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ぷらそにか5Days 2022 水谷怜さんライブレポート

2022年1月31日、ぷらそにかライブ5日間中の初日、水谷怜さんが出演された際のライブレポートです!少しでも、水谷怜さんの魅力を知って、好きになってもらえたらと思いレポートを書かせていただきました。

音楽ド素人が書いてるので、内容は物凄く薄く稚拙な文章ですが、少しでも多くの方に読んでいただけると嬉しいです。

ぷらそにか5Days 2022 day1
2022/1/31(Mon)
@下北沢MOSAiC

この日day1は、ぷらそにかとして

RYOEM
遥河
水谷怜(バンド編成)
4組の出演があり、水谷怜さんは4番手の出演でした。

【水谷怜バンドメンバー】
Vox/Gt : 水谷怜
Drums/Perc : しょーち。(One to Free)
Bass : ダケちゃん(あのQUINTET)
EGt : いくを(つぶGUY)
Pf: 清水”Alan”哲詩(flagshipFUNABASHI)

はじめに

2020年10月にも行われた ぷらそにか 5days。
私的には水谷怜さんのファンになって、間がない頃。コロナ渦でライブも頻回に行えなかった時期で、初めて水谷怜さんのライブをリアタイで観れると心待ちにしていた。しかし、水谷怜さんの都合がどうしてもつかず、参加は叶わなかった。

この後、ぷらそにかライブではソロ祭りや、ぷらフェスへの参加があって、それぞれにとても嬉しかったが、水谷怜さんのオリジナル曲が特に好きな私にとって、ぷらそにかという環境の中でオリジナル曲を複数聴ける5daysはそれらのライブより多少なり思い入れがあった。

そんな中、今回5days参加告知を見た時は飛ぶ様に喜んだ!しかも、普段水谷怜さんのホームのライブハウス(flagshipFUNABSHI)で組んでいるバンド編成での参加とあって、喜びこの上ない知らせだった!

こうした気持ちで望んだ今回のライブ、いつもの如くライブ配信で視聴することとなった。

M1. 役者

前の出演遥河ちゃんのライブ後の転換が終わると、聞き慣れない悲劇的なピアノのメロディと共に、青黒い薄灯の中に浮かび上がる水谷怜さん。「ここからどんな曲に入るんだ?」と想像を巡らせていると、
「1、2、1、2、3、4」と、しょーち。さんのカウントに続いて「手に握ったー♪」と水谷怜さんが歌い出す。「役者だ!」
サビからスタートするハイビートの曲で、ライブを盛り上げるにはピッタリの曲の一つ!
真顔でイントロのサビを終えたあと、
「ぷらそにか5days 1日目から盛り上げていきましょーー!!!」と笑顔炸裂!おお?!いつもに増してテンションが高い!!!高音多めのこの曲をパワフルに歌い、いつもより手足の仕草も幅広く、曲の雰囲気に合わせた気取ったフリもかっこかわいい!小刻みに揺らす肩、ビートに合わせて踏むステップ等、ハンドマイクならではの、動きで曲の縦ノリポテンシャルを更に引き上げている。
そして、この曲でもう一人の主役のEギターいくをさん。今回は水谷怜さんのお父様手作りのEギターを弾いている。ドライブサウンドがいつもよりエッジーで乾いて感じる。間奏の速弾きは圧巻。
スーツ姿のベース ダケちゃんさん、ベースの捻りの効いたサウンドとダケちゃんさんのニヒルな雰囲気で曲に重みが加わる。
後ろに控えるドラムしょーち。さん。いつも通りクビにタンバリンを掛けたしょーち。スタイルで、ドラムの音がサウンドにキレと弾みを与える。2コーラス目に入る前の「バドット、バドット、バドット、バドット」の所が好き!
そして、下てにはキーボードAlanさん。ピアノサウンドで、Eギターと対極のように華やかにボーカルの周りを彩る。
落ちサビ終わり「虚しくなく!」ではボーカルにがなりが入り、ラスサビ「踊らせて欲しいのーーーー」の高音、声が切れるまで出し切る高音、くううううう!カッコいい!!
5days初日のトリを飾るライブの一曲目として、バッチリの選曲!一気に水谷ハピネスワールドを展開した!

『役者』はYoutubeでもご覧頂けます👇

M2. room

「是非最後までお付き合いください、よろしくお願いしまぁす」と短かいけど、超ハイテンションのMCから、バンド紹介に入る。ドラム、ベースと順に紹介していき、紹介順に演奏に加わっていく。やっぱかっけえ!
そして、「そしてボーカル水谷怜でお届けしていきます『room』!」と、自身のことを「ボーカル」と言っているのを聞いたとき、「ああ、すっかり、チームになってるんだなあ」と感じた。
この曲はれいちぇるさん楽曲で最もファンキーナンバー。FUNK music を聴いた時期があった私にとって嬉しい曲の一つ。Aメロの吐き捨てるような、ヤサグレたメロディがお気に入りで、聞く度に、若いながらもこんなカッコいい曲を書く水谷怜さんに惚れ直す。

そして、今回の『room』バッチクソにかっけえええええ!!!

イントロから歪みの効いたEギターがカッティングでファンキー!! そして、1Aメロに入った途端、Eギターとキーボードが止まって、ベースが前に出るアレンジ。うおおおおお!ファンキー!!ダケちゃんさんかっけえええ!!

と、ノリノリで聴いてると、1Bメロ辺りからアコギがでてくる。このジャカジャカ音がメロディを持つパーカスの様でリズムを刻んで心地いい。
そして1サビ「見飽きた輪が照らすストーリー…」、画面にギターが2本並ぶ。2本が奏でる、裏拍、半音(?)っぽいメロディが最高すぎて「好きぃ!」てなる。(ここ本当にギターのメロディ良いので是非注意して聴いてみて)

水谷怜さんは『役者』の時とは変わって、冷めた目つきで歌う。カメラの位置が下気味という事もあって、見下ろされている感じで、それがまたかっこいい!そしてボーカル。ミドルトーンの荒っぽいフェイクとビブラートに少しエッジが効いて曲のヤサグレた雰囲気を更に引き立てる。渋い歌い方が以前よりも更にかっこよくなってる!

間奏ではキーボードが前にでる。弾むようにそれでいて流れる様にファンキー!Yeah!
2コーラス目2Aメロ「広い部屋の真ん中ぁ!」でEギター「ギュッ!ギュ〜〜ン!」で、メロディが一瞬止まる。続けて、ドラムの「シャーン、バドン」でメロディに戻る。ここに今回アレンジの意気込みを感じた。そして、これをきっかけにEギターはワウを効かせて味変えファンキー!
落ちサビ間奏、男前妖艶なベースが再び前にでる。やっぱりダケちゃんさんの弦の押さえ方好きだ。
次第にギターのワウは強くなり、アウトロではワウてんこ盛りスタイルで、その裏で聞こえるドラムのスネアドラムの音がめちゃくちゃ気持ちよかった!

今回のroom ファンキーでグルービー!!!
アレンジ凄くてほんっとにかっこよかった!!!

M3. 24×18

曲間のMCがハイテンションで「楽しくて髪の毛ボッサボサになっちゃったね笑」と、話す水谷怜さん。気持ちが伝わってきてこちらのテンションも引き上げられる。
からの、「お聴きください、24×18」。
以前の初お披露目の際、「ファンの皆さんへの感謝を込めて作った曲です。80sディスコミュージックを意識して作りました。」と言っていた曲。
今回のライブバージョン。私の中では、80sのメロディアスな雰囲気そのままに癖の無い痛快Funky dance music に受け取った。聴いてると身体が自然に動き出す様にダンサブル。それでいて、しっかりしたメロディが心をスイングさせる。
この曲ほんとに気持ちいいんですよね〜ほんとに好き!!

水谷怜さんはハンドマイクで、スィンギーに身体を動かして気持ち良さそうに踊りながら歌う。ボーカルはさっきのroomとは真逆で、声がシンプルでフェイクやビブラートに癖が無い。そしてサビの「ダーリン…」の地声と裏声を行き来する所がこの曲の一番好きポイント。そしてそして、サビ終わりに入る「hoo」。水谷怜さんが意識しているかは解らないが、マイケルジャクソンばりの「hoo」がめちゃくちゃヤバイ!曲中3回入るのだけど、ラスサビの「hoo」が、溜めて溜めて「hooooo!」。
もう、大好きすぎてたまらない曲!

曲の入り初っ端のEギター、めちゃめちゃファンキー!聴いた瞬間『Highway chile / Jimi Hendrix』のイントロを思い出した!(ジミヘンはFunkmusic ではないですが、その要素が入ってる気がしてます)
終始カッティング演奏でファンキーサウンドを盛り上げている一方で音に癖がないので、凄く爽やかな印象を受ける。

そして、実は最もファンキー立役者はベースの様な気がしてる。Eギターの裏でグルーブ感を生んでいる。時には、キレ良く弾いたり、時には粘り?捻り?を効かせたり、メロディを奏でたり。各間奏で入るソロも色気があって、めちゃくちゃカッコ良くて、聴いててなんだか「うおおおお!」って、嬉しくなる!

今回の『24×18』1と2コーラス間の間奏が、Christmas LIVEの時から大きくアレンジされている。Eギター意外の演奏が一瞬ピタっと止まる瞬間があって、ノリに緩急を与えている。これがまたグルーブ感を生んでる気がする。そして、ここでのドラムの存在感、ドラムの有無でのサウンドの奥行きの違い、ドラムがサウンドに重みを与えている事を感じる瞬間。間奏部以外が比較的シンプルなリズムだけに、間奏部でのリズムの変化が間奏のメロディをよりエモーショナルにさせる。かっこいいなあ。

そして、キーボードはピアノサウンド。この曲では殆ど裏方に徹していて、フランス料理等の料理に載らず、皿に載っているソースの様に、男っぽくなりがちなバンドサウンドを裏から華やかに彩る。間奏のソロ部でも大きく躍動することはなく、概ね低音を保っている感じがなんだかとてもいじらしく感じたww
同時に、キーボードの無い女性ボーカルバンドでは、かっこよさが強調されがちではあるが、脇役でも、Alanさんのキーボードがあることで、水谷怜さんの気質の可愛いらしさをよりサウンドに反映させた楽曲作りができているのかなと感じた。

水谷怜さんの手拍子を求める時の観客とのアイコンタクトが本当に楽しそうで、観る側も気持ちが弾んだ。
ダンサブルでグルービーなのに、楽器隊が生み出す痛快感と水谷怜さんボーカルの優しい雰囲気がこの曲のスィンギーさを生み出していて、大好きな一方で不思議な魅力を持つ楽曲だなあと感じた。

M4. 傷

「友達の体験を聞いて、友達の気持ちがとても素敵だなあと思って書いた曲。大切な曲です。」
今回ライブ唯一のバラード曲。水谷怜さんの楽曲としては、歌詞の内容が割と具体的になっている曲で、友達の実体験に基づく内容が痛切に聴き手の心を揺さぶる。

この曲では水谷怜さんはアコギを持つ。イントロからサビメロで入る曲。イントロ後、アコギと音数の少ないEギターのみとなり、合わせて照明が落ちる。この静けさが、これまでの3曲とのテンションの差を際立たせ、一気に世界観に引き込まれる。ボーカルに集中する事で、歌詞
「悪あがきだって、出来たはずだけど、嫌われたくなかった」
「今でも望まんでしまう未来」
等が痛切に心に染み込んでくる。
そして、「二人はもう戻らない」から、一気にボーカルの感情が込み上げ、バンドサウンドも一気に沸き上がる。そしてサビ「私の初めて、痛くて愛おしい日々よさよなら」の歌詞でボーカルの感情が溢れ出す。ボーカルの強弱と抑揚、顔とボーカルの表情に込められた感情。まるで、友達(曲の主人公)の話を聞く場に居るかの様に友達の感情の変化が心に伝わってくる。
映像として楽曲の全体的世界観を伝えるYoutube版MVのイメージ映像とは違い、直接水谷怜さんの表情とボーカルに触れる事で、楽曲に込められた感情を直接受ける事のできるライブ。ファンにはとても貴重で嬉しい場所だと感じた。

そして、水谷怜さんの後ろでドラムを叩くしょーち。さん。普段あまり感情的な表現を見ないのだけれど、今回、この曲では、凄く感情的な演奏を見せていた。配信では、曲中カメラが写した時にだけ観る事ができるが、サビに入ると全体映像に切り替わり、しょーち。さんが映る。一打一打に感情を込めて叩く。一打一打を全身で叩き、曲の感情をドラムの音で表現している。水谷怜さんのボーカルとメロディの感情にしょーち。さんのドラムの感情が加わって、気づいたら涙が流れていた。

『傷』はYoutubeでもご覧いただけます👇

M5. 今日

『傷』が終わって、水谷怜さんがアコギを置くと間もなく、「ダダッダ ダダッダッツタ」とドラムが鳴り始める。聴き慣れたリズムに直ぐに『今日』と気づいた。
「最後、楽しい気持ちになって帰って欲しいと思ってこの曲を選びました。」と水谷怜さん。
とてもハッピーな楽曲で聞くたびに気持ちが明るくなる大好きな楽曲なのだけど、何度かのライブでこの曲がラス曲として使われていて、この曲がライブで流れるとライブが終わりを迎えるイメージを持つ様になった。
コメディタッチの映画を観て、笑ったり泣いたり怒ったあと、エンドロールのミドルテンションのハッピーソングを聴いて、ほっこり楽しくもどことなく切なさを感じる感情に似ている。悪い意味ではなく、『今日』だからこそ生まれた、一言では言い表せない奥ゆかしい感情。ライブのエンドロールとして本当に相応しい楽曲だと思う。
こうした『今日』独特の感情に浸りながら、今日のライブを振り返った。

可愛い声ながらも、感情を赤裸々に表現する楽曲でぷらそにかライブ全工程のトップバッターを堂々と歌った爽ちゃん。
DTMやループステーションを使ったオシャレでカッコいいサウンドながら悲哀のボーカルが素敵なのRYOEM君。
普段のふんわりしたイメージとは違ったかっこよく、逞しさすら感じる楽曲を歌う遥河ちゃん。
そして、水谷怜さんの各楽曲。

と、振り返りつつ今日のメロディに浸っていると、2Bメロ、突然曲調が変わった?!
え?!おおお?!ジャズアレンジ?!
叩き起こされた感じwww
やられた〜、ただでは終わらなかったあああ。

そして、曲オーラス。
「ぷらそにか5daysまだまだまだこれからです!もっとみんなで盛り上げて行きましょー!!」
水谷怜さんの最後の張り上げた言葉と共にバンドサウンドが盛り上がる。これに対する自分のハイテンションな感情とは裏腹に同時に湧き上がる切ない感情。頭の中わけわからないまま再び涙が流れていた。(おわり)

『今日』はYoutubeでもご覧いただけます👇

あとがき(曲名ではありません)

今回のライブ、過去上位に入るくらい良かった!!!感動はもちろんのこと、今までのライブとは違う何かがあった!!!
ぷらそにかとしての水谷怜にとってはある意味ホームだけれど、水谷怜バンドにとっては、初のアウェイ会場でのライブとなった今回。ライブ初めからハイテンションの水谷怜さんからいつもと違う何かを感じていたが、二曲目『room』辺りから、バンドメンバーの皆さんからも同じ何かを感じ取る様になっていた。
具体的に何かはわからないけど、「やってやるぜ感」を感じた!水谷怜さんを含めたメンバー各々のバンドマンとしての血?信念?根幹?を見た気がする!普段、配信ライブでは、人の良いアットホームなメンバーの皆さんだけど、今回バンドマンとして本当にかっこよかった!
言っても仕方ない事は解っているけど、やっぱり、この空気を現場で体感したかった!!!

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