見出し画像

tiny flowery day Vol.1〜sunflower〜 水谷怜さんライブ感想


概要

Date:2023年8月20日
At:下北沢DY CUBE

Act1:美稀

Act2:水谷怜(Vox,Gt)
        清水”Alan”哲詩(Pf)

今後、2ヶ月に一度行われる水谷怜さん企画定期ライブの一発目。副題にもあるひまわりの様に明るくヘラヘラ(水谷怜さん談)した、とても楽しいライブになった。

M1.夏

久しぶりのギター弾き語りスタイル。
ギターのメロディが夏の終わりの様な哀愁たっぷりで、久々の弾き語りサウンドに心地よく浸れた。「もうすぐ夏も終わるんだなあ」と、思わせてくれる演奏だった。
ラスト「消えなーい」から間を置いてのギターアウトロがたまらなくかっこよかった。

M2.ゆうやけこやけ

照明が演出する視覚的効果と奥行きのあるピアノサウンド、時に感情を露わにするボーカルとギター。聴いていると、夕暮れ時に項垂れながら自転車を漕ぐ主人公が頭に浮かんだ。
ピアノの綺麗なサウンドの裏で響くギターの強弱に感情の移り変わりが感じられて、不安定に揺れる主人公の心情が胸に染み込んできた。

M3.素晴らしい世界

スバセカ?!しかも二人編成のスバセカ?!
以前も一度あったが、大分前のライブで、ものすご久しぶり!
前のめりに画面を見た。

アコギのミュートでリズムをとってイントロに入る。アコギとピアノのみのサウンド、、、希少過ぎる。次第にピアノの音数が増えていき、スバセカ特有のチルで小粋なサウンドがライブハウスに晴れ渡る。
今回のスバセカはオシャレな音楽バーで演奏されてそうなアレンジ!ディナーを食べながらワインを飲みながら聴いたら更に楽しそう!

このあとの「MC」で水谷怜さんは「今日は暗い曲ばかりもってきちゃった(M1〜M5について)」と、セトリに触れている。
一見陽気なサウンドのスバセカもその部類に入るということ。

M4.あとがき

「人生に疲れ切った時に描いた曲、この時期があったから今がある」
このコメントを聞いて、ふと、『あとがき』がYoutube発表された当日を思い出した。
あの日、再生と共に飛び込んできた、激情的で場面がパラレルに切り替わる歌詞とサウンドに引き込まれて、「この曲を理解したい」と、5時間ぶっ通しで見続けたのを覚えている。
今までのライブではこの曲について「大切な曲」とだけしか触れず、具体的な言葉はあまりなかった。今回の曲紹介の言葉から、水谷怜さんにとって、自身のある部分を吐き出し具現化した、分身の様なものと感じた。
冒頭の言葉を念頭に聴く今回の演奏は、 優しく美しいピアノのアレンジサウンドもあって、「救い」の様な何かを感じた。

M5.アイビー

主人公を思うが故、別れを選んだ相手の優しさだろうか、
主人公の愛情の深さに胸を締め付けられ、切ない恥なのに、どことなく暖かい楽曲の世界観にふと涙が出てくる時がある。

イントロは、ピアノが音数少なく、弱々しく震える様な声で歌い出した。
今回の演奏では、照明の効果もあってか、夜の入江で、対岸に街の明かりを見ながら話す主人公達の情景が浮かんだ。叙情的で、暖かい。
配信では、水谷怜さんの表情がよく見えなかった。表情を見ながら、声を聞きながら、アイビーの世界観に浸りたいと思った。
いつか出会えるといいなあ。

M6.24×18

嬉しさ満載の怒涛の告知の後に入る『24×18』。エンディング曲でちょっと寂しいはずなのに、今後の水谷怜さんの動きに、嬉しさとワクワクとで配信画面を見ながらニヤニヤしてた。

あとがき(曲名ではありません)

水谷怜さんのライブを観始めて以来、今回初めてリアタイを逃してしまった。アーカイブ機能を持つ、ライブ配信で観ることが多いとはいえ、水谷怜さんが歌っているその瞬間に観ているという事の意義は大きい。歌っている水谷怜さんと繋がっているという感覚、パフォーマンスのエネルギーを感じる事ができる。また、チャットでファン仲間と感想をシェアできないのも寂しい。

今年に入って、水谷怜さんの活動が活発化していて、既に、幾つかのライブや看板ラジオの公開収録に加えて、地元近くでのライブも告知されている。一方で、私は私事が重なり、来年4月までの間は現地へ行くことを断念した。
現地に行けない分、せめて配信リアタイだけはなんとか死守していきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?