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Bloomingでエンゲージメント向上を

すっかり1ヶ月に1回以下しか更新しなくなった、hakuです。
本当は書きたいことはたくさんあるのに、体も心も追いつきません。
ホント時間や感情のやりくりって難しいと感じた次第です。

さて。
ずっと書く書く詐欺をしていたこの話題について触れていこうと思います。


先日、hakuも最前列に座った際にダニエル・ギデンズ選手にいただきましたが、とても嬉しかったです。
ギデンズ選手、そして三遠ネオフェニックス様、JA愛知みなみ農業協同組合の皆様、本当にありがとうございます。

ギデンズ選手からいただいた花束

正直、今回の発表があるまで私はあまり1番前の席に興味がありませんでした。
ボールが飛んできたら怖いですし←ポンコツすみません
写真を撮るのは2列目以下でもできるし、当たり前ですが価格が高いし。
実際、価格面で躊躇される方は私以外にもいらっしゃったと思います。

そこに選手から「花束」がもらえるかもしれない、という付加価値が付きました。
三遠ネオフェニックスのブースターがそうかはあまり存じ上げませんが、Bリーグ全体でブースターの男女比は1:1、やや女性の方が多いとも言われているらしいです。
その中で「推し」の選手からプレゼントをもらいたい、という欲を刺激した戦略は本当に素晴らしいと思います。

でもプレゼントって言うだけなら、実は割とどこでも出来そうな話ですよね。
ここで「花束」の持つ意味を個人的に推測しました。
まず「スポンサーと共同で行った」点。
そして「三遠地域を意識した」点。

まずスポンサーと共同で行った点について。
スポンサー様のアピールにも繋がり、提供されたもの自体が注目されやすくなる点です。
さらにスポンサー様がご準備される事で、クラブ側の負担、サイン入り〇〇のような準備が必要なく、最小限の労力でお客様へ提供可能です。特に花束=消耗品なので、サインがなくても大丈夫ですし、よっぽどのことがない限り不良品もないでしょう。

三遠地域を意識した点について。
愛知県、特に東三河南部は国内花き生産高第1位です。

農林水産省発表の令和3年産花き生産出荷統計から見ると明らかに、愛知県がトップの約6億本の生花を出荷していることが分かります。


もう1つ同じ統計データ内の「作物統計調査 作況調査(花き) 確報 令和3年産花き生産出荷統計 」より「ガーベラ」というお花だけに絞ると、静岡県がトップの生産高を誇っていますが、これは浜松周辺の生産が多いということを付け加えさせていただきます。(JーPAO様の管轄からは逸れますが。)

生産地で行う「花の街三遠」を強調するのに価値のある取り組みにしているということです。

これは超余談ですが、コロナ禍で数々の生花生産者様にとって苦しい時期であったことを触れておきます。
JーPAO様が輪菊部会にあたるので同統計の「きく」だけに絞ると、実は令和2年度の統計上で前年比93%の生産量であったことが示されています。

その次の年、令和3年度では昨対比100%となっており、2年前令和1年から比較すると7%生産量を落としたまま横ばいであることが分かります。
この生産高を戻すための取り組みの一つが、今回の花束である…ちょっとそう言い切るには規模が小さいですが…
花束をもらうシーンを見た、例えば会場に3000人居たとして、その人たちの購買意欲を高める目的にも繋がると思います。


ではフェニックスにもたらした効果とはどうでしょうか?
やはり最前列の満席化ですよね。
価格が高くて躊躇しがちな最前列が付加価値によって、選ばれる席になる。
1人当たりの客単価アップにつながりますし、選手分しかないので最前列に座ったその日の必ずいただける訳でもない。
繰り返し最前列の席を取られた方もいらっしゃると思います。
実際に(ロイヤル以外の)最前列はかなりの確率で満席だったと記憶します。
顧客の満足度が上がった結果、客単価を大きく上げることにつながったと言えるでしょう。

ぜひこの花束をいただけるちょっとしたワクワク感、来シーズンも続けて欲しいと思います。
加えてこれを機会に三遠地域の花き生産がもっと広まってほしいと、願うばかりです。



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