藤子・F・不二雄SF短編原画展(ちょっと大人な藤子ワールド)
今月の23日までということなので、予約をして藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってみました。
藤子・F・不二雄ミュージアムには、展示室が2つあって、展示室1では主にドラえもんの原画などを中心とした藤子・F・不二雄の歴史の紹介、展示室2で今回の企画のSF短編の原画を展示していました。
「まんが道」にで出てきた、手塚治虫から送られてきた、渦巻き状に書かれた手紙が展示されており、本物が見られてうれしかったです。「まんが道」に出ていた文面とは少し違っていたように思います。
また、先生がアシスタントに宛てたコメント(指導というかお願いというか)が興味深かったです。自分のイメージした絵が描けるようになって欲しいという要望なのですが、作品に対して厳しい人だったのだなーと思いました。
さて、目的のSF短編の原画展ですが、現在は第3期ということで、これまでに1期、2期と展示する内容を変えて行っていたようです。
「ミノタウロスの皿」「劇画・オバQ」「みどりの守り神」「ひとりぼっちの宇宙戦争」「カンビュウセスの籤」「コロリころげた木の根っこ」などの原稿や扉絵の原画が展示されていました。
館内は撮影NGですが、この部屋は撮影OKということで、写真を撮っている人も多かったです。
原画は、ホワイトなどによる修正がほとんどなく、きれいに感じました。
NHKEテレの「浦沢直樹の漫勉」を見ると、何度も修正する人が多いように思っていたので、そんな感じなのかなと思っていましたが違ってました。
藤子・F・不二雄のSF短編は、少年サンデーやマンガ少年にときどき掲載され、とても楽しみにしていました。「ポストの中の明日」「ひとりぼっちの宇宙戦争」「流血鬼」「宇宙船製造法」「みどりの守り神」などリアルタイムの読者でした。
個人的に藤子・F・不二雄のSF短編の中で好きなのは、「ヒョンヒョロ」「じじぬき」「自分会議」「気楽に殺ろうよ」「劇画・オバQ」「イヤなイヤなイヤな奴」「老雄大いに語る」「オヤジ・ロック」「流血鬼」など。価値観や見方の違いにより話が転回するような話が好きです。
ミュージアムショップで、「ヒョンヒョロ」「キテレツ大百科」「T・Pぼん」のポストカードと小さなクリアファイルのおみやげを買って帰ってきました。
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