占いで心底ビビった話

こんばんは、ブリタニーです。

皆さんは占いって信じますか?どんな占いに行ったことがありますか?
今日は、声に関する占いの話を。

声にはいろんな情報が詰まっています。
その人の感情、記憶、性格、価値観。
声からはその人の内面が漏れ出しているとも言えます。
自分が知らず知らずに抱え込んでいることやコンプレックス、本当はやりたいこと…。
それらを知ることができるのが「声占い」です。

「声占い」とはその名のとおり、その人の声からその人の性格や経験を見抜いてアドバイスをくれるというもの。
厳密に言えば、占いというより、耳の良さとか傾聴力とか洞察力のようなスキルとセンスを組合せた一種のカウンセリングと言った方が正しいかも。
とにかく、「こんなことできる人がいるのか」と衝撃を受けます。

声占いを行っている千恵子さんは、「家庭の温度を1度上げたい」とおっしゃっていて、本当の自分を知ることで毎日の生活が笑顔になれば良いなという思いで、活動しているそう。
ホームページには、「買い物や用事など無いような状態がおススメです。買い物をし忘れていたりすると、こえにネギを忘れた。。。しか出ないことがあります。」と書いてあって、ユーモアを感じさせます。
声から情報が読み取れる、と聞くと丸裸にされるようで抵抗を感じる方もいるかもしれませんが実際に千恵子さんにお会いすると、飾らない自然体の笑顔といい意味でゆる~い雰囲気に安心します。訛りのある話し方もキュート。

さて、私の声占いがどんなだったのかと言いますと。
「こんにちは、はじめまして」と挨拶してから、名前をフルネームで紙に書くところから始まりました。どうやら筆跡からも鑑定をしてくれるみたい。
生まれてから今までの簡単な経歴と家族構成を話したところで一言。
「小学校4年生かな?何かあった?」
ピ、ピンポイント。
実は私、小学校4年生のときに学校に行くのが嫌になってよく休んでたんです。
先生もクラスメートも大好きだったので、自分でもなぜ学校に行きたくないのかがさっぱり分かりませんでした。
そのことを話すと「うーん、なんだろう…比べられてるって感じ。お母さんがあなたと兄弟を比べてた感じだね。それで自分に自信が無くなっちゃったんじゃないかな。」と。
それを聞いてものすごく腑に落ちて。
同時に、「この人、すげー!!!」と感動。

私の母は、バランスの取れた何でもできる完璧な人で、頭が良くて、物事をよく知っているというタイプでした。
それは、小さな子供にとっては恐怖でもあり。
母が言うことは絶対正しいと思って育ちました。
私にはとても器用な兄弟がいて、彼にはできるけど私にはできない、と知らないうちに比べられることが多かったことを思い出しました。

自分で気づいてなかった心の中の小さなトゲ。
「比べられる悲しさ」が私の中にずーっと眠っていたんです。

さらに、占いの終盤で家族の写真を見せました。
人相(っていうのかな?)も見てくれるんです。
このコメントがコアな部分を捉えていて、ものすごく納得いくものでした。「あ、そうだったんだ」というような。
前述の母については、「うん、お母さん、あなたに嫉妬してるね。やっぱり女同士だからさ。あなたが自由に振舞っているのを見て、うらやましくなって嫉妬しちゃうんだよ。」と。
これを聞いて、母が私と二人のときに、ちょっとした嫌味を言ったり、応援してほしい場面で応援してくれない理由が分かった気がしました。
私が新しいことを始めようとしているときの母の顔。母が知らない世界について話す私を見る顔。あれは嫉妬だったのか…めちゃ人間ぽいな、と思ったのでした。

ちなみに、私が声占いを知ったきっかけの一つが、作家の吉本ばななさんでした。
千恵子さんが「どうやって私のことを知ってくれたの?」と聞いてくれたので、それを伝えると、ばななさんの人柄が伝わってくるようなエピソードも話してくれました。

でもですよ。
私、一言も「吉本ばななさんのファンなんです」って言ってないんですよ。ただ、「インスタでばななさんが写っていて興味を持って」と言っただけ。
鈍い私は、帰り道にそのことに気づき、「きっと私の声は”吉本ばななさんが大好きなんです!”とだだ漏れだったんだろうなぁ…」と不思議な体験をした一日を振り返りながら家に帰ったのでした。


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