ちょっと前に流行っていた病になってしまった。
いや、世間が騒がなくなっただけで実はまだジワジワと流行病として渦巻いているかもしれない。
だからこうして、私は病床に伏しているわけだ。

どうもここの所、体調が芳しくなく「う〜む」と思っていたので昨日かかりつけ医を頼ったのだが、診察もしていないうちから薬の説明やら哀れみの台詞やら、こちらが求めてもいない事ばかり聞かされ鼠先輩よろしく右から左に医師の言葉を受け流していたらば「はい!お大事に!」の一言と共に診察室からポーンと放り出されてしまった。
この時はまだ微熱が出ている程度で気持ち的にも「こりゃあ冷房病だろうな…」という余裕があった。
しこたま脂肪を体に身につけて過ごしているというのに、私ときたら冷房に弱い。
だから夏は熱中症になってもいい!冷房なんか要らないやい!という気概をもって生きていたのだが、老いのせいなのか肥えのせいなのか、なんなのか「ちょっと冷房要るか?これは」と感じる事が増えた。(多分老いも肥えもどちらも原因)
そんでもって、この前1時間ほど冷房を入れて眠りにつき、朝起きたらもうダメーッ!(ハゲ頭をペーンッ)になっていた。喉、痛い。
そんなこんなあって、かかりつけ医に貰った大量の薬を飲み、一先ずやっておくか…と、抗原検査キットで自己検査。結果は陰性で胸を撫で下ろす。そのあとはひたすら自室でぽつねんと過ごしながら眠りこけ、お夕飯の時間に起床。
元気なうちに…と、病院から帰宅即作ったカレーと母ちゃんJ( 'ー`)し の味噌汁(美味いんだこれが)(おふくろ、もう一杯って感じ)をモリモリ元気に食べて寝りゃ治るだろ!と一口食べたらば、味がしない。

ん?と思い、もう一口食べるが全くの無味。

「は、鼻でもつまってるかな(⌒-⌒;)?」と投薬された薬の中から最強の点鼻薬を持ってきて点鼻。鼻のつまりは解消されしっかりと鼻呼吸が出来るようになったので再度カレーを口に運ぶ。
味が……しない……。
本当の事なので自分で言ってしまうけれど、私の作るカレーは世界で一番旨いカレーとされている。
ジョブチューンに私のカレーが出たらその場に居るシェフは全員、泣きながら合格札を天高く掲げるだろう。それくらいカレーには自信がある。
だから、こんなに味のないカレーになることは絶対に無いのだ。
そもそも、どんなに料理がヘタな人間でも味のないカレーを作るなんて無理じゃないか…?

「おっ(⌒-⌒;)これはヤバイかもせらん(⌒-⌒;)」

と、大きい病院でPCRをやってもらう事を決意。
味のしないカレーと味噌汁をそそくさとたいらげ、熱を測ると38.6℃

おっ(⌒-⌒;)(⌒-⌒;)(⌒-⌒;)

ちょい絶望状態のまま自室へ戻りゴン寝する。
というのが昨日までのあらすじ。
そして、今朝大きい病院の発熱外来へ行き久方ぶりに鼻の奥に細い棒を突っ込まれグリングリンと回しに回されるやつをやっていただいた。
ちなみに、昨日かかりつけ医に出向いた時の『こりゃあ冷房病だな!』なんて余裕は何処にも無い。
もし、過去に戻って人生をやり直せるとしたら
私は昨日の『こりゃあ冷房病だな!』の自分にアッパーカットをキメて、俺リベンジャーズ~完~
とさせてもらうだろう。体調不良をナメ過ぎているし、自分の老いと体力の限界を知らなさすぎている。
兎にも角にも、咳が酷い。喉も焼けるように痛い。何よりもその酷い咳のせいであばら骨の辺りにも痛みがある。
「これもうパチンコだったら確定演出じゃん…」と考えながら会計を済ませて自宅で検査結果の電話を待つ。
電話を待っている間も咳と倦怠感で全く眠れずTwitterに張り付いたり、アマプラで【サメストーカー】という心底クソだなと思える映画を観たりしていた。そうこうしているうちに電話が鳴る。

「インフルエンザはA型B型共にマイナスでした。コロナのPCR検査の結果は陽性となりますので先程お渡しした用紙に従って自宅療養をお願いします」

サメストーカーを観ている場合ではなかった。
大体なんだ、サメストーカーって。

そんなわけで今日を0日として明日から5日間
自室から出られない生活が始まる。
ただ眠ることしか出来ないなんて…と思ったけれど、どこかでそういう日を望んでいたからそうなったみたいな所あるのかな〜なんて呑気な事を考えている。
早くこの咳と喉の痛み、味と匂いが全くしないやつ早く治ってほしい。
美味しくご飯を食べられないのが一番しんどい。

あと、やることが無いのでnoteに日記でも綴っていこうと思う。
読者が居るかは分からんが、どうかこれを少しでも読んだ人がこのしんどい病にならないようにと願うばかりだ。

以上。おわりで〜す。

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