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K映画『シック・オブ・マイセルフ』20231018@ホワイトシネクイント

シックオブマイセルフ感想

アーティストのパートナーである主人公のシグネ。
注目を浴びる彼氏に嫉妬し、嘘で注目を浴びていい気分になる。
自分に起きた事件についてずっと喋ってる。自分。自分。自分。
そんな承認欲求の塊が少しずつ、加速度的に地獄に落ちていく
見事な胸糞映画。

序盤の彼女の言動や心情は、観ていると共感性羞恥による自己嫌悪でおかしくなりそうだった。
いるいるこういう人。でもこれ自分もたまに当てはまる時あるよなー、みたいな。

注目を浴びる機会に溢れているのにうまく発信できず悶々とし、
承認欲求に支配されている現代の若者に、深く突き刺さる問題作ではないだろうか。

救いようのないショッキングな怪作。面白い。

K

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