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下北沢Laguna 【Crossroad】 (水谷怜さん)ライブレポート

2021年10月17日に下北沢Lagunaで行われた水谷怜さん参加のツーマンライブについて、ライブレポートを書きました。
お時間ある方は読んでいただけますと嬉しいです。

概要

[出演]
①Vox/Gt-水谷怜
   Pf-清水"Alan"哲詩
②Vox/Gt-門脇更紗

10月17日(日) 

会場 : 下北沢 Laguna

ライブ前

前回ライブレポのDY CUBE「21gの響界線」以来、2ヶ月ぶりの水谷怜さんライブ。

BIRTHDAY LIVE から21gの響界線までが1ヶ月しか空かなかったこともあってか、今回ライブまでの2ヶ月は長く感じ、とても久しぶり感だった。

故に、毎回訪れるあのライブ前ドキドキがいつもに増して感じられ、ワクワクも増し増し。

と、いう気持ちで配信会場にログインした。
ログインして間もなく、待ち受け画面がライブ映像に切り替わる。

そこには真っ白の膝下丈のワンピースを着て、前髪を切り揃えた清楚な印象のれいちぇるさんがギターを抱え立っていた。
背後は黒いカーテンに覆われそれに映える星の様に輝く白い照明が複数。
れいちぇるさんの雰囲気と相まって神聖さすら感じた。

M1.光

れいちぇるさんの姿に見惚れるのも束の間、静寂を破る様に、美しくしくゆったりした旋律でアランさんがピアノを弾き始め、それに続いてれいちぇるさんが歌い始める。合わせて照明が減る。
「けして甘いところ〜」歌詞とメロディで『光』と気付くが、CD版のバンドアレンジとは違い、月夜に嘆くかの様にトーンの低いボーカルとピアノ、重厚ながらもゆったりで静か、そしてどことなく美しいイントロの雰囲気に圧倒された。
そして、重厚さはそのままに、1サビからギターが鳴り始める。
節目節目で弦を弾くにあわせて肩を揺すり、ボーカルとギターに力を込めるれいちぇるさん。険しく、憂いの色濃い表情と嘆き悲しむ感情の込められたボーカルとギターの悲しげな音が曲の重厚さを作り上げる。
一方で、荘厳ながらも美しいピアノの旋律が周りを飾り、全体として、重厚さに美しい印象がブレンドされた『光』に圧倒され、早速感情が溢れてた。

MC1.
感情バッチバチの『光』から一転して、若干戯けた笑顔の自己紹介がとても可愛かった。

M2. 歌

砕けたMCの雰囲気の流れでピアノのイントロが流れる。
「お聴きください『歌』」で、キュッと表情が変わり、曲の世界に入るれいちぇるさん。イントロのピアノの波に乗る様に身体を揺らし、先程の『光』とは真逆の優しく、愛らしいボーカルで歌い出す。
青い照明に背後のカーテンが照らされ、青の世界に立つれいちぇるさん。白いワンピースが映える。
前回ライブ(DY CUBE 21gの響界線)と同じく、伴奏はピアノのみ。シンプルなだけに、ボーカルとピアノの美しさを堪能できるアレンジ。
ピアノのメロディに揺られ時折、身体、手足を、揺らすれいちぇるさんが可愛い。
ボーカル、ピアノのボルテージは徐々に上がっていき、2サビ辺りかられいちぇるさんのボーカルと、ピアノに力が込められる。やはり、『歌』の聴きどころはサビの伸びやかな高音ボーカルとビブラート。感情を込め、のびのびと歌うれいちぇるさんのボーカルに陶酔した時間だった。

MC2.
曲のスイッチが切れると、途端にまったりMCで、
アランさんと自身の紹介。
このライブハウスでは初めて、昼のライブも初めて。
トークの脈略が…初めて重なってかなり緊張してるご様子。私が観たライブでは過去一緊張してたなあww

『歌』Youtube版はコチラ↓

M3. 素晴らしい世界

れ「それでは3曲目 素晴らしい世界」
私「なにーーーーー?!?!」
Youtube版素晴らしい世界ではれいちぇるさんはエレキギターを弾いていたので、アコースティックライブの今回は完全に無いものと勝手に思い込んでいたところへの曲紹介。曲名を聞いた瞬間、画面の前で思わず叫んでた。
どんな感じになってるのだろうと想像する間もなく、れいちぇるさんギターが小気味良くリズムを刻み始める。続けて、エレキ版でも印象強いピアノがスタート。
「おおおおーー、素晴らしい世界だ、、、」
1Aメロ、1Bメロ、1サビ
「おおおおーー、なんてオシャレ」
Youtube版の爽やかながらも淡々とした雰囲気に比べ、ギターが暖かくなって、ピアノの華やかさが際立って、更に更に、れいちぇるさんが身体を小刻みに揺らし、ボーカルが弾んでる!トータルで、爽やかさ増し増し!
2Aメロからは、ピアノがトーンダウン。ギターもミュートしつつもリズムは続く。このアレンジ、単調な中にも1コーラス目と変化を与えて飽きさせない。さすがアランさんアレンジ。
ここからサビに向けて、徐々にボーカルの張りもピアノの華やかさも増していく。あの素晴らしい世界が優雅になって、まるで、生演奏付きの高級フレンチを食べてるかの様な雰囲気だった。

MC3.
お台場のススメトークww
スポッチャやミニチュア博物館のエヴァンゲリオンを楽しそうに観客にオススメするも、アランさんに「お台場流行ったの20年前」と言われ、ムスッとするのが可愛いかったww

『素晴らしい世界』Youtube版はコチラ↓

M4.love

「疲れてなかったら手を叩いたりしてくださいね、love!」
メロウ3曲連続からのloveーーーーーー!!!
やっぱり、loveはテンション上がるーーー!!アコースティック版loveはYoutube動画でもアップされており、何度も聴いてきたこともあって、ライブで聴けることの喜びヒトシオ!!
サビからスタートのこの曲、れいちぇるさんギターのみで助走をつけるイントロサビ。サビ直後ピアノがドカンと入って一気にテンションアップ。ボーカル、ギター、ピアノみんな弾む。聴いてる私の心も弾む。そして今日イチ ギターが映える。
2サビになると観客の拍手に乗って更にテンションアップ。リズムに合わせて全身縦揺れノッリノリ。揺れる前髪が可愛くて仕方がない〜。
落ちサビで拍手をコール。その仕草と笑顔が可愛くて仕方ない〜。
春風の様な、雨上がりの雲間から刺す光の様な気持ち良く爽快なアレンジにテンション上がりっぱなしの一曲だった。

MC4.
観客の手拍子を絶賛
私も会場でみんなと手拍子したかったー

『love』Youtube版はこちら↓

M5.アイビー

今日唯一の曲由来説明。
「大切なもの、心の支えを失った時でも前を向ける様に」として、作られた曲。
「お聴き下さい、アイビー」と同時に照明がダウン。蝋燭の様に瞬く少量のライトとれいちぇるさんをうっすら照らすスポットライト。
前曲のloveとは真逆の雰囲気に息をのむ。
優しく囁く様なボーカルで歌い出し、ギターも優しくボーカルを彩るアルペジオ。
Bメロから、ピアノが加わり、れいちぇるさんボーカルも全ての傷を包み込む様な慈愛の声に。
1サビになる頃にはギターもストロークに変わり声に悲哀の感情が込められる。
2ABメロ、一瞬低音になる部分のエッジボイス(?)サビで入る ガナリ、悲哀と慈愛の混在するアイビーという曲を象徴してる様でめちゃくちゃ心に沁みた。
そして、ラスサビ。悲しく、優しく、愛情深い、これらの感情が強く込められた力強いボーカルに引き込まれ、気がついたら涙が流れていた。
今回のアイビー、多彩に変化する声の表情に本当に圧倒された。

M6.落款

きた!落款はあると予想してた!
と言いつつもやはりライブは生物、イントロのスローパート、いつも以上にゆっくり、一言一言に思いを込める様に歌う。れいちぇるさんの美声とビブラートに「おおーーー」と感嘆の声が漏れる。
そこからミュートでギターを弾いて一気に加速。ボーカルのしっかりとした張り、かき鳴らすストロークギター(以前れいちぇるさん自身が言っていた)、ピアノも音圧を増す。
そしてサビ。ボーカルのガナリの破壊力がやばい!配信でも伝わる高音の音圧!何物をも貫通する高音ビブラート!気迫の歌唱!THE 水谷怜スタイル!!
デトックス!禊ぎ!痛快で晴れやかな気持ちでライブを見終える事ができた!

『落款』Youtube版はこちら↓

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