2022 SUPER FORMULA Rd.4 AUTOPOLISを振り返る
B.R.Mを取り扱っています、Viron Japan株式会社のエリック・ハダです。
すっかり間が空いてしまい、レースも本格的に動き出し、気がつけば序盤戦から中盤戦になりつつある時期になってしまいました。
B.R.Mは昨年に引き続き、レース、チーム、ドライバーのスポンサー活動を行っていきまので、皆さん、応援ほどよろしくおねがいします。
そして、ご案内が遅れましたが、B.R.M Athletesの藤波選手が監督／アドバイザーを務める「KF MOTORSOPOTRT」の車両（VITA）にもスポンサードします。2022年5月14日に行われた「FCR-VITA 2時間耐久」では塚田選手が総合2位、クラス優勝を果たしました。もてぎ戦、筑波戦ではポールトゥウィンも達成しています。VITAについては次回のネタとして取っておきたいので（笑）このぐらいに。
今さら、ここまでの序盤戦振り返っても、各メディアで触れられていますのでSUPER FORMULA第4戦の感想を書くことにします。
雨でも晴れでも天候に悩まされる
毎回、天気に悩まされることの多い、オートポリスですが、今年は晴天に恵まれたレースウィーク。
土曜日の予選でポールポジションを獲得したのは、ランキングトップの野尻選手。10分で行わるQ1でも、Q2でもトップタイム。今回は特にチーム・ドライバーによって、アウトラップから攻めていくか、といった戦略が分かれ、命運を左右するなか、さすがのポールポジション。3大会連続ですからね。昨年も「ストップ ザ ノジリ」なんてよく言われてましたが、予選での強さは、ちょっと別次元ですね。
しかしタイムから見るとQ2はP1の野尻選手が1'24.529、P12の佐藤選手が1'25.429。その差は0.9秒。日常で1秒、0.1秒を気にして生活することは無いですが、今のスーパーフォーミュラが如何に高レベルで行われているかわかりますよね。
ちなみに同日開催のF1スペイングランプリではトップ（C.ルクレール選手）とP12（E.オコン選手）の差は1.888sでした。
予選8番手からの逆転劇
優勝した平川選手はは予選では8番手と沈んだものの、1周目で3位に浮上、その後、SC明けではOTSを我慢して翌周2位に。2度目のSC明け直後にピットウィンドウオープンとなり、各チームの戦略に注目が集まる中、トップの野尻選手は15周、平川選手はレース距離約半分の20周目でピットに入ります。
MUGENのピットワークも素晴らしいものでしたが、今回、それを上回ったのは平川選手の走りと、IMPULのピットワーク（クルーが一人交代するというアクシデントは既報の通りですし）。
タイヤ交換後の野尻選手のペースが上がらないことも相まって、平川選手が実質トップでコースに。
その後はフェネストラズ選手の猛追を振りきりチェッカーを受けます。
このあたりの詳細は、SFのオフィシャルページや、AS-WEBのプロの記者の方の記事を御覧ください（笑）。
ポイントランキングから見えてくるもの
レース後の記者会見では自分自身でも驚いている、と語っていた平川選手。今季2勝目でポイントランキングは引き続き2位をキープしています。
ここで、ポイントを計算すると、野尻選手はレースポイントで58pt. 予選ポイントで9pt. の合計67pt.
対する平川選手はレースポイントで59pt. 予選ポイントで1pt. の合計60pt.
レースファンならおわかりでしょうが、予選結果がこの7点差を生んでいます。平川選手の今後の課題としてはこのあたりでしょうか？
チームポイントはcarenex TEAM IMPULが72pt. TEAM MUGENが63pt. でIMPULがリードしています。関口選手、笹原選手は前半戦はポイントが少ないですが、このままで終わる選手ではないので、中盤戦・後半戦に向けての巻き返しが楽しみです。あと、ひたひたと追ってきているのはKONDO RACING。山下選手／フェネストラズ選手とも実力は間違いないので、揃って表彰台に上がることがあれば、一気にポイントを稼いでくることもあるでしょう。
SUGOに住む魔物を味方にできるか
次戦は「魔物が住む」などと言われるスポーツランドSUGOですが、昨年、ウェットコンディションでポールポジションを獲得したのは関口雄飛選手。男泣きの姿が目に焼き付いています。決勝では福住仁嶺選手が初優勝を遂げるなど、ドラマチックな展開が多いのも事実。逆に言えば、野尻選手・平川選手がここでも優勝するとなるともう手を付けられない状況を生み出すかもしれません。
今週末はモナコGP、SUPER GTは鈴鹿と画面にかじりつきになりそうですが、そんなレース好きが生み出した腕時計「ピュア・レーシング・スピリット」を掲げる【B.R.M】をよろしくおねがいします。
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