えてくれました。確かに手作り感がとても良かった!

さて、6曲目からはクリスマスソング!まずは毎年歌ってくれている「This Christmas」からスタート!この曲はXmas Loveでカバーしてくれるようになってからもっと好きになった感じ。次の「Greensleeves」は、これクリスマス曲だったっけ?とその時は思ったけど、どうやら「What Child Is This」という曲と同じでこちらにはクリスマスの歌詞がついています。なのでクリスマス枠なのね!と思いました。ちなみにジミー・スミスverをYouTubeで発見!↓

さらに「The Christmas Song」「Merry Christmas Baby」についてはもう倒れそうになるくらいでした…!めっちゃくちゃ良かったー!!田島さんの良い声を堪能しました。日本語の歌はつい言葉の意味を無意識に追ってしまうんだと思うけど、英語の歌だと意味がよくわかんないので純粋に音として歌声だけを楽しめる感じになるんじゃないかと思います。からの~ロマンチックな流れで「接吻」へ。この辺はもう観客を仕留めに来てるな…!と思いました(笑)わたし的にはもっとクリスマスのカバーを聴かせろー!という感じもありましたが、4曲も聴けて大満足でした!!

続いては田島さんが「イチかバチかのカバーやります!」と宣言して曲がスタート。はて、何をやるんだろ?と思ってると、出だしのタイミングが合わなかったようでもう一度仕切り直しに。その時のイントロ部で曲がわかったらしい観客から「ディアンジェロ!」という掛け声が。それを聞いてなるほど、これからやるのはディアンジェロの曲なのね!と思いました。以前田島さんはディアンジェロの公演に行った話をどこかでしていた記憶があるので、やっぱり好きなんだなあ~と思いました。イチかバチかと言ってましたが「Brown Sugar」、めちゃくちゃ決まってたしカッコ良かった!また聴きたい!!

そして今回オリジナル曲ですごく良いな、と思ったのは次の曲の「時差を駆ける想い」。原曲もそういうリズムなんだけど今回すごくサンバっぽくて盛り上がりました!その次は最新アルバムから3曲。「ソウルがある」は相変わらずの熱量を感じるバラード。そして「Music,Dance&Love」は終わった後で思うに、ここからダンスタイムが始まるよー!という曲の意味合いもあったんじゃないかなあと。

そしてこの辺からは私も立ち上がってはしゃぎまくりました!2階で観てたのでそれまではなんとなく後ろを気にして立てないでいたんですね…なぜなら2階で観る人は立ち上がって観たいというより、いろいろあってずっと座って観てたい人たちだろうと思うので。私の場合は1階席だとステージが見えないことが多いから上から観たい、という理由なんですけど(笑)

公式SNSより拝借。2階まですごい盛り上がり!

続いての「ゼロセット」は疾走感あふれるロックナンバーで、「Body Fresher」では田島さんの髪を櫛で整えるような仕草やダンスに歓声があがります。カッコ良かった!(≧▽≦)「Winter's Tale」は年に一度しかやらないとは思えないほどの観客の反応で、普段やらないのもったいないなあ~!と毎年思います。と、ここで本編は終了。

アンコールの一曲目はこれまたジミー・スミスのインストの曲。ライブで聴いてる時はなんて曲か全然わかりませんでしたがリズムに乗って楽しみました!2曲目は「ラヴァーマン」。この曲は聴けば聴くほど良さが伝わってくる、スタンダード枠に入る名曲と思っています。そして最後の最後は爆音で「R&R」!こちらはめちゃくちゃロック!もううわーって感じで会場一体となって盛り上がりました。演奏する側も楽しかったんだろうなあ、という感じは公演後の田島さんのポストからも伺えました。

※ちなみにセンシティブな内容は含まれてません。元ツイッターどんどん不便になってくんですけど、イーロンさんてば

インスタの投稿ではこのジャズトリオでいろんなところへ出たい、というような投稿もあったので、また来年どこかで観れたらいいなあ!と思います。オルガンの河合さんのポストでは"Jazz Trioの振り幅は凄まじく、奥深さも更に増してのステージ"だった、との投稿がありましたが、確かにジャズ、ポップス、ロック、ソウル、ヒップホップ、サンバ…等々、これだけ幅広い音楽をあれもこれも聴かせてくれるって本当にすごいなあと思います。

そうそう、一曲目の「Root Down & Get It」について。田島さんがあげてくれた曲目リストに"途中からBeastie Boys"とあるので、英語のラップはビースティ・ボーイズだったのね!とわかりました。ビースティ・ボーイズにはジミー・スミスの「Root Down」のフレーズを使って作った曲があると今回初めて知りました。歌詞にもジミー・スミスって出てくる!それがこちら。

ジャズからのヒップホップ…!これを同時にカバー出来るミュージシャンってオリジナルラブジャズトリオ以外いないと思います。いろんな道を通ってきた田島さんだからこそこんな芸当が出来るんだと思うし、もちろん百戦錬磨の河合さんと大槻さんというお二人がいるからこそ、この幅広い音楽表現も可能なのだろうと思います。本当に楽しかった!田島サンタさん、"Wonderful Christmastime"なひとときをありがとう!!

Merry Christmas!!

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