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ブロンプトンで南会津の秘湯へ行ってきた。其の壱 木賊岩風呂

ブロンプトンで秘湯へ行こう。秋色に染まり始めた南会津へ日帰りで行ってきた。

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GOTOトラベルのおかげで人気観光地はどこも混み混みだ。観光事業者の皆さんには福音かもしれないが、私が旅に求めている大切なものはそういった観光地には存在しない。しかし、こんなときにも静謐を保ち、あなた方の乾いた心と肌を必ずや潤してくれるとっておきのディスティネーションがある。南会津の木賊集落と湯ノ花集落だ。いずれも長い歴史を持つ湯の里である。

朝6時半発の東武特急で南会津へ。南会津へはえらく時間がかかるので昔は往生したが、東武が最近、特急の直通電車(リバティ)を設定してくれたので非常に助かる。

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車窓から山を見ると男体山は既に冠雪している。黒い点は渡り鳥の群れ。もうそんな季節なのだ。

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下今市駅で東武日光行きと切り離される。

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野岩鉄道を経由して会津高原尾瀬口駅へやってきた。

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会津バスに乗り、木賊口まで。

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帰りの時間が決まっているので、ブロンプトンを全速力で木賊へ走らせる。1分でも極上湯を味わいたいので。

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秘湯マニアの間で常に上位にランキングされる木賊温泉岩風呂に着いた。

4月の洪水で上モノがすべて流失して岩風呂も土砂に埋まってしまったらしいのだが、木賊集落の方々のご尽力で岩を穿ってできた足元湧出風呂だけはなんとか復活したと聞いてやってきたのだ。

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これは!岩とコンクリートの基礎部分以外なにも無い。

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しかし湯舟は完ぺきだった。砂礫はすべてとり除かれてキレイになっていた。地元の方々のご尽力には感謝しかない。

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足元湧出も以前の通りだ。硫化水素の香りのする良湯がブクブクと湧き出ている。

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むしろ野趣があって野天風呂気分だ。極楽極楽。

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(続く)