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ウィンザーホースショー!

ウィンザーホースショーに出かけてきました。
こちらに来て初のホースショー!

感染者も実はかなり増えてきてはいるのですが、入院者数はあまり増えていないこともあり、大規模イベントも対策を施しながら開催できるようになっています。
かなりチケットの販売数も限られているようで、早くから売り切れに。
会場内も混雑することなく、着席のシートも左右前後に人が座らないようボランティアの方が割り振ってくれたりと、かなり快適に過ごすことができました。

駅から歩いて行くと、まず目に入ったのはショッピングコーナー!

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馬具屋さんはもちろんのこと、ショーで着るクラシカルな服やアクセサリー、家具やロッキングホース、そしてエルメスのお店も!
快適そうなタイツなどの専門店があったり、こちらの人が大好きなLe Mieuxのお店があったりと、みなさん色々と買い込んでいます。
特に、ゼッケンやブーツを買っている人の姿が目立ちました。
ゼッケンはおしゃれとしてついつい集めてしまうことでSNS上でも盛り上がっており、ブーツはこれほど多くの種類のものを試着できる機会が限られていることも関係しているのではないでしょうか。
ちなみに私の購入品は、ARIATのキャップと、ポロベルト。
キャップもベルトも探していたので、お目当てのものを買えたことになります。
また、使うかわからないので購入はしませんでしたが、ボディプロテクターも試着しました。
大人用ではなくティーンズサイズの小さい方で良さそうです。
10年以上前に日本で買ったものに比べてかなり厚手で、サイズも豊富。
しっかりと守られている感じがありました。
が、今のリュックには入らないので、電車で持ち運ぶの辛いなぁ。

そして、会場内にはたくさんの競技会場が!
まず目に入ってきたのは、ショーをしているアリーナでした。

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ショーはかなりの人気があるようで、馬の種類などごとにずっと開催されていました。
服装もトラディショナルで、ヘルメットの規制が厳しいイギリスとはいえ、昔ながらの猟奇帽タイプやハットを被ったライダーもいました。
馬車やサイドサドルでのショーもあるようで、美しい馬の見惚れてしまいます。

かと思うと、馬場の向こうの道をタイムスリップしてきたかと思うような馬車が走っていきます。

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奥の馬場ではポロのための騎乗技術を競っており、片手手綱での輪乗りや急停止から反転しての駈歩など、少しウェスタンのような動きをしていました。
実用的な動きとなると、このような動きに到達するのかもしれません。

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また、午後からは、ポニークラブの馬場馬術競技も。
こちらは子どもということで写真撮影は遠慮しました。
面白いのは、とても上手な子達なのに、速歩は軽速歩でもよいということ。
そして、ジャッジボックスはランドローバー!
馬場に入ってきていいですよ、の合図はクラクションで、途中でクラスが変わって馬場のサイズを変えたら車で移動。
さすがランドローバーを産んだ国イギリスです。

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そしてメインのアリーナではこの日は障害馬術を始め、先ほどの馬車のデモンストレーションや子どもたちの馬に乗ってのゲーム(とんでもなくレベルが高い)や、海外からのチームによるデモンストレーションなどが行われていました。

私が見たのは、5スターの障害馬術と、騎兵隊のデモンストレーション。
メインのアリーナの様子は、キッチンカーが並ぶエリアでも見ることができます。

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ちょうどこの日東京オリンピックの障害馬術の選手が発表の日。
その選手達の騎乗を見ることができました。

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コロナの影響で海外からの選手が少ないとはいえ、アイルランド、イタリア、アメリカなどの選手もおり、イギリスの選手が紹介されると一際大きな拍手が送られていました。
コースも見るからに難しそうで、垂直の後に狭めの間隔で大きなオクサーがあるダブルや、障害を3つ並べた幅の広いオクサーから始まるトリプルもありました。
優勝したのは東京オリンピックにも出場予定のモリー選手。

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東京でも活躍してもらいたいものです。

また、障害の撤収でも再びランドローバーが大活躍。

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最後は騎兵隊、Household CavalryとKing's Troopのミュージックライド。

Household Cavalryは、私にとってはいつもホースガーズで守っている馴染みのある騎兵隊で、アイリッシュドラフトとサラブレッドを掛け合わせた馬に乗っており、見る限りほぼ男性で占められています。

一方、King's Troopは英国陸軍の儀礼的な部隊で、女性も多い印象。馬はHousehold Cavalryに比べると小柄です。

Household Cavalryも素晴らしく、最後にイングランド、ウェールズ、スコットランド、そしてイギリスの旗を持って駆け抜けた時の歓声は感動ものでした。

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でも、King's Troopは迫力がすごい!

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6頭立てでその内3頭に人が乗り、隣の馬と同時に操って、野砲を引いていきます。そしてその直後にはさらに2、3頭の馬がついていきます。
この長い隊列が4組、馬場の中をところ狭しと走り抜けていきます。
最後には野砲を外し、野砲を操る人が乗っていた馬は他の人が自分の馬と一緒に手綱を持って隊列を組んで走ります。
前日のもやもやが晴れるような、感動的なショーでした。


本当はエンデュランスが見たくてこの日を選んだのですが、少し離れた会場でしているということで、車でない私は断念。
そして、この日はエリザベス女王もショーを見にこられていたそうなのですが、私はその場に居合わせることができず残念でした。

でもでも、初のイギリスのホースショー、しっかり楽しみました!
あと2つロンドンで開かれる予定のホースショーがあるので、無事開催されればぜひ行きたいと思っています。