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ミンドロ島カラパン旅行2日目
マニラの印象
6時にフロント前の食堂に行くとガラガラ。ゆっくり街を見ながら朝食をいただきます。あらためて全ての店の前にいるガードマンの数の多さに驚かされます。襟までボタンを閉めて長袖シャツがとても暑そう。それはともかく、ハンドガンだけでなくショットガンとかも持ってる。そういえば空港でも銃孔の空いた車とかいたっけ。カジノも多いし、色々ある場所なのですね。昨夜も大通りと裏道の匂いや客層の違いや物乞いの多さに驚かされました。
トイレットペーパーを水でふやかしてみたら溶けず。これはやはりゴミ箱に入れるのが正解らしい。やたら大量に紙を水に流す日本が特殊なんですかね。
チェックアウトするとしばし椅子で待っててとの事。部屋のチェック後にデポジット1000ペソを返してくれました。
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バス乗車は驚くほど簡単
8時頃、フロントの左側にあるバスのカウンターに人が並び始めました。受付のお姉さんに12go.asia の予約のプリントを往復分渡すとチケットに交換してくれました。帰りは降りたところから乗ってねとの事。他に並んでいる日本人かもしれない人を見ていて昨日、ショッピングモールで詐欺師に日本人と思われた理由に気づきました。Tシャツのモンベルのロゴが日本人的だったのかもと。無地にしなくては。
フロントの椅子で待っているとガードマンさんがホテルの斜め前にバスが来たよ、と教えてくれ、早速乗り込みました。入口でお姉さんのガイドさんがチケットを切ってくれます。なんか紫のアラベスクな日本では見ない内装でテンションが上がります。ここから100km、2時間弱のバス旅行です。道はかなり良くて振動はほとんどありません。
道路沿いの物売り、物乞い、廃墟ビルにも見える巨大団地、カラフルなジープニーが珍しいです。車内ではガイドさんがお菓子や飲み物を売ってくれます。
行き交う車は日本車がほとんどで、トヨタ車が特に人気のようです。三菱も日本よりよく見かけます。いずれも割ときれいな車ばかりなので、富裕層が車を所持し、庶民は満員のジープニーで通勤という感じのように見えます。そういえばイエル先生が日本ほど安い中古車はフィリピンには存在しない、と言ってました。特にマニラでは朝夕、平日の2割はマイカー通勤が規制されていて使えないのでますます贅沢品のようです。
見かける人種も日本と違って本当に多様です。インド系、スペイン系、中華系、ポリネシア系、肌の色も目鼻立ちも様々です。でもみんな同じ国民としてハーフ、クォーターどころでなく何百年分も重なりつつあるようで感銘を受けます。これがフィリピン人の包容力や優しさの源でしょうか。
都会周辺だと家々は綺麗な豪邸か、錆びた小さなトタン屋根かに二極化していらようにも見え、日本の多くの家はここだと豪邸の部類に入りそうです。低湿地や区画整理上できた非整形地にトタン屋根は密集しています。洗濯物で一杯なので家族も多いのかも。
1時間が過ぎると緑の山の景色増えてきました。と言っても道路脇はオイルパームが多いです。日本では見ないパームオイルのタンクローリーも見かけます。巨大な重機で大面積の皆伐と植え付けを繰り返しているようなので、土壌侵食とか大丈夫なのかな、と心配になります。
右手はタール湖というカルデラ地形のようです。高速道路から湖は見えませんが中央の火山が見えます。そのうち、ダンキンドーナツとマクドナルドの併設されたガソリンスタンドでトイレ休憩になりました。5分で出発だそうで、買い物してる暇は全くありませんでした。この後、急に道がガタガタになり、早く着いてほしい状態になりました。残り30分。
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高速船を探すのは難しい
なんとか辛いガタガタに耐えてカラパンに到着。バスから第二ターミナルまでガイドさんがポーター等の客引きを振り払って引率してくれました。うっかり行き過ぎそうなほど小さなセキュリティゲート内に案内されると急に静かになりました。
ターミナルにはレストランの他、たくさんの会社のチケット販売窓口が横並びになってます。時刻表を見てもよく分からないので、一番出発時刻が早そうな会社の窓口に行くと、右へ、と案内され、人が並んでいる列に並んでカラパン行きを買いました。
奥の方へ行くとプエルトガレラ行きのチケット売り場に混じって小型高速船のチケット売り場がありました。えー、こっちなら出発も30分早くて、所要時間も1時間半早いらしい。2時間、損したかなと思いつつ、フードコートで日本シュウマイと焼きそばのセットを食べ、大型フェリー乗り場へ。日本シュウマイは日本では見た事ないけど美味しいシュウマイでした。
手荷物検査入口で港の使用料も窓口で買うように言われて購入し、手荷物検査。一番ゲートに行くように案内されます。ゲートの人にチケットを見せるとあの人達についてってと言われ、前を行く人達についていくと意外と乗り場が遠い遠い。港の端の大型フェリーでした。
フェリーの上に上がると、なんと屋外に二段ベット寝台ばかりが並んでいます。まあ、凍えるようなエアコンルームより涼しい海風の方が気持ちよさそうなので、所要時間は長くなっても嬉しい誤算です。ちなみに最上階は空いているけど暑くて、下の階の方が明らかに快適でした。あと、午後だと船の後部や右側は日が傾いてくると光が当たるので一ブロック以上、内側に席を取った方が良さそうです。
あちこちに日本語が書いてあり、船室のない割と小型のフェリーなので、元は瀬戸内の連絡船あたりのようにも見えます。エアコンルームが無かった昭和時代の船なのかもしれません。立派に余生を送っているならエライ、頑張れ、と応援したくなりました。
海に出たら携帯の電波が途絶えるかと思いきや、ほとんどバタンガス湾内で、湾を出てもベルデ島、リゾート地のプエルトガレラが続くせいか、どこでも電波はつながっていました。いつの季節もこんなに快適な海風に吹かれて昼寝でき、綺麗な景色と安くて美味しい食べ物があり、どこでも携帯で遊べるなんて、もう十分なんじゃないかと感じます。
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ついに感動の対面
3時間の船旅でカラパンに到着。港にはイエル先生とデスお母さんが車で迎えに来てくれていました。洋菓子の詰め合わせや今治タオルのお土産を渡し、コロナが終わってついに会えた事を喜び合いました。市内はお祭りの準備中だそうで綺麗に飾られていました。お家に招かれ広いお庭の見たことのない色々な果物を試食させていただきました。酸っぱいのもあったけど、激甘のも。名前を次々言われたけど忘れました。バナナにも色々あるそうで説明されました。植物園では食べられないけど、地元ならではの貴重な体験でした。
夕食はオススメというParang Beach Resortへ。とても新しくて綺麗な施設で、静寂の中、海辺のログテラスで柔らかい暖色の光に包まれ夕陽を見ながら食べたご飯は絶品でした。ぜひここに泊まりたいと思ったのですが、一応アナハウを予約していたので送ってもらい泊まりました。感想は次の日で。
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