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舟唄に、想う

歳を重ね、酒もひとりで呑むことが
多くなり、この歌の良さがわかるように
なってきたな、と感じていました

若い頃は、飲み会で盛り上がることが目的で
酒を呑むのはそのための手段だだと思います

今は、呑むことそのものが目的

ふらっと一緒に飲みに行ける気の置けない相手が
周りにいなくなったこともあり
専ら呑みに行くのはひとり

ひとりで黙々と呑む

舟唄がぴったりと合う

酒は静かに呑むべかりけり

強い酒が五臓六腑に沁みて
ちょっと心もキリキリする

この歌、もともとは美空ひばりさんの
ために書かれたものだとか

八代亜紀さんのハスキーな声の方が
合っているかな


お酒はぬるめの 燗がいい
肴はあぶった イカでいい
女は無口な ひとがいい
灯りはぼんやり 灯りゃいい
しみじみ飲めば しみじみと
想い出だけが 行き過ぎる
涙がポロリと こぼれたら
歌いだすのさ 舟唄を



ご冥福をお祈りします…

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