流レル文字ニ君ノ名前
光輝くディスプレイ。
いつからずっと見つめていただろう
意味も無い、ただ見つめる
理由も、やりたいこともない
なのに見つめる、暗闇。
そこに写るのは全てが入り混じる環境
見たくない世界、でもここでしか見れない世界
この画面に依存してる、
あんなにもガラケーが好きだったのに
いや、今でも好きなんだよな。
メール、LINE。LINE、便利だよね
でも不便さを感じる、便利ゆえに。
メールは不便だった、でもそれが好き。
好きな人からの着信音、メールの受け取り音
小さい画面に流れる文字。
愛おしい、これを青春とよんでみた。
いつくるかわからないメール、
一文にたくさん詰め込んだ。
まるで文通みたいな、そんな気分
返事が来なくてもいいように考えられた。
そろそろ寝たふりして返事返すのやめようとか、
あぁ立派に青春してたんじゃん。
手元を見なくで文章をうてるあのボタンが好き
あ、歴代の携帯は
ずっと取っておいてるんだけどね
思い出を消せない体質で、過去に縋ってるのか…
でも浸りたい時たまにあるよね、
未来が見えないから過去を見るのか。
あ、0時だ。
無理にでも寝ないと寝れないんだよな。
でもふわふわしてる、寝れる気がする
君の声を聞いて。朝を迎える
君の声を、ずっと。