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月曜日に思い返す週末のこと

土曜日に号泣した。言い争いは洗面所で行われたため、本当は私は、洗面所のゴミ箱を、どこかに投げつけたかったのである。茶色のプラスチックのゴミ箱を、風呂場のドアか、洗面台かどこかに投げつけて、自分はすっきりし、かつ相手には、私がどれほど怒り、嘆き悲しんでいるかを伝えたかったのである。しかし、子どもがいる前で、モノをどうこうして何かを示す方法を、取りたくなかった。それで、号泣した。

号泣は結果であって、それを目指したわけではなかった。ただ、ちょろっと泣くくらいでは、済まなかったのだ。
二階で泣いていたら、夫が「妥協案」を持ってきた。妥協案を持ってきたということは、少しは自分の落ち度を自覚したのだろうと思った。
「○○(夫)が悪い訳じゃないよ」
私は言った。
「別に自分が悪いとは思ってないよ」
と、夫は言った。
午後中、私は、泣くと泣き止むを繰り返していた。

日曜日は、ものすごい腫れ目蓋であった。頭痛もあった。土曜日の夜から頭痛はあったが、日曜日も一日中、頭の前の部分が痛く、重かった。
土曜日の夜に、話し合いがあり、私はわりとわがままを通した。NO、嫌だを通した。それで、権利が取れた。夫は、自分にも悪いところがあったと、発見した、らしい。
「私じゃない相手なら、○○も自分の悪いところなんか見つけずに済んだのに」
と、私は言った。続けて、
「だけど、私じゃない人が相手なら、今はあるものが、ないってこともあると思うよ」
そう付け足しながら、え、ある? それって何だろう、あるかなぁ、と、考えた。考えつつ、自分の発言に感動して、また涙を流したりしているのだから、私もたちが悪いのだ。

日曜日は、当初の予定通り、夫は職場の同僚とツーリングに出かけた。私はのんびりと、家のことをして過ごした。
夕飯前に、夫は帰ってきた。一緒に鍋を食べた。鶏の鍋→ラーメン→雑炊のフルコース。
大河ドラマを見たし、日本沈没ドラマも見て、有吉のゲーム番組のあたりには、すっかり元通り風。
時々、脳内の独り言として、夫への意見が繰り広げられる。あちらもきっと、同じようなものが、あるのだろう。

月曜日、目蓋はまだ重い。復活の遅さに歳を感じる。
人間ドックで、矯正視力(眼鏡をかけての視力)の低下が指摘されたため、眼科受診。
眼科の先生は、面白いから好きだ。
スポーツ刈りで、サイケなファッションはしてないけれど、サイケデリックな雰囲気がある。サイケ先生は、きちんと紙に、結果やアドバイスを書いてくれる。
病気の心配はないし、眼鏡もそのままで大丈夫と、言われた。眼鏡を変えたかったので、残念。

今は、喫茶店でケーキを食べています。

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