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「暗号資産の価格はどのように決まるのか?」キ・ヨンジュ氏 CryptoQuant CEO(全インタビュー記事)

キ・ヨンジュ氏(Ki Young Ju)は、暗号通貨市場のオンチェーンデータを見るためのサービス、CryptoQuantの代表です。CryptoQuantでは、Bitcoinの取引所全体の資金流入など、暗号通貨の取引に役立つ数々の指標をチェックすることができます。また、マイナーやクジラの動向を見る指標など、ユニークな指標もあります。これらの指標は、市場の後退やバブルを、いち早く予見してきたという実績があります。今回は様々な指標の見方も絡めてインタビューを行いました。ぜひご覧ください。

インタビュー日 : 2020年1月19日

暗号資産の価格はどのように決まるのか?

価格は取引所によって決定されます。Bitcoinを売りたい場合は、取引所にBitcoinを送らなければなりません。オンチェーンデータを通じて、誰でも取引アドレスを確認することができます。

我々は独自のデータ分析によって、様々な保有者によって使用されているアドレスを知ることができます。たとえばマイナー、初期投資家、ヘッジファンド、マーケットメーカー、ステーブルコインのクジラ(大量保有者)のアドレスなどです。

取引所へのBTCの流入データを見ると、取引所に入金されるBitcoinの平均数量を確認することができます。これによりBitcoinの大量ダンピングのリスクを知ることができます。上のグラフは、取引所の平均入金数量のグラフで、Bitcoinの大量ダンピングを警告するために作成された指標です。

このグラフ上で、指標の値が2 BTCを超えると、取引所での動きが活発化しているということです。そうなってくると、弱気相場になったり、値動きが横ばいになったりする可能性が高くなります。したがって、大量ダンピングが起こる可能性が高いということがわかるわけです。

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キ・ヨンジュ氏 (全インタビュー記事)
CryptoQuantの設立について
CryptoQuantが集めるデータ
使用可能な指標について
暗号資産の価格はどのように決まるのか?
Bitcoinのダンピングリスクを教えてくれる指標
クジラの動向がわかる指標
市場参入のタイミングをみる指標
マイナーの動向は値動きにどう影響するか
韓国の暗号通貨市場の問題とは 
Bitcoin保有の分散化
ブロックチェーン外の動きを知ることも重要
Bitcoin価格に影響を与えるCoinbaseの指標
機関投資家による買いが市場に与える影響
取引所のBTC保有量と動かない22%

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