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水谷怜 × flagship FUNABASHI共同企画【tiny day 〜there are〜】ライブレポート


シンガーソングライター水谷怜さんのライブレポートを書かせていただきました。
少しでも多くの方に水谷怜さんのライブの魅力を知っていただけると嬉しいです。

今回も配信で視聴させていただきました。

概要

Date : 2021年10月23日
At : flagshipFUNABASHI

Act1.ドローフォー
Act2.MUDSNAIL
Act3.たまゆら
Act4.レトロリロン
Act5.水谷怜バンド
 Vox : 水谷怜
 Drums/Perc : しょーち。(One to Free)
 Bass : ダケちゃん(あのQUINTET)
 Gt : いくを(つぶGUY)
 Pf : 清水”Alan”哲詩(flagshipFUNABASHI)

4組目のレトロリロンが終わり、次はいよいよ本命 水谷怜バンド!
今回のライブ、配信側も転換を観れるという私にとっては初の仕様。楽器入れ替えのため、慌ただしく動いているバンドの皆さん。会場組の観客のみんなの様子も見える。そして、バンドの皆さんの合間を縫ってステージに佇むれいちぇるさん…今日は、ブラウンのケーブルニットベストに白シャツとデニムそしてM996とラフな服装。
あれ、れいちぇるさんギター無い…
そうこうしている内に準備が整い、れいちぇるさんはステージには立って客席と反対(壁側)を向いている。
次第にBGMの音量が上がり、
「おお?!来るよ来るよ」私のテンションも上がる。
BGMが消え、次の瞬間
「ハイ、ドーン。」と、れいちぇるさんが振り向く…歌わんのかいwww
PAさんが居ないらしく、PAをキーボード担当のアランさんがステージ上で兼ねるため、準備に手間取るとのことだった。
ライブってこういうとこがアツイ!

M1.役者

と言ってる内に準備が整い、「1、2ー  1、2  1234」しょーち。さんのカウントとともに、、、
「手ーににぎったー♫」
おお、一曲目は『役者』か?!
一曲目『役者』いいなあ。歌い出しの「手ーににぎったー」がLow テンションでハイビートの絶妙な雰囲気が、一曲目の景気づけのスタートダッシュに合ってる気がした。
おお、ハンドマイク…
左手肘から先を軽く上げて、左右の肩をビートに合わせて交互に踊らし、おすまし顔で歌うれいちぇるさん。弾き語りスタイルのスタンドマイクでは動きが制限されるが、ハンドマイクのため、好きに動ける様子。ノリノリの身体の動きに合わせてボーカルのテンションも高い気がする。

そして、今回の『役者』ドラムとベースが凄く目立って聴こえた。特にドラムのスネアドラム(?)が良く耳に入って、普段は『合言葉』や『捉えて』『love』の影に隠れてるけど、『役者』ってなかなかノリいい曲だなあと、今更ながら認識させてくれた。

Youtube版『役者』はコチラ↓

M2.合言葉

少しのMCの後「それではお聴きください、合言葉」
キターーーーー!!!
『役者』で温まっていたテンションが更に爆発!やっぱりライブで『合言葉』はアガる!
この曲をライブで聴くとやはりBDLを思い出す。ファンから贈る『合言葉』、れいちぇるさんから返しの『合言葉』。「れいちぇるさんの音楽に繋がれた気がして幸せの一時だったなあ」と感傷に浸りつつ画面を見る。
ハンドマイクで大きく動きながら、ハイテンションボーカルで歌うれいちぇるさん。そして、この曲のメロディで花形のエレキギターは、ドライブの効いた歪み増し増し音が冴え渡る。キーボードもロック調に鍵盤が弾む。このロックなメロディが『合言葉』の魅力の一つなんだよなあ。
ノリノリのリズムとサウンドに配信画面を前に、終始一人で身体でリズムを取って観ていた。

MC.2
「私が大好きなアーティストさんをお呼びして、とても幸せなんです」と、満面の笑みで話すれいちぇるさん。その表情にこちらも心が満たされた。

Youtube版『合言葉』はこちら↓

M3.遠い夢

からの曲紹介。
「ライブでやるのは初めてなんですよ…。遠い…夢」という少し勿体ぶった言い方に何かを感じる。
原曲は電子ピアノとシンセ、カホンによるアコースティックサウンドで、秋口の夜の様な、切なくも、暖かく、懐かしさを感じるラブバラードだ。

おもむろにイントロスタート。
あれ?お?エレキギター???
おおおお?!イントロ、Eギターが入ってる!!!
原曲では電子ピアノで始まるイントロがいくをさんのEギターで演奏されていた。
そして、徐々に優しいキーボード、控えめのドラムが加わり、サビから、ベースとドラムがドンっと入ってくる。
おお、これは『遠い夢』バンドバージョン!いや、ロックバラードアレンジだ!!
澄んでたEギターはいつの間にかドライブで音が歪んでおり、2Aメロでは、ベースとドラムのみのパートがある…ちゃんとベース、ドラムの見せ場を作ったアレンジ、カッコいい…あの『遠い夢』がカッコいい…。
落ちサビ前の間奏でもハードめのエレキギターが前に出て、そして、メンバー全員が感情をぶつけるラスサビでは左手を空に掲げた 水谷"ブルーススプリングスティーン"レイチェルがステージに立っていた!

MC3.
「コロナが出始めた頃はライブすらできなかったのが、徐々に無観客ライブができ、今こうして有観客でライブできている。参加して下さったアーティストの皆さん、観客の皆さん、スタッフの皆さんにとても感謝して感極まっています」の言葉にこちらも感極まった。

Youtube版『遠い夢』はこちら↓

M4.あとがき

「この曲、普段私はギター持ってるけど、持ってないので、いつもと違って聴こえたらいいかな……『あとがき』」という曲紹介から、若干の静寂の後、Eギターでイントロスタート。
原曲ではイントロをアコギが奏でる。
ドライブ強めのサウンドでアコギの歪み感を踏まえてる感じ?
そして直後のEギターパートに入ると、ドライブを弱めに切り替えて、原曲と同質のエレキギターの音になる。

過去の恋人を忘れられず、前を向くことができずにいる主人公を描いたこの曲、れいちぇるさんのオリジナル曲の中では、悲しくも情熱的なボーカルが特徴的な曲となっている。
れいちぇるさんはイントロ中曲の世界に入っていく。今回のライブ、アコギを持たず歌に集中できるということもあってか、ボーカル、表情共にいつもに増して感情が込められている様に感じる。
そして、落ちサビ、原曲ではアコギパートだが、行進曲の様なドラムとベースのみの演奏で徐々に盛り上がり、大サビに入っていった。このアレンジも気持ちよかった。

Youtube版『あとがき』はこちら↓

M5.あの夜に

本日ラス曲曲紹介「自分らしく生きていこうと思って書いた曲」
お?これは、あの曲か?と、思った瞬間
「の前に、バンドメンバー紹介ーー」
で、ミュージックスタート!
おお???聞き慣れないメロディ、凄くスウィンギーだぞ???
え?まさかの新曲???
と、テンション上がっている内に、バンドの皆さんを紹介。
Eギターいくをさん、キーボードアランさん、ベースダケちゃんさんの順に演奏に加わっていく。
これに合わせて私のテンションも上がっていき、しょーち。さんが紹介された直後…
「結びー忘れたー♫」
おおーー!?『あの夜に』かーー!!
新曲じゃなかったけど、ノリノリ スウィンギーアレンジでめちゃくちゃ素敵だ!!
テンション 爆上がり!!大興奮だった!!
弾むギターのカッティングとジャジーなドラム
リズミカルなベースとポップなキーボード
楽しい!!楽しい!!楽しい!!
と同時に、この素敵なノリノリサウンドから滲む「ライブ終わる」感を感じ取る。
「とは言え、アンコールがあるかも」の思いで、寂しさを押し殺し、曲終わりまでノリノリで楽しんだ。

Youtube版『あの夜に』はこちら↓

EXTLA.今日

「皆さんに笑顔で帰っていただきたいのでこの曲選びました」との事でアンコール曲は『今日』。
いつ聴いてもこの曲は幸福で気持ちいい。そして、楽しい。
あと、ライブ最後に使われる事が続いたためか、エンディングテーマ曲のイメージになりつつあるなあと思いながら、画面を前に手拍子を打った。
今日もれいちぇるさんの微笑む姿を見て幸せ溢れた。

Youtube版『今日』はこちら↓

あとがき(曲名ではありません)

今回のライブのタイトルとなった『tiny day』という名前。以前、れいちぇるさんの2回のレコ発ライブで使われていたもの。レコ発と言えば、大事な節目のライブになるので、今回もなんらかの思い入れを持ってこの名前を使ったのではないかと想像している。
そして、私自身も、「レコ発ライブに行きたかった」という思いから『tiny day』の名前に思い入れを抱いていた。
そんな状況での、れいちぇるさんのあの幸せそうな表情…会場でこの場に立ち会いたかった。

話は飛ぶが、今回のライブで、
れいちぇるさんの歌っている姿、バンドの皆さんの演奏を観て、「Youtube版では見る事ができない演奏の様子を観れる」これもライブの醍醐味だと、改めて噛み締めた。

そう言えば今回は「がなり」がなかった気がするなあ。

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