自分たちが才能ないなんてアルコ&ピースには言わないで欲しい

平子祐希さんと酒井健太さんのコンビ、アルコ&ピースの話をさせていただきたい。

アルピーといえば“ラジオ”のイメージが強い人は少なくないだろう。
一部のファンからは“ラジオスター”なんて呼ばれている。
現在アルピーの二人はTBSラジオの「アルコ&ピースd.c.garage」とFMフジで乃木坂の娘とやっている「沈黙の金曜日」という番組を持っている、また酒井さんは単独でSBSラジオにて「チョコレートナナナイト」を放送している

そんなラジオスターのアルピーだが、少しずつではあるがテレビ露出が増え、世間への認知度を得出しているように感じる。

アルピーファンとしてアルピーの魅力ってなんなんだろうかと改めて考えてみる。

その魅力の一つとして、彼らはフリースタイルでコントをする能力が群を抜いているというものがあげられるのではないだろうか。
元々、平子さんの楽屋コントが長いこと、通称“平子り”はファンや周りの芸人さん等の間では有名である。
その一面はラジオでも見ることができる。ラジオ内でリスナーが送ってきたメールに対して、その場で二人で世界観を作り出すことができる。
それが何周も跨いで世界観を増幅させることが出来るのはアルピー魅力だろう。
過去にdcガレージ内では、「アリクイ最強説」や「ブラックサバンナ計画」、「新鮮な唐揚げ」などの名作が誕生している。

また、もう一つの魅力として2人とも「人間のあるある」が得意だなと思う。
「こういう人いるよね」、「映画やマンガにこんな人出て来るよね」、「この職業の人ってこういうこと言いがちだよね」のような、様々な“人間”のあるある」を持っていて、それを多彩に操っている印象が強い。
この魅力こそが、僕たちファンが同感できる発言をしてくれたり、逆に漫才・コントで天才的一面を披露してくれているのではないかと思う。


そんな“天才”アルピーのファンになったのは、ｄｃガレージを聴き始めてからだ。
最初は「THE MANZAIの忍者のネタのコンビかー」ぐらいの気持ちで聴き始めたが、すぐに夢中にさせられた。
それ以来、アルピーのラジオやTVの出演を中心に活動を追いかけるようになった。勿論、最近開設されたYouTubeチャンネル「アルピーチャンネル」も欠かさずにチェックしている。


そんなアルピーチャンネルで先日、酒井さんの誕生日企画として2人でお酒を飲みながらトークをするという動画が公開された。
(未視聴のアルピーファンには最高の動画なのでぜひ観ていただきたい、できれば長尺の方を。）

その中でお二人の話ですごく心に残っているやりとりがある。

「俺らめっちゃド一般人じゃん、二人とも」
「まぁ俺ら才能ないよ、あのバケモンたちと並ぶと」

勿論お二人の観て体験してきたことから出てきた発言であることは、重々承知したうえで、この発言を聴いて僕が率直に思ったこと。
「アルコ＆ピースには才能ないなんて言わないで欲しい」

あれだけのラジオを僕たち凡人に見せつけて、才能がないなんて言わないで欲しい。
あれだけ新しい漫才をTVで披露して爆笑を掻っ攫った人たちに、才能がないなんて言わないで欲しい。
二人に読まれたい一心で慣れないけどラジオにネタメールを送り始めたのに、才能がないなんて言わないでほしい。
僕たちファンがこれだけアルピーの魅力を知っているんだから、才能がないなんて言わないでほしい。

アルピーには、もっともっと色々な舞台で活躍していってほしい、二人が自分たちを才能ないなんて感じないくらいに。

そのために今後も自分のできる範囲で、アルピーの活動を応援していきたいと思っているし、僕と同じ気持ちをもったラジオリスナーたちは沢山いると信じている。

アルピーに関して僕は、「ずっと後悔していること」と「ずっと願っていること」がある。

ずっと後悔していること、それは『アルコ＆ピースのオールナイトニッポン」を聴いていなかったこと。
まだ当時、今ほどラジオに熱中していなかった僕は、３年やっていたアルピーのオールナイトニッポンを聴いていなかった。
終わった今でも語り継がれるあの伝説を、リアルタイムで体感していなかったことに、ずっと後悔しているしこの後悔は当分消えてはくれないだろう。

そして、ずっと願っていることは、それはアルピーの生放送のラジオが始まる事。
もともと、ｄｃガレージは普段は収録でスペシャルウィークだけ生放送という形態をとっていたが、TBSラジオがスペシャルウィークをやめてから、常時収録放送となっている。
一番理想的な形は、近い将来TBSラジオのJUNK枠にｄｃガレージが昇格し2時間の生放送となってくれること。
ただどんな形でもいいので、アルピーの生放送の深夜ラジオ番組の実現を心待ちしている。

そして心に誓っている、今度こそ伝説をリアルタイムで体感してやるんだって。