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What do you want about baseball?~あなたは何をお望みですか~

「野球が好き」と一言で言っても、野球のどこが好きなのか、なぜ野球を見ているのか、野球に何を求めているのか、千差万別である。例えば、「チームの勝利が見たい」、「推しのプレーが見たい」、「球場でスタグルを楽しみたい」…などいろんな楽しみ方や願いがある。(いろんなファンの方にこれらについて聞いてみたいと思うが、それはまた別の機会に)

で、私自身はどうなんだろう?
土日には現地に行って応援しているし、それがめちゃくちゃ楽しい。
外野で応援するのも好きだし、内野でまったり?じっくり見るのも好き。
現地の臨場感と雰囲気が大好きなんだ。
京セラドームへ向かう電車の中がいちばんワクワクしていると思う。
また、野球を通じてたくさんの人たちに出会う楽しみもある。
・・・でも、それだけではないのだ。何か物足りないというとおかしいのだが、現地に行ってない日は本当の意味で心躍っているのだろうか。
惰性でぼーっと見ていないだろうか。家でTV見ていた試合で、ブログ書けるのか?「野球のどこが好きなのか」「何に幸せを感じるのか」を自問自答する日々。

そんなこんなで夏休みに突入。
実家に帰省し、家族でお墓参りに行った帰り、父の運転する車の中で、観戦仲間から届いたLINE。
「推しちゃんがサヨナラホームラン打ったぞ」

「!!!!!!!まじか!!!!!!!」

送られてきたURLはパドレス傘下AAAの公式X(旧Twitter)。
(※犬のユニホームで有名になったチームです)
ラベロ!!!!!サヨナラホームラン!!!!!の映像!!!!!
しかもこの日のユニホームがパドレスっぽかったので激熱でした(^^♪

オリックスを離れても、推しは推し。
「オリックスでその活躍が見たかった」という思いよりも、何よりも嬉しさが勝った。
・・・ん、目から汗が!!!オリックスではケガもあってなかなか勝利に直結する一打が打てなかったラベちゃん、ついにやりおった!!!(歓喜)


・・・そして、ずっと求めていた幸せな感情に気づいた私がいた。


私が求めていたのって、「推しの活躍でチームが勝つ!!!」
これじゃね…!!???

でもこれってすごく難しいことで、ハードルが高い。
段階を分解していくと、以下のステップが必要になる。
①推しを見つける
②推しがチームにマッチする→レギュラーとして試合に出る
(外国人選手の場合、それ以前に日本の野球にマッチすること)
③故障しないこと・・・
④その上で活躍すること
⑤チームが勝つこと

上記が1セットで、シーズン中④~⑤を繰り返すことで私の幸福度が増す。

何らかのめぐりあわせや不運(と未熟な私のファンとしての至らなさ)もあり、オリックスではその経験や喜びに長らく恵まれていないことに気づいてしまった。ここ数年、中嶋監督のおかげでチームは強くなった。2連覇もして日本一にもなった。それだけでもありがたいことだから、これ以上望むのは贅沢だとわかっている。
…でも、どこかでずっと感じていた「推しが活躍して勝つ」の中の大切な部分が欠けていることへの物足りなさ、私自身も最近はその気持ちを抑え、置き去りにしているように感じている。

それと同時に、今年4月の現地観戦でマーゴがホームラン打ってお立ち台に立った日、同じような気持ちになって涙を流しながら夕食を食べたことを思い出した。
(ラベロの来日第1号の試合は5点リードからの逆転負け。Twitterではたくさんの人に「おめでとう!」って言われたことは忘れない。あの日ほど悔しいことはなかったが、当時はまたきっとチャンスがあると信じて疑わなかった。)

私にとっての一番の幸せがわかったのなら、その幸せに向かって突き進むのみ。今はもろもろ難しい状況ではあるが、ゴールがわかっているだけでも、気持ちは楽になる。そして、またこれらの願いをNPBでかなえることができる日が来るまで夢を抱き続けようと思う。

遠く離れても最高の幸せを与えてくれて、大切なことに気づかせてくれた推しには感謝しかない。これからも海の向こうから引き続きうれしい知らせが来ることを願ってる。いつかまた、現地で見られたらいいなぁ・・・。

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