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映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」感想※ネタバレあり

素晴らしい映画だ。
高橋一生さんの露伴先生はドラマを観ていた頃からハマり役だと思う。ドラマと構成が同じだったのでドラマを観てからこの映画を観るとスッと頭の中に入る。
漫画原作のキャラは原作と比較して批判されがちなところをよく見かけるけど、高橋さんの露伴先生は最高だ。表情が得に良い。気難しく冷徹で漫画のことだけしか頭にないイメージの露伴先生だが、人を助けたり、恐怖を覚えたりと人間らしさもあり愛しいキャラだ。それをうまく演じている。
過去話で登場する露伴先生の祖母がかけていたサングラスと同じデザインのものをルーヴルに行くときにかけている露伴先生はお茶目に見えて可愛かった。モナ・リザの絵をバックに立つ露伴先生を見たときは「おお!」と勝手に心の中で感嘆した。
印象的だったのは露伴先生の「この美術館は人の手に負えるものじゃない」っていうセリフがこの作品を表しているように思えた。
ルーヴル美術館がとても綺麗で一度は行ってみたくなった。
前半はゆったりとした感じで進んでいて、眠くなりかけた。とても静かだったのもあるかも。後半からは黒い絵の真相に向かって行くのでテンポも速く面白くてあっという間だった。
黒い絵を見たものは自分の過去に起こした後悔に襲われる?みたいな呪いがかけられていて、皆自分の過去に襲われるのだが、泉だけはなんともなかった。自分の過去に後悔はないということなんんだろう、格好良いと思った。

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