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おでんと辛子

従妹が、帯状疱疹の経験があると言う。その時関節も痛くなったかと聞いたら、関節痛かったと教えてくれた。それで安心した。
接骨院の先生に電話したら、今週はゆっくり大人しくするようにと言われた。明日の予約もキャンセルして、また来週に調子を見て、予約をとるので大丈夫とのこと。大丈夫なのだろうか。私は私の身体に自信がない。

カロナールの効き目に信頼感を持てないでいる。夜中に痛みがひどくなる。一日三度飲むことができて、寝る前の薬を飲むのが二十時。夜中、薬の効果が切れているかもしれない。痛くて痛くてたまらなくなり、ロキソニンを飲みたいと思う。寝ている夫に聞いてみる。
「ロキソニンを飲んでもいいと思う?」
「いいんじゃね」
と、眠りながらの返事がくる。
結局ロキソニンは飲まなくて、朝に、カロナールを飲んだ。少しは楽になるのだから、効いているのだろう。
兄は医者だが、妹の心配事には答えない主義らしい。メールを送っても、返ってこない。前に一度、近くの医者にかかれと、言われたことがある。冷たいと思う。
自分の安心を人に預けるのをやめられない。

おでんを作るといつも予想以上に多くなってしまい、何か一つか二つの具材を、鍋に入れられなくなる。昨日の被害者は厚揚げだった。場所が空いたから、さっきそれを入れて、煮立たせた。ついでに四つの具を食べた。ちくわ、大根、がんもどき、さつま揚げ。卵も食べて良い計算なのだ。昨日、一パックの卵を茹でて、剥く時に一つボロボロにしてしまって、それでも九個は鍋に入れられたのだ。昨日は四つ食べたのだから、まだ五個ある。今日も一人一個なら、一つ余る。しかし、誰かが二つ食べたがる可能性がある。
おでんには辛子が合う。昨日だって、辛子が合う話をした。私は薬が効いていて、あんまり痛くなかった。辛子が合うとかそういうのは、全て健康の上に成り立っているのだろうか。








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