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開幕節を振り返る その2


みなさんこんばんは。

前回のnoteはちょっとネガティブな感想に寄ってしまったので、今回はポジティブな気づきについて書いていこうと思います。

今回の開幕説で私が1番の気づきだなと思ったのは今回書く2人のプレイヤーとその効果についてです。

  • スター選手加入の効果

  • フランチャイズプレイヤーの存在

ひとつずつ気づいた点を書いていきます。

スター選手加入の効果について。

今季大型移籍にして現在の三遠、そしてBリーグ界の最高峰シューター金丸晃輔選手。

直近のシーズンの中では最高クラスと言える、金丸選手。
彼がボールを持ったときの会場から溢れる期待感と、シュートを決め切った時の影響力はものすごかったです。
久しぶりに会場が揺れたな、と。

残念ながら2日目は得点面では(長谷川選手がピッタリマークしていたのもあり)振るわなかったですが、それでもマークを絶対に剥がせない状況を作り出せるその存在は、純粋にすごいと思いました。

金丸選手が持つ魅力はシューターとしての魅力だけではないんですね。
ボールを持った時のホームアウェイブースターそれぞれの「金丸がボールを持った」と言うところに感じられる感情ひとつひとつ。

彼の持つ脅威的な決定力に裏付けられた実力と、それを会場、またバスケットライブ他様々な媒体を通じてそのゲームを見ている人たち全てを金丸晃輔に引き込む力。

そういうのを含めて「金丸晃輔」の魅力だと実感しました。

そのような力を持った選手が加入するということは、チームにファンを呼び込む力に直結します。
金丸選手のプレーを見たいから、三遠ネオフェニックスの試合に来るんだ、という方も全国に多数居ますよね。

金丸選手はじめ、今季は個の選手に付いているファン、ブースターも多いと推察します。
そのような方々から新しい気づきを得られるのもまた、新体制の面白みと感じた次第です。

金丸選手


一方で、フランチャイズプレイヤーの存在の重要性も感じたゲームでもありました。
三遠のフランチャイズプレイヤーといえば、やっぱりこの方、太田敦也選手。
さらに言えばただのフランチャイズプレイヤーではなく生粋の地元出身プレイヤーでもあります。


私は初日のみ現地観戦でしたが、その日は太田選手がスターティングでした。
もちろんコリンズワース選手の加入で日本人ビッグマンの活躍が必須という事情のもとですが、長く「フェニックス」でプレーし、地元で愛される太田選手です。
外国籍のケガのためではなく、純粋なスタメン採用に心踊ったファンが多かったのもあります。
太田選手がスタメンで発表されたときのクラップ音がいつになく大きかったのは私の錯覚かもしれませんが。

初日の太田選手のプレーで1番会場が熱くなった(と感じたのは)ディフェンスからニック・ファジーカス選手のトラベリングを誘ったシーン。
太田選手のいわゆるスタッツに現れない部分を心待ちにしているブースター=長くフェニックスを応援しているブースターです。

太田敦也選手は言わずもがなフェニックスの大ベテランで、古参ブースターにとっては精神的支柱です。

様々な選手がいなくなった、何なら応援も変わった、それでも太田敦也が頑張っているんだ。
太田敦也を信じて俺たちももう一度フェニックスを応援しよう。
そんなブースターも一定数いることでしょう。

太田選手の活躍は確実に古参ブースターの盛り上がりにつながります。

ちなみに、これはhaku(とその兄)の見立てですが。
開幕節を見た限りでは、太田選手の活躍、そしてケガをせず最後まで闘い抜くことが、キーのひとつであると言えます。
外国籍PG加入で日本人ビッグマンの活躍は必須です。
主にディフェンス面であれだけ身体をぶつけ合い、いわゆるバチバチのやり合い、をするのは日本人ビッグマンとしてはリーグを見渡しても多くはありません。
太田選手がベテランにしてさらなる進化を遂げる姿をいちファンとして楽しみにしています。

太田選手

話を戻します。
今回挙げたポイントはいずれも違った良さがあり、熱くなれる瞬間です。
どちらかの活躍だけであったり、ファン層が同じだったりすれば気づけないことでした。
そして特筆すべきはこの2人がお互い相手へのリスペクトがあること。コートの外からでも伝わります。
2人の関係性が良好であるが故に実現可能な話なので、ブースター側としても彼らを後押しできる存在でいたいです。


総括ですが、開幕節に関していえば「新加入選手と残ってくれた選手を応援したい」と思えたことが大きな発見だったと振り返ります。
正直なところ、今季は推し選手の移籍から、会場から足が遠のくと思っていました。
ですが選手を応援するために会場に足を運んでみたい、素直にそう思いました。

恐らく三遠に限らず、大多数の人が会場に行く理由は選手ですよね。
良いバスケが見たい、好きな選手の活躍が見たい、だから足を運ぶ。
選手が注目される、チームが注目されるからスポンサーが集まる。
スポンサーが集まるから資金が集まる。味方が集まる。

その基本的な部分に会社としてどれだけフォーカスできるか、ということです。

会場では、生で見られる以外の部分でのメリットをどれだけ提供できるか。
例えば会場に足を運ぶことで得られるモノや会場で過ごす時間の快適さ、生観戦以外の楽しみなど。
会場外では、WEB媒体、SNSなどを通じた情報発信力や地域との共生の部分。
今は人が足りないのであれば、WEBメディア(バスケットカウントなど)を利用するのもありですし、昔ながらの手法ですが新聞だっていい。
SNSは手軽な分だけ難しいところもありますしね。

そしてスポンサーや地域の理解を得て味方を増やすこと。
地域の理解がなければスポーツは成り立ちません。
今季沢山の選手についているブースターを呼び込むことはできていますが、三遠ネオフェニックスとして100年先を一緒に描くのは地元の力なんです。

ブースターでない人に地元に三遠ネオフェニックスがあってよかった、と思っていただけること。

そのために今のブースターは色眼鏡をかけず、ポジティブなことネガティブなこと、どちらも発信していく必要性があると思っています。
でも相手を傷つけることとは違うから、言葉を選ぶ、誰が見ても同じ理解に繋がる形で発信することの重要性も同時に考えなければなりません。(自省の意味も込めて)

株式会社フェニックスとしても、全てのブースターの声をただ片っ端から聞くのではなく、本当にフェニックスを愛しているファンブースターや企業の声を聞いて欲しいです。
時にそれは批判に近い、辛い内容も多いかもしれませんが、きっと未来のためになるはずです。
ただの懐古主義ではない、本当に必要なことを考えてくれる味方はきっと近くにいらっしゃるはず。
そういう人をぜひ見つけてみてください。

とにかくそんなことに改めて気付かされた開幕節でした。

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