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夏小夏のおばあちゃんとご飯を食べる

8月3日(土)
夏小夏を送ってくれたおばあちゃんは、夫のおばあちゃん。夏小夏は高知の果物だけれど、おばあちゃんは高知に住んでいるわけではない。

二週間程前、私たちごと一緒にご飯が食べたいと、おばあちゃんから電話があった。そのご飯の場に私は必要なのかと疑問だったけれど、私にもぜひ来てねと電話で言ってくれたから、ついて行くことにした。
待ち合わせをして、おばあちゃんが予約してくれたご飯屋さんへ。

いろいろ食べる。

私は、うちがお会計するつもりでいた。つもりだけがあって、まあ、ご馳走になっちゃおうかなと思っているのではなく、お会計は本当にうちにしようと、夫にも言っていた。夫も、同意したのだ。
しかし、夫が弱い。伝票の取り合いで、簡単に負け過ぎ。
夫が後に、おばあちゃんにも、払いたい気持ちがあるんじゃないかなと思ってさと、言った。確かにそれはそうかもしれないけれど……
つまり、おばあちゃんにご馳走になったのです。ありがとうございました。

おばあちゃんは、とても元気な人。それでも、暑い中を歩いていると、おばあちゃんの顔が赤くなってきて、進むのも少しだけ、ゆっくりになっていた気がする。
おばあちゃんと、駅で別れた。

おばあちゃんが一人で住むアパートに、今年の一月に遊びに行った。
あまり物のないすっきりとした部屋。箪笥の上に、ぬいぐるみがいた。あの部屋に、おばあちゃんは帰って行く。
寂しくなる。
でも、おばあちゃんは、バスでショッピングモールへ行き、そこでお友達とたくさんおしゃべりし、仕事もしているのだ。
「わたし7月はうんと働いたよ」
そう、おばあちゃんが言っていた。
いつまでも、元気なおばあちゃんでいて欲しいと思う。

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