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YouTubeで動画に低評価数が表示されなくなったっぽいことについての所感

ツイートの延長なのでひどくまとまりのない内容です。まとまりがないよう。

本日11/23、YouTubeでおもろい動画を漁って笑っていたところ、どの動画も高評価数は表示されているのに低評価数は表示されていないことに気が付いた。ツイート検索をかけてみると、同じことを書いているツイートがちらほら。どうやら数日前からじわじわと仕様が変更されてきているっぽい。

なお現時点で投稿者からは動画画面、あるいはYouTube Studio→コンテンツの一覧右端から確認が可能(下画像左)。ちなみに動画の詳細設定では相変わらず低く評価した視聴者の数も表示できるかのような書き方がされている。

無題

これを受けて、私はまあまあの改悪だなと思った。だって、高評価しか表示されないんなら評価機能の意味がなくないか? 視聴回数と比較して「ああ、この動画はこれくらい人に評価を下させる力があるんだな」と思えるくらいか。中途半端だな…。
また、配信者界隈(VTuber界隈だけかも)では一部、配信者がやべえパフォーマンスをすると視聴者が低評価爆撃を行ってその反応を楽しむというひでえ文化がある(もちろん直後に押された低評価は戻される)が、それが見れなくなるのも少し寂しい。低評価、お前はYouTubeに必要だ。​

一方で、低評価数の非表示にメリットを感じているところもある。近頃インターネット上でたくさんの問題が目に付くが、そのほとんどで「こいつら、悪い方に引っ張られ過ぎじゃね?」と思う。こいつらというのは基本的にその“問題”を顕在化させている、いやむしろ引き起こしている張本人を指すが、なんでそう自分から嫌な方へ嫌な方へ進んでしまうのか、自分とは相容れない人が多いなあと感じる。
そう日頃考えている身としては、「低評価数が表示されない」というのは結果的に低評価数の低減に繋がると確信しているし、なんなら“炎上”自体目に見えないどころか小規模なものなら“起こりえない”のではないかとまで思う。
先のツイート検索で「低評価数が見えなかったら、低評価してもどれくらい自分と同じ意見の人が多いのかわからない」といった趣旨のものがあった。こういった自我をもたない人間が、安易に炎上に加担することも少なくなるわけだ。
これは意義の無い“問題”を避け、正当な評価を獲得する上で、大変大きいメリットだろう。

しかし、同様のことは高評価にもいえる。先ほど述べたことはいわば「低評価数が見れることで増える低評価がある」ということだが、これが見えなくなるということは、裏を返せば視聴者は安易に高評価を推すようになるということだ。高評価しか見れないがゆえに、自身の評価基準を甘くしてしまうためである。
これは、正当な評価を獲得する上で、デメリットとなってしまう。なんてこった。

私はこれまで述べたように低評価に対して(評価の平等性を保つにあたり)肯定的な立場であり、自身の投稿する動画にも低評価数は表示させたいと思っている。
メリット・デメリットなどいろいろ書いたが、結局のところ高評価も低評価も両方を表示させることがフェアであり、正当な評価を獲得するのに適していると考える。まあぶっちゃけ最も評価が正当になるのは両方とも表示しない場合だと思うけど、あんまフェアじゃないって言われがちな気がする。
だからこういう仕様変更をするなら、動画の詳細設定で低評価の表示も有無を切り替えられるようにしてほしいと思う。思うのだが……、

それ、余計厄介にならんか? とめちゃめちゃ懸念をしている。素が低評価数非表示・低評価数表示のどちらであれ、切り替えられるのに「低評価を非表示にしている」というのは心証が悪くなりがちではないか。
ここで補足しておくと、私は評価に対する考えやそれによる自分の動画では両方を表示させたいという気持ちはあれど、他人のとる方法に言及する気はさらさらない。しかし、動画のスタイルに関して他人にまで影響を及ぼすほどに強い価値観をもつ人がいるのは確かで、「動画投稿者は低評価を表示/非表示するべき!」といった言論が飛び交うようになればそれはもうYouTubeの終焉だと思う。それは言い過ぎか。

であるからしてYouTubeくんにはこのまま低評価非表示を続けるか、両方とも表示できるように戻すかのどちらかの手段をとってほしいです。個人的には後者かな。おしまい。

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