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それで

そのチンコ的ものの考え方に、選ばれようとしてきた。選ばれて、なお心の中で、相手をかわいそうだなと笑えば、私の勝ちだと思っていた。

ただ、一人一人にドライでいる訳じゃなく、捨てられたくないという気持ちも一緒に持っている。

絶対になくならないものが欲しいとずっと考えていた。絶対になくならないのなら、なんでもいいくらいに。

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私のへこんでいる部分に、いびつな自分の一部を(これはチンコではない)入れて、この人は自分のおかげで生きているんだと安心され、満足されることが、すごく嫌だった。

人と繋がるにはそうするしかないのかもしれないと思っていたし、事実私はとんでもなく欠けているような気がする。

嘘と本当の見分けがつかないけれど、少しだけ、信じられるものがある。

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