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フリーランスのはじめかたの基本。これだけ知っておこう。

「フリーランスになりたい!」と思ったら、絶対に知っておくべきことをまとめました。フリーランスにこれからチャレンジしていく人はぜひご覧ください。

また、それぞれ動画でも解説しているので、動画の方が良い人はぜひ動画も参考にどうぞ。

フリーランスは、どんなメリットがあるの?

1.経営感覚が身に付く

 フリーランスは、別名個人事業主。経営者なんです。ですから、自分の事業を経営する力が嫌でも身につきます。

2.セルフマネジメント能力が磨かれる

 雇用されてきた会社員と異なり、一切強制力がなくなります。(もちろん、クライアントからの要望は別)その強制力がない中で、自分を律し、必要ならば自分でルールを作って動いていく必要があります。その結果、セルフマネジメント能力は高まります。

3.経費が切れる

 事業運営するにあたって必要なコストを、経費で切れます。売上が高くても経費の金額によって収入が決まるため、会社員の時より税金や社会保険が安くなる傾向にあります。

4.複数の仕事をしても転職歴にならない

 個人的に大きなメリットだと考えているのがこれ。いろんな仕事をしても転職歴にはならないんです。つまり、いろんな仕事を経験してみたい!経験した上で、自分がやりたい仕事、向いていること仕事を見つけたい、という人にはうってつけです。しかも、たくさんの仕事を獲得しているということは、むしろプラスに働きます。
 私も独立してから、10以上の仕事を経験しています。

5.家族との時間をとりやすい

 家族がいる方は、大事なポイントですね。会社員だと、自分が好きなタイミングで仕事ができない方も多いです。ですが、こどもがいる時にはこどもと遊んで、こどもが寝てから仕事をするなど、仕事時間を柔軟に変えることができます。

6.安い時期に旅行が行ける

 フリーランスになれば、休みを自分で決められることが多いです。特に仕事に閑散期がある職業なら、暇な時にまとめて休みをとることだって可能です。
 すると、GW、年末年始といった混む時期を避けて、旅行を計画することもできますね。

7.上司がいない

 上司がいないことは、メリット・デメリット両方あると思います。メリットは、命令がないので自分がやりたいようにできるし、嫌な仕事はやらなくても良いです。
 一方で、デメリットは、フィードバックをもらう機会が減ることです。つまり、自分で成長していくことができなければ、自由ではあるものの成長スピードが落ちる人も多いです。
 この両面を理解した上で工夫して成長していける人がフリーランスには求められますね。

↓解説動画はこちら

どうしたらフリーランスになれるの?

 では、フリーランスになることを決めたら、何から始めるといいでしょうか。やることは3つ。

1.開業届と青色申告申請書を税務署に提出する

 事業開始を決めたら、開業届を出しましょう。所定の用紙(開業届)に必要事項を入力したら、税務署に行って提出するだけ。その時、同時に青色申告申請書を提出しましょう。青色申告申請書を提出すれば、会計をきっちりつける必要はありますが、基礎控除が最大65万円(経費を65万円切ったのと同等と思ってください)受けられます。ですから、副業でちょっと収入を増やすくらいなら不要ですが、フリーランスとして事業を営もうと思ったら、青色申告申請書の提出はマストです。
 その時、大事なことは、開業届の控えを必ずもらっておきましょう。銀行の口座開設・融資申請・助成金申請などで必要になります。

2.フリーランスになったらやるべきこと

 必ずやるべきことは、3つあります。
・法人と取引を行う時に業務委託契約を結ぶ
・経費が切る
・確定申告をする
 です。

 フリーランスで仕事をする上では、企業と取引する方が長期的には安定することが多いです。そのため、なんとか企業と取引できるように動いていくことをおすすめします。その時は、必ず業務委託契約を結びます。どのようの契約を進めれば良いかは色々調べておくと良いです。

 また経費を使いながら売上拡大を目指して1年間活動した後、1年間の実績がどうだったのかを国(税務署)に報告する義務が生じます。それが確定申告です。毎年3月に確定申告を行うことが義務です。
 確定申告とは、要は、一年間の収入実績を報告し、収めるべき税金の金額を申告するものです。少し面倒ではありますが、これは義務です。必ずやりましょう。

 以下の動画で詳しく解説しています。また動画では、案件の獲得方法も少し触れています。そちらもぜひ参考にしてみてください。

↓解説動画はこちら

確定申告ってどうやるの?

 では、その確定申告ってどうやるんでしょう。
 
 基本は、会計ソフトのMFクラウドかfreeeなどを使って財務諸表をつくり、あとは会計ソフトの指示に従って入力していけば、簡単に確定申告ができます。しかも、マイナンバーがあれば、電子申告もカンタン。

 じゃあ、具体的に、独立して10年経った私がどのように確定申告をしてきたか、そのステップをご紹介します。

 まず、確定申告前に事前にやっておくと良いことはこの5つ。

1.事業用口座をつくる
2.クレジットカードも事業用と個人用で分ける
3.マイナンバーをつくる(電子申告が可能になります)
4.モバイルSuicaを使う   
5.請求書も会計ソフトを使う

そして、会計ソフトを使った確定申告提出までの流れは、こちら。

1. 会計ソフトの初期設定の入力
2.口座とクレジットカードを会計ソフトに同期(自動で入ります)
3.売上を入力(請求書から自動入力できる。源泉徴収額も入れておく)
4.クレジットカード情報から経費も自動入力
5.現金で払った領収書のある経費を手入力
6.領収書のない経費(交通費・家賃・水光熱など)を手入力
7.PL/BSの数値がおかしくないかチェック
8.確定申告書類を作成(これも会計ソフトでできる)

事前にやっておくことをちゃんとやっておけば、かなりの入力部分を自動で入れていくことができますのでオススメです。

詳細は動画をチェック!

話題のインボイス制度って何?

 フリーランスになると、インボイス制度は避けて通れません。必ず知っておきましょう。

 正確な情報提供ではなく、およその意味がわかるように記載しますね。

元々、売上1000万円以下しかいかない事業者は、消費税を払う必要がありませんでした(売上1000万、コスト200万なら消費税80万を払う必要がありますが、免除されていました)。ですが、2023年10月からインボイス制度が導入され、インボイスに登録した事業者は、この免除がなくなり、消費税を支払う必要が出てくるようになりました。実質増税です。

じゃあ、登録しなきゃいいんじゃないかと思うと思いますが、登録しなければ、企業との取引がしづらくなります。その理由は、ちょっと説明しにくいので、以下の動画をご覧ください。

↓解説動画はこちら


どうやって案件を獲得するの?


 これは色々な方法がありますので、また別途ご紹介しますが、ひとまずは、職務経歴書を充実させておきましょう。フリーランスでも、面接・商談前は、職務経歴書の提出が求められます。

 職務経歴書作成のポイントは、わかりやすく書くこと。わかりやすくとは、一貫性のある文章です。職務要約・職務内容・自己PRそれぞれに一貫性を持たせ、かつそれが魅力あるように伝わることです。

 それは最低限大切にしましょう。それ以外の細かいところはこの動画をチェック。

いかがでしたでしょうか。

これまでフリーランスになりたい方、フリーランスになってこれから活躍していきたい方に向けて、さまざまなYouTube動画を撮影してきました。いま動画が160本くらいあるので、視聴者の方から「何から見ればいいの?」という声をもらっていました。なので、このnoteでどの順でみるとわかりやすいのか、整理してお届けしていこうと思います。

興味を持ってくださった方は、ぜひフォローしていただけると励みになります!

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