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君にしか描けないものは 君が好きだと感じたもの。

好きなことをやり抜くチカラは無限大。

ANA-BAR第10回放送をお聴きいただきありがとうございました。お聴き逃しの方も、BSIDEのオフィシャルサイトにアーカイブがありますのでお楽しみくださいませ。節目の10回目を飾ってくれたゲストは別府大学で福祉を学ぶ久門健太さん。844グラムの超低体重児として生まれた健太さんは小学5年生のとき梅本美術研究所で油絵と出会って以来、手足にハンディキャップを持ちながら創作活動に励んでいます。暖色と寒色で表現した「自画像」やフェルメール「レースを編む女」の模写など、ジャンルを問わない作品は、別府公園にあるスターバックスコーヒーに作品が飾られるなど注目を集めています。今回のトークの中で「自分が興味のあるものを描きたい」、「納得するまで何回でも色を重ねるのが油絵の面白さ」と語ってくれていますが、それは絵画だけでなく彼のポリシーと言うか、まなざしのような気がします。言葉にするのは簡単だけど、好きなものをトコトンやり通すのは、誰でもできることではないですからね。

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屈託のない笑顔は健太ワールドそのもの!?

僕が代表を務めるデザイン会社「Cont」と障害者就労継続支援B型施設「DESIGNERS COMPANY Y.H2020」(健太くんが油絵と出会った梅本美術研究所の梅本弥生さんが代表務め、健太さんはなんと監事なのだ!)がタッグを組み設立した「株式会社 naNka」。naNkaの大きな目的は、個性あふれるアートの世界を多くの人に届けること。所属アーティストでもある彼との出会いは、作品の持つエネルギーを感じた瞬間とほぼ同じタイミングだったと記憶しています。いくつかの作品をアトリエで見せていただいていると、そこに彼がいた。あの屈託のない笑顔で!例えば保存水という「モノ」を描いても、それが無機質なものではなく生命力あふれる…ヘンな言い方になるけど生きているのような気がしてくるのが健太さんの世界。その秘密はあの笑顔とナチュラルでフランクな人との向き合い方にあるのでは?と思います。

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自分にしかできないことを追求して欲しい。

健太さんは今、20歳。自分が20歳の時を考えると、作品も、そして人としてもすごいと思います。遥か彼方の記憶を呼び起こしてみても、絶対に僕が20歳の頃はこんなんじゃなかった(笑)。「やっぱり久門健太じゃなきゃって思ってもらいたい、そんな大人になりたい」と20歳の今、感じることを言葉にしてくれたけど、ホントそうだと思います。アートの世界だけでなく、AIをはじめとするテクノロジーが暮らしを豊かにする中で、同時に「じゃあ人間ができること、あなたじゃなきゃできないことって何?」を問われる時代になっています。その答えを求めて、自由にのびやかん頑張ってね、健太くん!(おじさんは、ささやかながら全力サポートするよ)

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