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何気ない、1月。

何かを吹っ切るような勢いで、今年の1月が始まった。
初詣で引いたおみくじは、久しぶりの「大吉」。
仙台撮影会 Shooting Sendaiでは、どうやら恒例となっている「くじ引き」で撮影者とモデルの組み合わせを決めるという撮影会が、年始に開かれるようで、早々に予約を入れていた。

それまで決まったモデルしか予約していなかったので、参加モデルが初撮影となる午後枠を3回、つまり全て入れてみた。もし、同じ方のくじを引いたらどうなるのだろう、と、思考を巡らせ、撮影者が同じメンバーとなることは、半分ぐらいの確立でないのかな、と思ったら、続けて撮るのも悪くないし、その方がじっくり撮れそうだと、半ば期待していたり。

「くじ」と聞いて、てっきり阿弥陀くじかと思っていたら、きっちりと折った紙を結んであるくじで、そういえば「結びくじ」と書いてあったのに気づいて、心の中で頭を下げた。

きっちりと結ばれたくじは、不器用な指先の私ではなかなかほどくことが出来なくて、二回目からは、たまたま隣にいたモデルさんに、ほどいてもらった。

誰一人として同じ組み合わせにはならず、それも凄いことだと三回目のくじ引きを終えて、二階堂心春さんの撮影となった。


仙台撮影会 Shooting Sendai 所属モデル 
二階堂心春

機動性を重視して、レンズは35mmのみ。
それなりの人混みだろうから、できるだけコンパクトに撮影したいというのも、あった。仙台の方々は親切で、撮影していることに気付くと、割って入らないように、歩みを止めてくれることが多いのだ。もっとも、時代遅れの大きくしたカメラ(バッテリーグリップを着けてるから)を使っているのだから、これ見よがしに「撮ってます」をアピールしているのだが。

35mmという焦点距離は、私にとって、まさに標準レンズ。
色々と言われますが、バストアップの寄りから、全身の引きまで、だいたいそれで間に合う。
もう少し正確に言うと、寄りと言っても、少しハイアングルかローアングルにして、角度をつけたいから、というのが大きい。なので、24mmでも、バストアップを撮ります。


35mm ベンチに昇って撮影。


35mm ベンチで横になっています。

35mmは、寄れます。
それも使い勝手が良いところ。

寄りだけでなく、引きでもそうなのだが、角度がついてしまうので、ハイアングルだと頭部が大きく見え、ローアングルだと、頭部は小さく見える。

なのでハイアングルが好ましくない時も、多々ある。いいかなと私が思っても、被写体になった方は嫌だと感じることも、あるわけで。
だからということでもないのだが、全身いっぱいのレイアウトの場合は、100mm以上で引いて撮っては、いる。

余談だが、引けるなら、300mmで撮りたいぐらいだったり。

この時、二階堂さんとは本当の初対面で、正直に言えば、どうしたらよいか迷っていた。見ていた写真の多くは、かわいい、元気な心春ちゃん、だったので。しかし、それは杞憂に終わっていた。

それはこの日に撮影した、小日向さくらさんも同じで、こちらの要望に応えることができる、モデルさんたち。


仙台撮影会 Shooting Sendai 所属モデル
小日向さくら (これは90mmです)


結びくじを開いてもらいましたm(__)m

流石に、私は神対応できませんでしたが、小日向さんは、神対応でした。

この日、本当に緊張していて、これまで実践してきたことや、とりあえず頭の中にある知識をフル動員して、なんとかコミュニケーションを。
例えば・・・、私の情報を多めに提示して、関連質問から、共通項や、相手が好きなこと、得意なことを自然な感じで口にできるように心がけ、・・・。あまり質問攻めにならないように、極力自分のことを話しつつ、質問してもらえるように・・・。

すべてうまくいったわけではなかったが、まったくというわけでもなく。

逆に気を使ってもらえていたんだなと、思います。

そんな、なにげない1月が、私には、特別だったのです。


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