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【「映像の雰囲気」を作るポイント】放送部 映像制作BasicTips #09

みなさん、こんにちは!なかちゃん です!
(相変わらず不定期ですが)2022年もよろしくお願いいたします!

前回の「映像制作BasicTips」は「大会要項に載っている用語」についてお話しておりました!(覚えてますかね…?)

今回からは新しいテーマに入っていこうと思います!
今回は2回に渡ってお送りします!ちなみに余談ですが、いつも大体2、3回に分けて記事を書かせていただいておりますが、我ながら「毎度よく2、3回で書ききっているな」と思っています(十分長いけど)。

では、早速今回の内容に入っていきたいと思います!

1.今回のテーマ

今回のテーマは「『映像の雰囲気』を作るポイント」です。

突然ですが、この画像を見てください。

スライド1

この図に載せている「1番」と「2番」の2枚の画像ですが、それぞれA・B・C、どの時間帯に撮影したものでしょうか?

せっかくなんで、ちょっと考えてみてくださいね。



《……シンキングタイム……》



実際に考えてくれた人、ありがとうございます。
では、正解です。

スライド2

答えとしては、どちらも「B:昼」に撮影した写真でした。
夕方のような色味をしていた2番の写真は、あとから色味を「夕方っぽく見える」ように調整していただけなんです。

ということで、この「色味を調整する」というのが、今回のテーマ「『映像の雰囲気』を作るポイント」に関係してきます。

2.映像の「色」を調節する理由

さっきの例ではnoteなので写真を使いましたが、放送部のみなさんが扱う映像というものでも「色味を調節する」ということはよく行われることです。

でも実は、この「色味の調節」を行う理由というのは、大きく分けて2つあるんです。その2つとは、簡単に言ってしまうと「本物に限りなく近い見た目にするため」というものと「映像の雰囲気を作るため」というものです。
今回のテーマに繋がってくるのは「映像の雰囲気を作るため」に行う色味の調整です。

では、もうちょっと詳しく(ついでにちょっぴり難しく)説明します。

3.映像の色味を調整する「2種類の理由」

スライド3

2つの理由のうち、前者の「本物に限りなく近い見た目にするため」に行う色の調整は『カラーコレクション』と呼ばれます。説明の通り、映像を見やすくしたり、本物に近い見た目にするために、映像の色味を補正することを指しています。言い換えれば「修正作業」の1つです。

一方、「映像の雰囲気を作るため」に行う色の調整は『カラーグレーディング』と呼ばれます。説明の通り、映像の雰囲気や時間帯を作り込むために、映像の色味を調整することを指しています。言い換えれば「演出手法」の1つです。
今回のコラムの冒頭に出てきた2番の写真は、色味を調整してわざと夕方っぽく見えるようにしていたということで、まさにこの「カラーグレーディング」を行っていたということになります。

このように実は、映像の色味を調整する作業の中には「映像の雰囲気を作り込むため」に行われるものもあるんです。なかなかそういうイメージは無いかもしれませんけどね。

では、どのようにして映像の色味を調節すればいいのでしょうか?

ということで、今回はここまでです。
次回は具体的に、どうやって映像の色味を調整するかという点に触れていこうと思います!

後半は少し小難しいお話になってしまいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました!
次回の内容、少しでも興味があればぜひ読んでみてくださいね!

ご質問、ご感想、取り扱ってほしい内容などありましたら、記事のコメントやオンライン放送室のTwitter、個人のTwitter(@haldara709)にお寄せいただければ!(過去の記事についてでも大丈夫ですよ)質問には頑張ってお返しします…!

では、またお会いしましょう〜!

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