見出し画像

産後うつかと思ったけど違ったようだけど苦しさとの戦いは変わらない話

2人目の産後5ヶ月ぐらいまで

本当に自己診断なのでこの言葉を使っていいのか分からないですが、当時の私はこれが産後うつってやつかと思って日々を過ごしていました。

2歳8ヶ月の娘と生まれたばかりの息子。夫は基本仕事で家にはほぼ不在。産後1ヶ月半以降の実母が帰宅した後はほっとんどワンオペでした。。

1人で育児って本当に危険。まっっったくいいことない。

市の4ヶ月検診の時には、担当保健士の方にはとても心配されて「心療内科に行ってみるのも一つの選択としてありだよ」と言われるぐらいだからやはり人から見ても産後うつっぽさはあったのだろう。

そして実際に心療内科に行ったのだが予約が取れたのが約1ヶ月後だったお陰と言うべきか、その頃には割と精神の波も落ち着いていて、お医者様も「なんで来たの?」状態だったのである。今思えば予約をした事で産後うつと診断されまいと模索したのかもしれない。

でも。今振り返ってもきつかった。

1人目の時も波はあったが、2人目の方が私の場合はきつかった。自然と涙が出てきたり、無気力と気力MAXを行ったりきたりするような感じで、波が無気力に入ると布団から体を起こすことが困難になるほどだった。そして心は「無」。

悲しいでも苦しいでもなく。何も感じない虚無。

これはおかしいなと思っていた。しかし、心療内科受診への1ヶ月でなんとか自力で普通ぐらいまで持っていけた。

理由は大まかに4つだと思う。

①家から外に出て人とすれ違うようにした

一つ断っておきたいが、2人の子供を連れて外に出ること自体がまずは大変だった。2人分のオムツ&お尻拭き、着替え、飲み物、食べ物。ぐずった時用の虎の子何か。タオル、ゴミ袋、帽子などなど。それらを準備する、しかも外出の直前にうんちなんかは日常。それでも外に出て、誰かとすれ違うだけで大袈裟ではなく救われたのだ。

「あのおじさん、マスクしないで歩いてるや」って。そんなちっちゃなことだけでもとんでもなく大した刺激になるんですよこれが。

「あのおばあさん横断歩道じゃないことろ歩いてるや」とか。オムツ変えて授乳して遊んでご飯食べさせてお風呂入れて寝かしつけて泣かれてオムツ変えて授乳して泣かれてオムツ変えてのループから自分を連れ出すってほんまめっちゃ大事。でも家の外に出るまでの育児と並行した荷造りのプロセスに挑む鋼のハートも必要。

②行政の支援を利用した

市の4ヶ月健診時に保健士さんが紹介して勧めてくれたNPOの支援団体がやっているサービスを素直に利用した。イギリス発祥?のシッターなどとは違う側にいて寄り添ってくれるホームスタートという支援を利用した。

ホームスタート自体も本当に救いとなったが、この利用により顔見知りが増えて街中で支援団体の人とすれ違うと声をかけてもらう機会が増えたのだ。

つかず離れずすれ違って挨拶を交わす、知っている人が街に居る。それがこんなにも救いとなるとは。知人大事。

そして、想像でなんだか嫌に思っていたママ友は友ではなく同業他社であり、戦友のようなもので。ベタベタするものでもなく、すれ違い様にエールを送り合うようなもので良いんだ。と思い至るいいきっかけにもなった。

そして知人となってくれた支援団体の方のほとんどは子育て経験者で、諸先輩方なのだ。心強い存在である。

③めちゃくちゃ美味しいコーヒースタンドが近所にできた

近所の児童館の公園で子供を遊ばせていたらふと見えたお店が、飲み物メインのお店でそれはもうべらぼうにコーヒーが旨かった。飲み物というのも子育て中には非常に気楽に楽しめて、段取りがうまく行って2人の子供が同時に昼寝してくれた時なんかは、美味しい飲み物を飲みつつ深く深く呼吸ができたのが涙が出るほど嬉しかったのだ。

当時は4日連続で通ったりした。

④noteを始めて心の声を外に放出した

育児ってなんじゃこりゃ!ってことをもっと具体的に、文章で書き殴ることで本当にスッキリしたし、整理もできた。育児は子供の成長と共に待ったなしで進んでいくので、同じ悩みも、同じ解決法もなくて、その時の自分の悩みすら未来の自分からするとちっぽけに思えたりもするし、本当に忘れて言ってしまう。

あんなに苦しんで、あんなに悩んで、あんなに頑張ったのに。

あの時の自分をきちんと存在させておきたくて今も書いている。

有難うnote

産後うつは抜けたと思う。しかしそれでも波はある。

そうやって色々もがいて心療内科で「なんできたの?」と言われるほどには自己回復ができたが。育児というのは毎日とてつもない威力で心を折りにやってくるのだ。

これからも荒波に揉まれ続けるであろうが、できるだけすれ違う同士にはエールを送って、いつかの自分を弔っていきたいと思っています。

そして負の部分だけじゃなくて、育児の中でああこれは幸せ過ぎる!って思うことも書けるようになりたいものだなと思うこの頃です(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?