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なぜ事業計画書が必要か

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まずは、事業計画を進めるときになぜ事業計画書が必要になるのか考えます。事業計画書が必要な理由は2つあります。


■  事業計画書を作ることで構想が具体的になる

事業計画書は、英語でビジネスプラン(Business Plan)といいますが、どちらの言い方もよく使われています。新規事業の事業計画のことを指す
こともありますし、既存事業の事業計画を指すこともあります。

おもに新規事業の事業計画書のことを指すことにしますが、既存事業の事業計画にも使えます。

さて、新規事業において事業計画書が必要な理由は、大きく2つあります。

1つは、事業の提案者または推進者自身が自分の構想を具体化するためです。

事業計画には、ビジネスモデル、マーケティング、事業収支などいろいろな要素、側面がありますから、すべての観点から事業が検討されていなければならないのです。

ちょっとしたひらめきでも、その後肉付けをしていったら、世の中を変えるような大きなアイデア、ビジネスになることもあります。

ですから、事業計画書で求められるいろいろな要素について検討して、まとめ上げなければならないのです。

よくあるのは、自分が得意なところばかり詳しくて、そうでないところの検討が足りていないケースです。

そうすると、自分自身にとっての事業計画としても不足部分があることになります。

検討してもらうために、わかりやすくまとめておくもうひとつの理由は、他の人に説明するためです。他の人とは、この場合、社内であれば上司や事業開発部、場合によっては役員や社長にまで事業の内容案を説明しなければなりません。

そうした際に、事業を立ち上げる提案であれば、少なくとも本書で述べるような項目を網羅していなければ、相手を説得、納得させることができません。

もし、あなたが起業して、本業に必要なお金をベンチャーキャピタル(ベンチャーに対して出資
することを専門にしている人や企業)から出資してもらったり、金融機関からお金を借りたいと思ったら、彼らに説明し、お金を出すことを承諾してもらわなければなりません。

彼らは、お金を出してもいいかどうかを判断するために、あなたが考えたプランを、本当に事業化できそうかとか、お客様が喜びそうかとか、その値段で売れそうかとか、出したお金が回収できそうか等、いろいろな観点から検討を加えます。

したがって、その検討に必要な要素は事前に検討しておいて、いつでも説明できるようにして
おかなければならないのです。

筆者の経験では、最初に自分がいいアイデアだと思っても、事業計画書に具体化していくと、途中で矛盾が生じてきたり、アイデアの内容そのものを見直さなければならなくなったりと、いろいろなケースが出てきます。

もちろん、いいアイデアが出ること自体はよいことですが、きちんと肉付けしてみて、最初から最後まで筋の通った計画にできるかどうか、確かめていく必要があります。

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■   事業計画書の作成目的

事業計画書の作成目的

→ 自分のアイデアの肉付け・具体化
→ 他者への説明

社内:上司、事業開発部、役員等
起業:ベンチャーキャピタル、金融機関等
社外:取引先、事業協力者等


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■  まとめ

私は普段、起業支援という仕事をしていますが、ほとんどの方は事業計画書がない状態でスタートしようとしています。

イメージだけで行動しようとする方が多いということですね。とてもそれはポジティブで素晴らしい事ですが、しっかりと自分を客観視する為にも事業計画を作ることをオススメします。

先程ふたつの意味があると書きましたが、自分自身の為であり、対外的にも使えるということです。

事業を進める中で、ブラッシュアップするタイミングは当然必要ですが、自分の人生を一度棚卸しする意味でもしっかり作成してみましょう。

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