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フィードバックは個人の課題なのか、チームの課題なのかを意識して伝える大事さ

 エンジニアのやったことを評価するときに、できるだけ成長につながるフィードバックをしたいために、色々な気づいたことを伝える。というのは皆さんもよくやると思います。 

 そのときに「技術力が弱いからもっとXXXなどをやってみて、技術力を磨きましょう」は個人へのフィードバックとしては自然ですが、「XXXの選択はよくなかったんじゃないか?」というのは、本人が最終的に決定していたとしても、チームとしてその判断を受け入れたことに課題がある可能性もあります。

 これを区別せず個人にフィードバックするとチームの課題をひとりで抱え込んでしまい、解決せずに余計に沼にハマる可能性もあります。

 この課題は個人のなにかか軸となっているのか?それともチームの課題なのか?それともリーダーのマネジメントに問題があるのか?課題は個人を通して見えてくることがありますが、適切な場所にフィードバックすることが大事です。

 強いエンジニアは強いチームによってさらに成長していきます。そして強くなったエンジニアによって、さらにチームは強くなります。

 未熟なチームはアウトプットも出せるアウトカムも最初は小さいものです。多くのフィードバックを返されてもなかなか整理できないものです。

 きちんと、誰にとっての課題なのかを整理し伝えることがシニアエンジニアには求められます。


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