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残暑

暑い。


9月も半ばだというのに、まだ暑い。


まだ扇風機が欠かせない。


一般的にはこの状況を「残暑」というが、なぜ暑さだけが残るんだろう。


寒さは全く残らない。


「残寒」という言葉はない。


寒さは残らないものなのだ。


それが、暑さは残る。


「残暑」という言葉が作られるあたり、「暑さは残るもの」という共通認識がいつしか我々の潜在意識に植え付けられている。


基本的に僕は、寒さより暑さの方が大変だと思っている。


寒さは上着を着たり、暖房をつけたりしたりと色々対策を講じられる。


しかし、暑さはどうにもならない。


クーラーや扇風機の前にいない限り、暑さはしのげそうにない。


そんな厄介な方がしぶとく残るなんて、まるで社会の縮図を見ているみたいだ。


人から疎まれている方が長く残るのは、残念ながらどこの世界でも同じなようだ。


暑さは、その熱で僕たちの水分ややる気、引いては体調までをもしぶとく奪っていく。


僕は決してこの暑さに負けてはいけない。


長い戦いになると思うが、僕達はこの暑さに打ち勝たなくてはいけない。


今こそ立ち上がる時だ。

こんにちは。 ブラウンシュガーです。 更新も不定期で話題もバラバラですが、よければフォローや記事の評価をよろしくお願いします。