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カタチがないから面白すぎる 僕の好きなおじさん。

「今じゃない」そう思えると景色が変わる。

ANA-BAR第3回放送をお聴きいただきありがとうございました。お聴き逃しの方も、BSIDEのオフィシャルサイトにアーカイブがありますのでお楽しみくださいませ。今回のゲストの矢野さんは僕にとってRCサクセションの「僕の好きな先生」の歌詞の中にある「職員室が嫌いで、素敵な話をしてくれる、ちっとも先生らしくない、僕の好きなおじさん」なのです。矢野さんはNPO法人「おおいた子ども支援ネット」で居場所のない子どもたちに安心して未来を見つめる場所をつくろうとさまざまなサポートを行っています。今回のトークで印象的だったのは、たとえ支える側として、思い通りにならなくても「今じゃないんだ」、「相手がいるんだ」と思うということ。きっとどんな仕事でも自分の考えややり方がうまくいかないと焦ったり、イライラすることもある。そんな時、ふと矢野さんの言葉を思い出すと、なんだか気持ちが楽になる、そんな気がします。


不規則な線、絡み合う線、同じものはない。

「おおいた子ども支援ネット」のパンフレットを作った時のエピソード。矢野さんが取り出した紙に書かれていたのは、かすれたり、ギザギザだったり、くしゃくしゃだったりする線。これらは今、悩んだり、苦しんだりしている子どもたちで、同じ人生などはない。そんな話をしてくれました。このパンフレットは白を基調としたとても静かなトーンです。でも,ちいさな希望や夢や未来がそこにはあります。だってそこに嘘がないから。

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シンプルだけど、誰にもマネできない何かがある。

矢野さんとは仕事でお会いしても、全く本題と関係ないことを話したりする。がゆえに、しばし長時間になることも珍しくない(笑)。それは大きなキャンバスに絵を描くようで、どこの部分の何を描いているのか二人とも手探りだし、むしろそれを心底楽しんでいるフシがあるのです。僕にとって矢野さんはとてもプロフェッショナルな人だけど、一体、何のプロなのかはうまく説明できません。例えばプロのミュージシャンとするなら、そんなに難しいフレーズは弾いていないし、プロ野球のピッチャーなら球種は3種類くらいかもしれないけど「矢野さんしか弾けない音」、「矢野さんしか投げれない球」があるんだよなぁ。テクニックじゃない何か…それが僕が考えるプロフェッショナルだし、矢野さんへのリスペクトなのです。


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