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だれかへ恋文を

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#つぶやき

「独り相撲」
とっくのとおから独り相撲を取っていた
しなくていいのに一人で四股を踏んでいた

自分だけが
土地を清められると思い込み
エゴで塗り固まっても気が付かず
一人で胡坐をかいていた

この荷を降ろした僕の樹は
いつか実を結ぶのだろうか
今はまだ
私がだれかも分からないのに

「冷えは大敵」

膣の中の暖かい女はいい

銀座のホステスは話していた
お相撲さんと一度すると
やみつきになるらしい

温泉のように暖かい女に
包まれた男のように

なら温泉のような女と
温泉卵のような男なら
とろける極上でほかほか

そんなに太れそうもないけれど