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現場シッターの想い(柴田和輝)

ぼくは、以前は保育園で保育士として働き、現在はベビーシッターとして働いています。

これは働き始めてからずっと続いていることなのですが、ニュースで教師や保育士による性犯罪・暴力事件の報道がある度に、被害に遭われたお子様と親御様の恐怖や苦痛に心を痛めるとともに、「自分はどのように見られているのだろう、安心感を持ってもらえているだろうか」と毎回不安になります。

子どもたちにとって、関わる大人が安全かつ信頼できる存在であることは人格形成にとってとても重要です。日々の心の安定にも繋がります。

子どもを他者(先生・シッター)に預ける親御様にとって、その他者が安全かつ信頼できる存在であることは必須条件だと思います。


しかし、子どもと関わる仕事・ボランティア活動をしている人にとって、自分が安全かつ信頼に足る人物であることを証明することはなかなか難しい現状があります。


そこで、子どもの安全と大人の安心を保障する方法の1つとして「無犯罪証明書の取得制度」を設けるべきだと思います。

イギリスにはDBS(Disclosure and Barring Service)、オーストラリアにはWWCC(Working With Children Check)という子どもを犯罪から守るための明確な制度があります。

規模の大きな保育現場や教育現場に導入することに時間が掛かるのであれば、段階的にまずはベビーシッターの現場から導入していくのはどうでしょうか。


子どもと関わる仕事をしている人・子どもと関わるボランティア活動をしている人が、安全かつ信頼できる存在であることを証明する1つの手段として、日本での「無犯罪証明書の取得制度(日本版DBS)」の導入を求めます。


子どもにとってより良い世の中にしていきましょう。

ベビーシッター 柴田和輝


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