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秘湯のススメ

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とっておきの秘湯をご紹介。
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#自転車で登山

再訪したいとっておき秘湯セレクション

(秘湯各記事は #自転車で秘湯) (最新の『再訪したいとっておき秘湯セレクション』はこちら) 世界中が新型コロナで大変なことになってしまいました!noteを見ているみなさんは世のため人のため自分のために不要不急の外出をやめて家に籠っておられるのではないかと推察いたします。 こんなときこそ、事態が収束したあとの楽しいことを考えませんか。私がこれまでブロンプトンで訪れた秘湯の中で、再訪の機会を待ち望んでいるとっておきの秘湯を本日から緊急事態宣言が解除されるまで毎日ご紹介してい

ブロンプトンで箱根の山を登ってきた。

ブロンプトンで登山。箱根の山に登ってきた。秘湯にもいってきた。 [走行データ] ルート 箱根湯本駅→姥子温泉秀明館→芦ノ湖、旧東海道経由→箱根湯本駅 距離 往路14.67 km 復路21.15 km 計35.82 km 使用機材 M6L-X(チェーンリングは今回のみ44Tの山仕様) 早朝、箱根湯本駅からスタート、箱根の山をブロンプトンで登っていく。 宮ノ下までノンストップで走行。富士屋ホテルの前で水分補給休憩をとる。 どんどん行きます。底倉温泉の橋を渡る。 予報より

八丁湯2

八丁湯に着いた。 鬼怒川は暴れ川で奥鬼怒上流部もしばしば川筋を変えてきた。1902年(明治35年)の豪雨で日光澤温泉が流出した際、鬼怒川本流が南に移動したため北側に河原ができると、そこに温泉が湧出しているのが発見された。それが今ある八丁湯だ。1929年(昭和4年)、鈴木富次郎氏が国有林を借地し、この地に「八丁湯」として温泉宿を開いた。 予想外に荒れた林道で手間取ったので、スケジュールはかなりビハインドしている。宿の御主人にご挨拶して500円を支払って、急いで名物の露天風呂

八丁湯

夏も終わろうとしている頃、奥鬼怒にある『八丁湯』へ行ってきた。 奥鬼怒温泉郷は関東平野の北端部に位置する。鬼怒川源流の谷合いにある。一般車通行止めの奥鬼怒スーパー林道の先に、日光澤温泉・八丁湯・加仁湯・手白沢温泉の四湯がある。 八丁湯の発見は江戸時代の天保年間とされ、最も古い湯とされるが、湯治場としては、嘉永年間(1852年)に日光澤温泉がまず開かれ、その後、日光澤から「八丁」の距離があることで八丁湯と名付けられたという説がある。 しっかりとした宿が建てられて温泉郷が形成

横向温泉 中の湯旅館2

横向温泉に着いた。 受付を済ませ、湯船に急ぐ。 見た印象では非常にごちゃごちゃしているのだが、実はとても掃除が行き届いているのだ。置いてあるものにも一つ一つ意味がある。 開き戸を開けると。 廃墟のようだが、明らかに名湯だ。奥の岩から直接湧き出している。崖湧出の湯である。湯治客が効能を求めて必ず入浴する古くからの「神の湯」らしい。これはスゴイ。 湯治の人がいつもワンサカいると聞いてきたが、さすがに山奥で朝の8時から朝風呂という好き者は私以外に居なかったようだ。 見よ

横向温泉 中の湯旅館

ある年のゴールデンウィーク初日、たまには超レアな感じの秘湯に行きたいなと思った。夏のヒルクライムレースに備えて、標高差500メートルから1000メートルぐらい坂を登ってトレーニングもしておきたい。 そうだ横向温泉に行こう。 伝承によれば横向温泉は、11世紀末、八幡太郎義家一行が奥羽征伐の際、弓で目を射られた白蛇が岩の割れ目から湧き出る湯で傷を癒しているのを見つけたのが起源と言われる。或いは別の古文書によると1661年に発見されたとの話もある。名称については、一説によれば女