落ち葉
高い効果の期待される薬は、お値段も張るのでした。効き方がまったり(なのかな?)の薬は、お安い。あとになって、薬局でびっくりされると困るから、今のうちにどちらかに決めなさいと、診察室で言われました。私は迷い、バッグの中にある財布を思い浮かべ、ああ、あるっちゃあるなと、後々どちらが後悔するだろうかと、「あっちにしておけば良かった」は、値段か効き目か、さまざま考え、高い方の薬を選んだのでした。
効いたのだと思う。とても楽になってきました。
それから、すごく休んだ。休めた。昼寝して夜も早寝しました。昨日くらいからどんどん良くなっていって、たぶん、大丈夫な感じになってきました。
まだわからないけれども。まあ、いいでしょう。
昨日、強い風がふいたのか、ゴミを捨てに行く道が、落ち葉だらけでした。ゴミも、ここのところ夫に捨てに行かせていたので、その道を歩くのは久しぶりでした。
秋は、正直だと思いました。すごいグダグダを見せてくるなと。色は変わるし、落ちるし、その辺でぐちゃぐちゃになって、どろどろになっています。こんなことを毎年しているのだなと思いました。
ちょっとだけ、掃除を頑張ってみました。掃除の自由は楽しい。
母はフルタイムで働いていました。土日は掃除をするか、家族のために過ごしていました。平日は仕事をして、土日は掃除して家族サービスして、この人の時間はいったいいつあるのだろうと思っていたけれど、案外掃除を楽しくしていたのかもしれない。というのは、私の勝手な楽観的思いでしょうか。
そんな母でも、寝る前のテトリスやイラストロジックが手放せなかった。私にとってはあの手のものは、忘我のためのツールだから、母の自分時間というものが、忘我とイコールになっていたのだとしたら、悲しいですね。でもだいたいは、そんなものだと思いますね。
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